エクレアに見える!シラナミイロウミウシさん
和名 | シラナミイロウミウシ |
---|---|
学名 | Goniobranchus coi |
分類 | 裸鰓目 - ドーリス亜目 - ドーリス下目 - イロウミウシ上科 - イロウミウシ科 - アデヤカイロウミウシ属 |
分布 | 西太平洋熱帯域 |
生息環境 | 八丈島では春から秋にかけて浅い岩礁域でやや稀 |
体長 | 最大6cm |
その他 | 模式産地はベトナム |
クリーム色のエクレアみたい
私にはクリーム色のエクレアに見えるんですが、みなさんはどうでしょうか。
体は卵円形で、外套膜は幅広く、側足の大部分を覆います。背面はクリーム色で、緑や褐色を帯びることもあります。
外套膜の中央部分の触角から鰓にかけて、波状の細い暗紫色線で囲まれる黄褐色域があります。この波線で囲まれたところに暗褐色の斑紋が散在し、マダラ模様になることもあります。
背面の周縁は青から紺色の線で縁どられ、中央の波線で囲まれた部分の外側にも暗紫色線で囲まれた黄褐色の眼状斑が入る個体もあります。
触角と鰓は背面中央の褐色域とほぼ同じ色で、鰓の外側の軸は白くなります。
外套膜の裏側は紫色で、特に頭部前縁は濃い紫色になります。
英語名はCo's Goniobranchus
Co'sはコさんの、Goniobranchusはアデヤカイロウミウシ属のウミウシになります。
コさんってだれよ!エクレアウミウシでいいやんって個人的には思いますがw
Chromodoris coi, Co's Goniobranchus
中国語名は扇贝多彩海蛞蝓
扇贝多彩海蛞蝓(shàn bèi duō cǎi hǎi kuò yú)と読みます。扇贝=ホタテガイ、多彩海蛞蝓=イロウミウシの仲間と言う意味になります。
なんでこれまたホタテなのか?色味ですかね?
砂糖がけのお菓子みたい!キカモヨウウミウシさん
和名 | キカモヨウウミウシ |
---|---|
学名 | Goniobranchus geometricus |
分類 | 裸鰓目 - ドーリス亜目 - ドーリス下目 - イロウミウシ上科 - イロウミウシ科 - アデヤカイロウミウシ属 |
分布 | インド・西太平洋熱帯域 |
生息環境 | 八丈島では1年を通して浅い岩礁域で見られる普通種 |
体長 | 通常1〜2cm、最大4cm |
その他 | 暗紫色のカイメンChelonaplysilla violaceaなどを摂食すると推定されている。模式産地はニューカレドニアだが、西太平洋の各地から報告されている。 |
和名の由来は
背面の幾何学模様のような模様が和名の由来となります。
砂糖がけのお菓子みたいできれい
海の中で見るとイボ状の突起が、砂糖がけのお菓子みたいな感じに見えます。
暗色線が白い斑紋を囲むような崩れた網目模様で、背面は淡褐色から紫色を帯びた白となります。
触角と鰓を囲むように暗紫色線が連なり、ほぼ左右対象の網目状の斑紋になります。外套膜前縁は白色で丸くやや広がり、周縁は紫色に縁取られ、裏面は紫色になります。
移動時にはこの外套膜前縁を上下に打ち振りながら移動します。
触角と鰓は黄色や緑色を帯びます。
英語名はGeometric chromodoris
Geometricは幾何学模様の、chromodorisはイロウミウシとなります。
和名も幾何学模様からきているので、おなじですね!
Chromodoris geometrica, geometric Chromodoris
中国語名は几何多彩海蛞蝓
几何多彩海蛞蝓(jǐ hé duō cǎi hǎi kuò yú)と読みます。几何=幾何学模様の、多彩海蛞蝓=イロウミウシの仲間と言う意味になります。
フリフリのフリルが特徴的!キイロウミウシさん
和名 | キイロウミウシ |
---|---|
学名 | Doriprismatica atromarginata |
分類 | 裸鰓目 - ドーリス亜目 - ドーリス下目 - イロウミウシ上科 - イロウミウシ科 - キイロウミウシ属 |
分布 | インド・西太平洋 |
生息環境 | 八丈島では、春から初夏にかけて浅い岩礁域で普通に見られる。特に冷水時に多い。 |
体長 | 通常15〜30mm、最大9cm |
その他 | Hyatella intestinalisなどいくつかの属のカイメンを採食することが知られている。 |
フリフリのフリルが特徴的
触角と鰓は黒、体地色はクリーム色で、背面が茶色い個体もあります。
背面の周縁は濃い茶色で、成長するにつれフリル状に曲がりくねります。触角と鰓の基部は体地色と同じ色で、触角鞘と先端は黒くなります。
前進する時には、鰓をリズミカルに揺らして移動します。
英語名はBlack-margined nudibranch
Black-marginedは黒く縁取られた、nudibranchは裸鰓類のウミウシとなります。
和名では体地色でしたが、英語だと縁取りで名前がついていますね。
Doriprismatica atromarginata, black-margined nudibranch
中国語名は黑边多彩海蛞蝓
黑边多彩海蛞蝓(hēi biān duō cǎi hǎi kuò yú)と読みます。黑边=黒い縁取りの、多彩海蛞蝓=イロウミウシの仲間と言う意味になります。
背面の細かい斑点が特徴!アンナウミウシさん
和名 | アンナウミウシ |
---|---|
学名 | Chromodoris annae |
分類 | 裸鰓目 - ドーリス亜目 - ドーリス下目 - イロウミウシ上科 - イロウミウシ科 - ミスジアオイロウミウシ属 |
分布 | 西太平洋熱帯域、おそらくインド洋熱帯域に分布 |
生息環境 | 八丈島では1年を通して浅い岩礁域で見られる普通種。 |
体長 | 通常5〜20mm、最大4cm |
その他 | Thorecta属の灰色のカイメンを採食する |
西太平洋・インド洋の熱帯域にいる普通種
背面の青い部分に細かい斑点が散在しているのが特徴です。周縁は細い白で縁取られ、その内側は黄色の帯になります。
背面中央の触角前方から鰓後方を囲む黒色線があります。正中線上の黒色線は両触角間だけに見られる個体が多いですが、たまに鰓直前まで途切れながら線がみられる個体もあるようです。
触角と鰓は黄色から橙色になります。
エリザベスウミウシに似ています
同じようなカラーリングのウミウシは幾つかいるのですが、特にアンナウミウシに似ています。アンナウミウシは青い体色に細かい黒点があるのに対し、エリザベスウミウシは鮮やかな青一色で背面に黒線があることで見分けることができます。
英語名はAnna's chromodoris
Anna'sはアンナさんの、chromodorisはイロウミウシということになります。
学名にannaeとついているので、そう呼ばれるのかと思いますが、どなたか学者さんのお名前なのでしょうか?
Chromodoris annae, Anna's chromodoris
中国語名は安娜多彩海蛞蝓
安娜多彩海蛞蝓(ān nà duō cǎi hǎi kuò yú)と読みます。安娜=アンナさん、多彩海蛞蝓=イロウミウシの仲間と言う意味になります。中国語名でもアンナさんの名前がついていますね。
夜は白斑が現れる?セグロチョウチョウウオさん
和名 | セグロチョウチョウウオ |
---|---|
学名 | Chaetodon ephippium |
分類 | スズキ目 - スズキ亜目 - チョウチョウウオ科 - チョウチョウウオ属 |
分布 | 南日本の太平洋岸、琉球列島;東部インド洋〜中・西部太平洋の熱帯域 |
生息環境 | 岩礁域、サンゴ礁域に生息。15m以浅の穏やかなところを好む。成魚はペア、幼魚は内湾の浅所に多い。 |
体長 | 最大30cm |
その他 | 成魚の腹部には数本の青色縦線があるが、幼魚には見られない。チョウチョウウオ科としては大型種。 |
和名の由来は?
背中に大きな黒斑があることから背黒(セグロ)チョウチョウウオとなりました。
種小名は背部の黒色斑を”馬の鞍”に見立て、そのギリシャ語ephippiumからきています。
成魚は背鰭の後方が糸状に長く伸びること、吻は同科のものの中では比較的突き出していること、背中の大きな黒斑などが特徴です。
幼魚はこんな感じ
セグロチョウチョウウオ (2006.07.02) | WEB魚図鑑
成魚に見られる腹部の数本の青色縦線と背鰭後方の糸状に伸びる軟条は、幼魚には見られません。
また、幼魚は目を通る黒色横帯と、尾柄に黒斑があります。目を通る横帯は成長と共に消えるか、はっきりしなくなります。幼魚時代の目の部分を通る黒色帯は、目を防御していると考えられています。
夜になると白斑が浮かぶ
夜間の休息時に多くの種で色が変わったりしますが、セグロチョウチョウウオさんは体が茶褐色になり、黒色斑を縁取る白色帯が目立つようになるそうです。
また、体側の後半部、黒色部の前後に白斑が現れるようです。
観賞用に飼育されます
体色が綺麗なので、ほかのチョウチョウウオと同じく観賞用に利用されます。サンゴ礁や岩礁に生息し、サンゴのポリプ、底生小動物、海藻と、何でも食べる雑食性です。
英語名はSaddle butterflyfish
Saddleは馬の鞍、butterflyfishはチョウチョウウオとなります。
学名の種小名同様に背中の黒い部分を馬の鞍に見立てて、こう呼ばれます。
中国語名は鞭蝴蝶鱼
鞭蝴蝶鱼(biān hú dié yú)と読みます。鞭(ムチ)蝴蝶鱼(チョウチョウウオ)という意味になります。なんでムチ?馬の鞍じゃなくて?って思いましたが、調べてもわかりませんでした。
台湾では、鞍斑蝴蝶魚(ān bān hú dié yú)と呼ばれ、意味は鞍斑(馬の鞍のような斑がある)蝴蝶魚(チョウチョウオ)となります。
その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
双子ぐらいそっくりなやつがいる、ハタタテダイさん
和名 | ハタタテダイ |
---|---|
学名 | Heniochus acuminatus |
分類 | スズキ目 - スズキ亜目 - チョウチョウウオ科 - ハタタテダイ属 |
分布 | 下北半島、南日本、琉球列島;インド・太平洋 |
生息環境 | 岩礁域、サンゴ礁域に生息。岩礁域では付着藻類、砂泥底では小動物を食べるとされる。 |
体長 | 一般25cm、平均15cm |
その他 | ムレハタタテダイに似るが、背鰭の棘は11本。この属の中で最も広域に見られ、大きな群れは作らない。 |
和名の由来は?
長く伸びた背鰭が白い旗を立てているように見えることが由来だそうです。
マジそっくりすぎなやつ
ツノダシも似ていますが、それよりもっと似ているのがムレハタタテダイ。
双子かと思うくらいそっくりです。
見分け方の5つのポイントを表にしました。
和名 | ハタタテダイ | ムレハタタテダイ |
---|---|---|
餌 | 水底のサンゴの付着藻類などを啄んでいる | 中層でプランクトンを食べる |
深度・群れ | 水底近くで1~2匹で泳ぐ(群れる時もあるが大きな群れは作らない) | 中層で群れている |
臀鰭の先端・ 白黒の境部分 |
丸い楕円になる | 白の三角模様が鋭利角 |
顎から腹鰭の形状 | やや湾曲する | 湾曲が大きい |
吻の形状 | 付着藻類を啄むので、口が尖っている | ハタタテダイよりは尖らない |
生息域も被っているし、本当に似すぎなので、ぱっと見ではあんまりわかりません。水中で見分けるには、ハタタテダイの方が体長が少し大きく、水底近くを泳ぎあまり群れないということで見分けるのが一番楽かもしれません。
こちらに写真が載っていますので、気になる方は見てみてください。
観賞魚としても人気
ハタタテダイの幼魚は他の魚のクリーニングをする習性があるようで、混泳可能なお魚と一緒にすると、幼魚が他のお魚を突いて泳いでる姿は可愛いと思います。
こちらに飼育方法と、さらに詳しい見分け方の写真が載っています。
たまに釣れる
釣りをしているとたまに釣れるお魚のようです。
極小の釣り針にオキアミかアミエビをつけて魚の前に垂らすと意外と簡単に釣れるとWikipediaに書いてありました。
狙って釣ることはないと思いますが、サビキ釣りで釣れるそうです。
詳しくはこちらをご参照ください。
実は食べられる
食味レビューで有名なぼうずコンニャクさんのサイトですが、お寿司にして食べていらっしゃいました。詳しい食味レビューはこちらでご覧ください。意外と美味しいらしいです。
英語名はPennant coralfish
Pennantは長旗で、coralfishはサンゴ礁に住む魚となります。見た目まんまですね。
中国語名は马夫鱼
马夫鱼(mǎ fū yú)と読みます。马夫鱼(馬を買う人+魚)という意味になりますが、なぜこう呼ばれるのかわかりませんでした。
俗に、黑白关刀(hēi bái guān dāo)と呼ばれ、关刀は関羽が持っている大刀のことで、背鰭の長いところを大刀に喩えているようです。
台湾では、白吻雙帶立旗鯛(bái wěn shuāng dài lì qí diāo)と呼ばれ、白吻(白い吻の)雙帶(帯が二つある)立旗鯛(ハタタテダイ)の意味になります。
その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Heniochus acuminatus
一夫一婦制!喧嘩で棘が刺さる!トゲチョウチョウウオさん
和名 | トゲチョウチョウウオ |
---|---|
学名 | Chaetodon auriga |
分類 | スズキ目 - スズキ亜目 - チョウチョウウオ科 - チョウチョウウオ属 |
分布 | 山陰地方、南日本の太平洋岸、琉球列島;朝鮮半島、インド・太平洋 |
生息環境 | 岩礁域。分布域が広い普通種。ポリプ、小型イソギンチャクを主食とし、ゴカイなど小動物も食べる。 |
体長 | 最大23cm |
その他 | ダイバーを怖がらないので、観察も容易。背鰭軟条が糸状に伸び、1大暗色斑があることが特徴。幼魚は夏頃に伊豆にも現れるが、親になれない死滅回遊魚(冬を越せずに死滅してしまう)。チョウチョウウオ科の魚は、浮遊期の稚魚をトリクティス幼生と呼び、頭部が骨板で覆われている。本種はこの期間が比較的長く、着底直後のトリクティス幼生が、比較的容易に見られる。 |
和名の由来は?
成魚の背鰭後方の軟条が糸状に伸び、この伸びた部分が硬い棘であることから、トゲチョウチョウウオという名前になったそうです。
トゲチョウチョウウオは一夫一婦制なのですが、雄同士の喧嘩で、このトゲが体側の鱗に突き刺さっていることもあるみたいです。
背鰭の黒斑でカモフラージュ
本物の目は黒い帯が横切り目立たなくなっています。そして背鰭にある黒斑を目玉と見立てカモフラージュしていると言われています。
背鰭の目玉目掛けて攻撃したら、棘が刺さりそう!
襲われる側からしたら、背鰭の目玉模様を攻撃されても致命傷にはならないし、逃げ切れる隙ができるのでしょう。
種によっては幼魚時代だけ目玉模様がある魚がいますが、これも全部カモフラージュです。目玉模様で自分を実際より大きく見せる「通称カニハゼ」も自分を大きく見せてるってことですね。
紅海版は黒斑がない
カモフラージュのための黒斑ですが、インド・太平洋版にはあるのに対し、紅海版にはありません。また、体側の模様の色が濃く黒に近い色になります。
飼育もされます
比較的丈夫な種だそうです。
縄張り意識が非常に強いお魚なので、混泳はNGのようです。
英語名はThreadfin butterflyfish
Threadfinはthreadが糸・finは鰭で「長い糸のような鰭条のある鰭を持つ熱帯海産魚」のことで、butterflyfishはチョウチョウウオです。
和名同様、糸状に伸びる背鰭が名前の由来でしょうね。
中国語名は丝蝴蝶鱼
丝蝴蝶鱼(sī hú dié yú)と読みます。丝(糸状のもの)蝴蝶鱼(チョウチョウウオ)という意味になり、トゲの表現が糸になっているようです。
台湾では、揚旛蝴蝶魚(yáng fān hú dié yú)と呼ばれ、意味は揚旛(旗を揚げる)蝴蝶魚(チョウチョウウオ)となります。
その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Chaetodon auriga
南国では食用・日本では観賞用、ニジハギさん
和名 | ニジハギ |
---|---|
学名 | Acanthurus lineatus |
分類 | スズキ目 - ニザダイ亜目 - ニザダイ科 - Acanthurinae - Acanthurini - クロハギ属 |
分布 | 南日本の太平洋岸、伊豆・小笠原諸島、琉球列島;インド・太平洋 |
生息環境 | サンゴ礁域に生息。波当たりの強い礁外縁の水深1〜3mに多く、素早く泳ぎ回る。 |
体長 | 最大38cm、一般25cm |
その他 | 特徴的な色彩で日本産の同科魚種と区別可能。尾鰭は特に成魚では強く湾入する。紅海にすむものは本種によく似ているが、色彩がことなり別種とされる。 |
和名の由来は?
ニジハギはその体側のストライプ模様が派手で鮮やかであることから、虹(ニジ)ハギという名前になった様です。
独特な色彩なので、すぐに見分けられます。また、特に成魚は尾鰭が強く湾入していて、ニザダイ科の魚とも見分けがつきやすいです。
ニザダイ科なので、毒針があります
ニザダイ科の特徴として、尾鰭の付け根に頭の方を向いた鋭いトゲがあります。普段はおとなしいですが、いざという時はトゲを横に飛び出させて体をすり寄せるようにして攻撃するようです。また、毒がありますので、棘には触らないように気をつけましょう。
おちょぼ口で藻類をかじり取ってます
波あたりの強い浅場の岩礁縁に生息しており、特に水深1~3mのかなり浅い場所に多く見られます。幼魚は潮間帯に多く、潮だまりに迷い込むこともあります。
成魚は通常群れで行動し、幼魚は浅瀬のがれ場で群れを作らず隠れているようです。
小なおちょぼ口ですが、ガレキサンゴや岩を突いて、主食の藻類をかじり取っています。主に付着藻類や海藻を食べますが、小型の甲殻類なども食べます。昼行性で、いつも素早く泳ぎ回っています。
成魚は縄張りを作り、大きな雄は複数の雌とハーレムを形成します。
求愛は1日のさまざまな時間に行われ、朝が産卵ピークですが、正午から午後にかけて行われることもあり、潮の干満に限られます。
紅海によく似たやつが!
紅海にそっくりさんがいるんですが、紅海のやつはAcanthurus sohal (Sohal surgeonfish ソハールサージョンフィッシュ)という名前です。ニジハギよりも縞は黒っぽく、シマシマの数が多くて細かいです。
南国では食用、日本では観賞用
カラーリングが派手なニジハギさん、サモアでは食用として利用されるようです。
お味の方はまずくもおいしくもないらしいので、日本人が食べないのも何となくわかる気がします。
日本では観賞用として飼育する人もいるようです。
海水魚ショップでは飼育が難しいとされる魚だということですが、餌付けさえ成功すれば、飼育しやすいとのこと。
自然界では藻類だけでなく、甲殻類も食べるのでその点に留意していただければと思います。
こちらに詳しく飼育法が載ってましたので、ぜひご覧ください。
英語名はLined surgeonfish
Linedは線を引いた・罫線入りの、surgeonは外科医、執刀医と言う意味になります。
surgeonfish=外科医の魚?と思われるかもしれません。
surgeonfish=ニザダイ科の魚を指します。
先に説明しましたが、ニザダイ科のお魚は尾鰭の付け根に棘があり、それを外科医のナイフに例えているのでしょうね。
別名はStripe surgeonfishとも。どちらにしろシマシマのストライプがあるニザダイ科のお魚ってことですね。
中国語名は彩带刺尾鱼
彩带刺尾鱼(cǎi dài cì wěi yú)と読みます。彩带(色テープ)刺尾鱼(尾鰭に棘のある魚=ニザダイ)という意味になります。
そのほか纹吊(wén diào)とも呼ばれ、意味は纹(縞模様の)吊(倒吊鱼がニザダイの仲間の意味)という意味になります。
また、台湾では線紋刺尾鯛(xiàn wén cì wěi diāo)と呼ばれ、意味は英語と同じで縞模様のニザダイの魚となります。
その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Acanthurus lineatus
非常にレアな1種1属の独特な体形!サラサハタさん
和名 | サラサハタ |
---|---|
学名 | Chromileptes altivelis |
分類 | スズキ目 - スズキ亜目 - ハタ科 - ハタ亜科 - ハタ族 - Cromileptes |
分布 | 南日本の太平洋岸、琉球列島;インド・西太平洋 |
生息環境 | 沿岸浅所のサンゴ礁域、岩礁域に生息。やや内湾的な場所を好む。 |
体長 | 最大70cm、一般60cm |
その他 | 体形と白地に黒の水玉模様があることで識別は容易。性格は大人しく、物陰でじっとしていることが多い。幼魚は体の地色が純白で美しく、ダイバーには人気がある。1種1属の独特な体形のハタ。日本では稀種。 |
一時期は絶滅危急種
国際自然保護連合 (IUCN)が定めるレッドリストで、2007〜2008年に絶滅危急種としてカテゴライズされていました。
現在では個体数情報の欠如と、この種に対する主要な脅威が特定できていないことなどで、2018年にデータ不足(DD)として変更されました。
しかし、気候変動や乱獲により個体数は減少中です。
究極の美味で非常にレアな魚であることから、高値で取引され、特に東南アジアでは顕著のようです。
東南アジアではシアン化合物をばらまいて窒息させ獲るという漁法が行われることがあり、こういった乱獲で、生態系やサンゴが傷つき、個体数の減少につながっています。
シアン漁を禁止している国もありますが、法律は実際には効果を発揮しておらず、依然として広い範囲で行われているようです。悲しい現実です。
かなりの高級魚
香港では細い頭部がネズミに似ていることから「老鼠斑 ロウシューバーン lou5syu2baan1(ネズミハタの意味)」と呼ばれ、ハタ類の中では最も美味な高級魚とされ、珍重されます。しかし、養殖が難しいため、香港では絶滅を危惧して、減少している種を食べないよう呼びかけが行われているらしいです。
相当な美味なのだと思いますが、サラサハタさんの今後のために、海で釣れたとしても、食べないでリリースして欲しいものです。・゚・(ノД`)・゚・。
幼魚は飼育もされます
飼育下での成長率は低く、水産養殖は主にアクアリストへの稚魚を供給しています。そのため、自然個体数の増加や食用需要の減少にはつながらないという現実です。
幼魚は体の地色が純白で美しく、アクアリストやダイバーに人気です。もともとレアな魚なので、購入するとしても高額のようです。
購入するとしても、そのショップがどういった経緯で仕入れたのかなど、気になるところです。違法な漁に加担はしたくないですもんね。
英語名はHumpback grouper
Humpbackは猫背、grouperはハタとなります。独特な形が猫背に見えるということなのでしょうね。
中国語名は驼背鲈
驼背鲈(tuó bèi lú)と読みます。驼背(ラクダのような背=猫背の)鲈(スズキの仲間のお魚)という意味になります。中国語では猫背はラクダ背なんです(*´∀`*)
その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Cromileptes altivelis
実は絶滅危急種!アカマダラハタさん
和名 | アカマダラハタ |
---|---|
学名 | Epinephelus fuscoguttatus |
分類 | スズキ目 - スズキ亜目 - ハタ科 - ハタ亜科 - ハタ族 - マハタ属 |
分布 | 琉球列島;インド・太平洋 |
生息環境 | サンゴ礁域の浅所に生息。 |
体長 | 最大120cm、一般50cm |
その他 | 後頭部が似た種より明確に凹むことが特徴。似た仲間に比べかなり大きくなり1m程のものが見られる。唇は厚く、口が大きく見える。 |
レッドリストに指定されています
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで準絶滅危惧種(NT)に指定されていましたが、2016年ランクが上がり危急 (VU)になりました。
食用魚として利用され、特定の時期に産卵場所を狙って乱獲されます。
寿命が約40年と長く、野生の個体が減少していることから、個体数増加の能力(繁殖)が弱く、増加が遅くなる結果となっています。
孵化場で養殖することが可能であるにもかかわらず、サイズを問わず野生の個体を乱獲し、市場で出回るサイズまで飼育するというスタイルの漁ということも、個体減少の原因とされています。
近年は、インドネシア、パプアニューギニア、オーストラリア、マレーシア、ソロモン諸島、パラオなどの産卵集群が知られている地域で、いくつかの保護対策または持続可能な漁法が採られています。
シガテラ毒があります
地域によってはシガテラ毒を持っているので、食用にされず助かっているという事実もあります。太平洋域での中毒が比較的多いようです。
そっくりさんはマダラハタ
マダラハタもアカマダラハタと同様に、レッドリストで絶滅危急種に指定されており、シガテラ毒も持っています。
一番の見分け方は、目の上の後頭部が凹んでいることです。また、マダラハタは尾鰭付け根背部に黒班があり、アカマダラハタも黒斑がありますが鮮明でないことが特徴です。
札幌市が出している有毒魚ハンドブックのP28と30ページで、見分け方が詳しく説明されています。気になる方は、ご参考ください。
英語名はBrown-marbled grouper
Brown-marbledは茶色いマダラの、grouperはハタとなります。
古い日本語では「赤、青、黒、白」の4つの言葉で色を表現していましたが、それに当てはめると赤は茶色のことを指すので、英語で茶色いマダラのハタは、和名のアカマダラハタと同じ意味になるのかな??
中国語名は褐点石斑鱼
褐点石斑鱼(hè diǎn shí bān yú)と読みます。褐点(褐色の斑点)石斑鱼(ハタ)という意味になります。
また、台湾では棕點石斑魚(zōng diǎn shí bān yú)と呼ばれ、意味は棕點(茶褐色の)石斑魚(ハタ)となります。
その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Epinephelus fuscoguttatus
口に入れば何でも食べちゃう、アオスジハタさん
和名 | アオスジハタ |
---|---|
学名 | Cephalopholis formosa |
分類 | スズキ目 - スズキ亜目 - ハタ科 - ハタ亜科 - ハタ族 - ユカタハタ属 |
分布 | 和歌山県以南。中・東部インド洋~西部大平洋。 |
生息環境 | 水深10-30mのサンゴ礁域、岩礁域に生息する。 |
体長 | 25cm、最大34cm |
その他 | 本種は日本産の魚とされているが、その根拠となるような標本などの詳細が明らかではなく、日本に分布する可能性は低いとされている。 |
和名の由来は?
青いラインがとても綺麗なお魚なのですが、
アオスジハタの情報を検索しても、あまり情報がない!
想像ではありますが、体側の青い筋模様が和名の由来かと思われます。
ちなみに、学名のFormosaは台湾の意味なんですが、なんで台湾の名前がついているのかもわかりませんでした…。・゚・(ノД`)・゚・。
幼魚は観賞用に飼育されます
飼っている人が少ないのか詳しい情報がなく…。
やっとのことで、調べたら出てきました!
英語と中国語だったのですが、日本語に訳しておきます。
飼育難度:中級
塩分濃度:1.020〜1.025、pH:8.1〜8.4
サンゴとの混泳:避けた方がいい
飼育環境:500リットルを超える水槽。非常に気性が荒く、口が大きいので、飲み込むことが可能な甲殻類や小魚を、強力な吸引力で吸い込み食べます。そのため混泳は難しい魚です。
口に入るものは何でも吸い込んで食べてしまう、大食いさんのようです(ノ∀`) アチャー
成魚は食べられます
いろいろ調べました。そう、本当に情報が少ないんです(*-д-)-з
こちらのタイで釣り筏を営まれているサイトに、
皮にコラーゲンを多く含むので、煮付けにすると美味とありました。
また、えびを食べている食感にかなり似ていて、鍋でポン酢が良かったかなというご意見や、お刺身にして食べたという意見なども見つかりました。
何の意見もタイで釣りをされている人のものでしたので、タイでは釣れるお魚なのでしょうね。
私がダイビングでアオスジハタさんを見たのもタイでした。
英語名Bluelined hind
Bluelinedは青い線の入った、hindはマハタ属の魚に似たほとんどが斑点のある魚となります。見た目そのままでわかりやすいですね。
中国語名は蓝线斑
蓝线斑(lán xiàn bān)と読みます。蓝线(青いラインの)斑(石斑鱼がハタのことなのですが、この場合はこの一文字でハタ)の意味になります。
台湾では 臺灣九刺鮨(tái wān jiǔ cì yì)と呼ばれ、臺灣は学名のFormosaから、九刺鮨は背鰭棘が9本という特徴をもつユカタハタ属の魚を指しています。
その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Cephalopholis formosa
学名の由来はギリシャ神話!アオノメハタさん
和名 | アオノメハタ |
---|---|
学名 | Cephalopholis argus |
分類 | スズキ目 - スズキ亜目 - ハタ科 - ハタ亜科 - ハタ族 - ユカタハタ属 |
分布 | 高知県柏島、琉球列島、小笠原諸島;インド・太平洋 |
生息環境 | サンゴ礁域の浅所に生息。着底していることが多い。 |
体長 | 一般40cm、最大60cm |
その他 | 体側に瞳孔より小さい黒い縁取りのある青い斑点がある。小さいものは全身が青い。 |
和名の由来は?
体側に瞳孔より小さい黒い縁取りのある青い斑点があり、これが目のようであるということが由来。
多くの場合、体側に白っぽい横縞が5〜6本ありますが、横縞がない個体もいます。
青い斑点がとても綺麗ですが、あまりダイバーには人気がないお魚です…。
ルアーで釣れる
アオノメハタで検索すると、結構釣りの情報が出てきました。
沖縄ではヤーラミーバイと呼ばれ、高級魚として扱われるそうです。
岩などの根が多いところに隠れているので、根がかりには気をつけて欲しいものです。
食用魚らしい
食用魚として、沖縄や鹿児島では流通しているようです。流通しているものは問題ないと思いますが、捕食する餌によって、弱いシガテラ毒をもつものもあり、太平洋域での中毒が比較的多いですが、ほとんどが軽症です。
綺麗な白身で、煮付け、焼き物、フライでたべることが多いようです。味の評価度は星3つで、美味という評価がついていました。
英語名はPeacock hind
Peacockは孔雀、hindはマハタ属の魚に似たほとんどが斑点のある魚となります。
なんで孔雀なのかははっきりとした理由が見つかりませんでしたが、おそらく体側の青い斑がとても綺麗なので、孔雀の尾羽の模様になぞらえたのかもしれません。
ちなみに、学名のArgusはギリシャ神話の百眼の巨人アルゴスにちなんで名付けられています。
中国語名は斑点九棘鲈
斑点九棘鲈(bān diǎn jiǔ jí lú)と読みます。斑点(斑点のある)九棘鲈(背鰭棘が9本=ユカタハタ属の魚)の意味になります。
その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Cephalopholis argus
ダイバーや釣り人など、海を愛する人向けのブランドWumi by ASTRIO
いつもこのお魚ブログで、紹介しているお魚のイラストを
非商用フリー素材として利用可能にしました!
こちらのリンクより wumi by ASTRIO ご覧ください。
ご利用規約
- ダイビングのブログや釣りのサイト、挿絵、印刷など使い方は自由です。魚のイラストを使ってぜひあなたのブログやサイトにお役立てください。
- この規約の範囲内で、どなたでも無料でお使いいただけます。事前連絡等は必要ありません。
- 利用範囲は個人のブログやサイトでの使用、また、ちらし、ウェブ、プレゼンなどでの挿絵や印刷は自由です。
- 商用利用はできません。
- 商用利用希望の方は有償にて対応させていただきますので、お問いあわせからご連絡ください。
- 著作権は放棄しておりませんので、イラストの著作権はWuMi by Astrioが所有します。知的財産権(著作権)は法律により保護されています。
無料の代わりに、注意事項がございます!
- 商用利用不可
- イラストの販売禁止
- 商標やロゴとして利用不可
- 素材の二次配布、再配布、加工不可
- Astrioのクレジットは絶対に消さないで下さい!
今後、雑貨も作っていきます! コラボも大歓迎です!
究極の美味!への字口のマダラタルミさん
和名 | マダラタルミ |
---|---|
学名 | Macolor niger |
分類 | スズキ目 - スズキ亜目 - フエダイ科 - マダラタルミ属 |
分布 | 和歌山県、八丈島、小笠原諸島、琉球列島;インド・太平洋 |
生息環境 | サンゴ礁域、岩礁域に生息。潮通しの良い所に多い。 |
体長 | 一般35cm、最大75cm |
その他 | 成魚の体色は白い時と黒い時がある。幼魚は体を激しくくねらせて泳ぎ、ダイバーに人気がある。 |
和名の由来は?
和名の「マダラ」は幼魚期の体色がマダラ模様であることから、「タルミ」は和歌山県などでのフエダイ科魚類の総称なんだそうです。
幼魚は体をくねらせながら泳ぎ、見た目が可愛いのでダイバーに人気です。成魚はかなり地味で全然注目されませんが、時に大きな群れをつくることがあり、被写体となることもあります。
そっくりさんはホホスジタルミさん
幼魚も成魚もホホスジタルミとそっくりです。
マダラタルミ属の魚は西部太平洋からインド洋にかけてマダラタルミとホホスジタルミの2種が知られており、日本には両方が分布しています。
ホホスジタルミの場合は
- 幼魚は各鰭が長く伸びる
- 成魚では和名通り頬に黄色の縦線が多数走る
- 目の虹彩が黄色
という点がマダラタルミ との違いになります。
究極の美味!
マダラタルミは漁獲量が少なく、日本ではどちらかというと珍しい魚のようです。
ぼうずコンニャクさんのサイトでは味の評価度が5つ星で、究極の美味の評価がついています。基本的には生で食べて美味しいということです。
沖釣りで釣れるようですが、美味しいらしいし、釣れたらラッキーですね。
英語名はBlack and white snapper
Black and white snapperは「黒と白のフエダイ」といういう意味で、和名同様に幼魚期の体色が由来です。また学名の属名"Macolor"も、「斑」を意味するラテン語"Macula"に由来するそうです。
中国語名は黑羽鳃笛鲷
黑羽鳃笛鲷(hēi yǔ sāi dí diāo)と読みます。黑(黒い)羽鳃(羽のような鰓=鰓耙は細くて長く数も多い)笛鲷(フエダイ)という意味で、羽鳃笛鲷でマダラタルミ属のお魚の意味になります。
台湾では、黑背羽鰓笛鯛(hēi bèi yǔ sāi dí diāo)と呼ばれ、意味は黑背(黒い背中の)羽鰓笛鯛(マダラタルミ属の魚)になります。
その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Macolor niger
浴衣は豆絞り柄?ユカタハタさん
和名 | ユカタハタ |
---|---|
学名 | Cephalopholis miniata |
分類 | スズキ目 - スズキ亜目 - ハタ科 - ハタ亜科 - ハタ族 - ユカタハタ属 |
分布 | 和歌山県以南の南日本の太平洋岸、伊豆・小笠原諸島、琉球列島;インド・太平洋 |
生息環境 | サンゴ礁域の浅所に生息。 |
体長 | 最大50cm |
その他 | 青の円状斑が多数あることが特徴。体の一部が青い個体もいる。幼魚ではこの青斑はなく、成長するに従い増えてくる。体側に茶色の横帯が出ることもある。普通種。 |
和名の由来は?
ユカタハタは漢字で書くと浴衣羽太らしいですが、日本の魚類学の父、田中茂穂にも由来はわからないらしい(ノ∀`) アチャー
私の勝手な想像だと、きれいな模様が豆絞りみたいな生地の浴衣にみえるのかなぁ?と想像。(でも、アオノメハタも青ドットだなぁ…。マジ(,, ゚Д゚)謎?)
ちなみに、体長6cmぐらいの幼魚時代は、全身が橙色で斑点がないんです!
10cmぐらいに成長すると斑点が現れ、成魚になると体の後方が徐々に黒っぽい色になります。
飼育もできるようです
ちょっと驚いたのですが、飼育もできるようです。自然界では主にキンギョハナダイや甲殻類を食べる肉食魚です。飼育の場合はクリルが餌になるようです。
さらにこのページにはナポレオンフィッシュも飼えると書いてあって、かなり驚きました。相当でかい水槽が必要そうですね。
非常に美味らしい
沖縄ではアカテンテンミーバイと呼ばれるみたいです。
食味レポートで詳しい坊主コンニャクさんのサイトによると非常に美味とあります!
お鍋や味噌汁、煮物や蒸し物、刺身唐揚げ、塩焼きなど、いろいろな調理法で美味しく食べられるようです。
英語名はCoral hind
Coralはサンゴ、hindは後ろのとなります。おそらく岩陰やサンゴの陰にに隠れていることが多いので、そう呼ばれるのかな?と想像します。
Coral Grouper(サンゴのハタの意味)とも呼ばれます。
中国語名は青星九棘鲈
青星九棘鲈(qīng xīng jiǔ jí lú)と読みます。青星(青い星のような斑点)九棘鲈(9本の背鰭棘=ユカタハタ属の魚)という意味になります。
その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Cephalopholis miniata