双子ぐらいそっくりなやつがいる、ハタタテダイさん
和名 | ハタタテダイ |
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学名 | Heniochus acuminatus |
分類 | スズキ目 - スズキ亜目 - チョウチョウウオ科 - ハタタテダイ属 |
分布 | 下北半島、南日本、琉球列島;インド・太平洋 |
生息環境 | 岩礁域、サンゴ礁域に生息。岩礁域では付着藻類、砂泥底では小動物を食べるとされる。 |
体長 | 一般25cm、平均15cm |
その他 | ムレハタタテダイに似るが、背鰭の棘は11本。この属の中で最も広域に見られ、大きな群れは作らない。 |
和名の由来は?
長く伸びた背鰭が白い旗を立てているように見えることが由来だそうです。
マジそっくりすぎなやつ
ツノダシも似ていますが、それよりもっと似ているのがムレハタタテダイ。
双子かと思うくらいそっくりです。
見分け方の5つのポイントを表にしました。
和名 | ハタタテダイ | ムレハタタテダイ |
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餌 | 水底のサンゴの付着藻類などを啄んでいる | 中層でプランクトンを食べる |
深度・群れ | 水底近くで1~2匹で泳ぐ(群れる時もあるが大きな群れは作らない) | 中層で群れている |
臀鰭の先端・ 白黒の境部分 |
丸い楕円になる | 白の三角模様が鋭利角 |
顎から腹鰭の形状 | やや湾曲する | 湾曲が大きい |
吻の形状 | 付着藻類を啄むので、口が尖っている | ハタタテダイよりは尖らない |
生息域も被っているし、本当に似すぎなので、ぱっと見ではあんまりわかりません。水中で見分けるには、ハタタテダイの方が体長が少し大きく、水底近くを泳ぎあまり群れないということで見分けるのが一番楽かもしれません。
こちらに写真が載っていますので、気になる方は見てみてください。
観賞魚としても人気
ハタタテダイの幼魚は他の魚のクリーニングをする習性があるようで、混泳可能なお魚と一緒にすると、幼魚が他のお魚を突いて泳いでる姿は可愛いと思います。
こちらに飼育方法と、さらに詳しい見分け方の写真が載っています。
たまに釣れる
釣りをしているとたまに釣れるお魚のようです。
極小の釣り針にオキアミかアミエビをつけて魚の前に垂らすと意外と簡単に釣れるとWikipediaに書いてありました。
狙って釣ることはないと思いますが、サビキ釣りで釣れるそうです。
詳しくはこちらをご参照ください。
実は食べられる
食味レビューで有名なぼうずコンニャクさんのサイトですが、お寿司にして食べていらっしゃいました。詳しい食味レビューはこちらでご覧ください。意外と美味しいらしいです。
英語名はPennant coralfish
Pennantは長旗で、coralfishはサンゴ礁に住む魚となります。見た目まんまですね。
中国語名は马夫鱼
马夫鱼(mǎ fū yú)と読みます。马夫鱼(馬を買う人+魚)という意味になりますが、なぜこう呼ばれるのかわかりませんでした。
俗に、黑白关刀(hēi bái guān dāo)と呼ばれ、关刀は関羽が持っている大刀のことで、背鰭の長いところを大刀に喩えているようです。
台湾では、白吻雙帶立旗鯛(bái wěn shuāng dài lì qí diāo)と呼ばれ、白吻(白い吻の)雙帶(帯が二つある)立旗鯛(ハタタテダイ)の意味になります。
その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Heniochus acuminatus