Marine Life Log

海で見た魚をイラストで綴る、海の生き物ログ

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シミランクルーズ①:プーケット空港からパトンのホテルまでと復路の予約

今回初めてダイビングクルーズに参加。1月末にシミランに行ってきました。

色々あったので、覚書として残しておこうと思います!

上海からAirAsiaでKL経由のプーケット行き

上海からはAirAsia(エアアジア)でクアラルンプール経由でした。

荷物はAirAsiaの国際線同士の乗り換えの場合「Fly-Thru(フライスルー)」というサービスが自動的に適用されるため、荷物は目的地まで持っていってくれます。

軽器材は預け荷物に、カメラなど預け預けられないものは機内持ち込み

2020年3月末現在でのエアアジアの機内持ち込みの手荷物は、ハンドバッグ1つとキャビンバッグ1つの2個まで。サイズは下のリンクからご覧ください。

重器材は持っていないので、二人で一つのキャリーケースに軽器材やウエットスーツなどを詰め込んで、キャリーケースに入らなかったものや預けられないものは、大きめのバックパックに入れて持ち込みました。

ちなみに、預け荷物は25kgを予約しましたが、二人で17~18kgぐらいの重さになりました。帰りにお土産を買ったとしても大丈夫です。20kgの予約でも良かったかもしれません。

クアラルンプールのイミグレは混むで有名らしい

これはかなりの誤算だったので、ぜひ書いておこうと思います。

クアラルンプールではトランジットの待ち時間が6時間ほどあったので、一旦観光しに外に出ようと試みたところ、出国の際にイミグレでものすごく並んだため断念することに。

クアラルンプールのイミグレは混むことで有名らしく、完全に甘く見ていました。市内観光をするなら10時間ぐらいトランジット時間の余裕があったほうがいいかもしれません。

クアラルンプール空港内では銀聯カードが普通に使えたため、マレーシアリンギットに両替することなく、ランチやショッピングで暇をつぶしました。

プーケット空港からパトンビーチまでの行き方

さてここから本題!プーケット空港国際線5番出口から出ると、すぐ目の前に「TAXI-MINIBUS」と書いてあるブースがいくつかあります。こういうブースが幾つか並んでます。

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ミニバスのブース

パトンまでは180バーツで、このブースでチケットを買います。(5番出口を出る前のプーケットの国際線到着ロビー内でも買えます)

チケットを買ったら、その場を仕切っている水色のシャツを着ているおじさんやお兄さんにパトンまでと言ってチケットを見せ、「そのへんで待て」と言われるので待ちます。

ミニバスのチケット
ミニバスのおじさん
チケットを買っておじさんの指示を待つ

10~20分ぐらい待った気がします。

人が集まるまで待ち、10人ぐらい集まったら、おじさんに呼ばれます。
チケットの半券を切られ、ミニバスに乗り込み出発!

確か泊まる予定のホテルを乗るときに聞かれるので伝えます。

出発して30分後

あれ?パトンのホテルまで車で1時間のはず?
なぜか30分ほど走ったところで、全員車から降ろされます。

恐らく旅行代理店

30分走ったあと、なぜか降ろされた…

降ろされた場所は旅行代理店で、泊まるホテルや旅行の予定を聞かれます。

おかまショー、急流下り、トラ園、象ツアー、ピピ島ツアーなど、タイ訛の強い英語でおばちゃんがツアーを勧めてきます。

もちろん、ダイビングクルーズに参加するので、全てを丁重にお断り。

帰りのミニバスを予約

しかし、ここで帰りのミニバスも予約できるとのこと!

値段は行きが180バーツなのに、なぜか帰りは300バーツ(ビーチから空港は1wayで運行するので高くなるっておばちゃんが言っていた。東南アジア謎あるあるな理由)

タクシーは800バーツだし、300バーツでも安いので、パトンビーチから空港までのミニバス予約を済ませました。(どうやらそういう相場のようです)

帰りの飛行機の出発時間を告げると、フライトに間に合う時間を逆算してくれました。

ホテル名とピックアップの日付と時間が書いてある封筒に、予約した帰りのミニバスのチケットを入れて渡されます。

封筒にはホテル名とピックアップ時間が書いてある
帰りのミニバスのチケット
帰りのミニバスのチケット

行きのミニバスチケットは、残りの半券をここで渡してしまうので、手元には残りませんでした。

まぁなんだかんだで、帰りのパトンから空港までのミニバス予約を済ませ、また出発!

その間他の人も待ってるので、色々予約する場合は早めに済ませましょう。

ここで予約しなくても、パトンの街の至るところにツアー予約できる場所があるので、ぶっちゃけワザワザここで諸々のツアー予約はしなくてもいいと思います。

ここからまた30分ちょい走って、ホテルへと着きました! 

f:id:marinelifelog:20200331151422j:plain

ロイヤルパワディビレッジーパトン

後日談ですが、コロナで中国の春節休みが伸びたということもあり、帰りの便を変更することになることに。ミニバスの時間変更のため旅行代理店に電話したのですが、なかなか出てくれず(汗)

なんどか電話して、やっと出た!とおもったら、今度はタイ訛りが強い英語のおばちゃんとの会話が表情の見えない電話だけだとうまく行かず、ホテルのフロントに助けてもらったり…。色々すったもんだしましたが、結果的にはちゃんと変更した日時にピックアップしに来てくれました。ピックアップ時間よりは遅れてきましたけどね(笑)

結構ドキドキしましたw

英語名はインド太平洋上級曹長!オヤビッチャさん

オヤビッチャ

和名 オヤビッチャ
学名 Abudefduf vaigiensis
分類 スズキ目 - ベラ亜目 - スズメダイ科 - ソラスズメダイ亜科 - オヤビッチャ
分布 南日本の太平洋岸、琉球列島、小笠原諸島朝鮮半島、インド・太平洋
生息環境 岩礁域やサンゴ礁域の水深1~12mに生息。礁斜面上部に多く見られ、琉球列島では普通種。
体長 最大20cm
その他 雑食性。幼魚は流れ藻いつく。地色は求愛期に青くなる。
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和名の由来は

オヤビッチャ!何度聞いても変わった名前です。

由来は諸説あるようで

  • 「ビッチャ」は東北地方などで赤ん坊という意味で、親になっても赤ん坊のように小さい魚の意という説
  • 沖縄方言の綾が走ると言う意味の「アヤビッチ」から来ているという説

ということですが、生息地から見てなーんとなく沖縄方言説が強いのではと個人的に思います。

ロクセンスズメダイと激似!

ロクセンスズメダイは尾鰭の上下両葉い黒色帯があります。オヤビッチャにはこれがありません。またオヤビッチャの背中は薄っすら黄色ですので、これらの特徴より見分けることができます。

こちらにてオヤビッチャ属の見分け方など、詳しくまとめてありますので、ご参考にどうぞ。

飼育されるらしい

飼育自体は容易で、体も丈夫、餌もよく食べるらしく、観賞用に飼育されるようです。スズメダイの仲間は混泳させるときに、どうやら注意が必要なようです。

食べれる魚らしい

白身でクセのない魚で沖縄ではたまに食べることもあるようです。

煮付け、唐揚げ、塩焼きが合うみたいですよ。

ですが、シガテラ中毒の例が報告されているようですので、十分に注意しましょう。

英語名はIndo-Pacific Sergeant

Indo-Pacificはインド太平洋、は軍曹、下士官、巡査部長という意味。

なんで軍曹なのよ!と思って調べたところ、

同じオヤビッチャ属にSergeant Major Fish(上級曹長)という英語名の魚(学名: Abudefduf saxatilis 生息域:カリブ海)がいて、体側の5本の縞模様が兵役におけるその階級章に似ていることから、上級曹長という名前が付いたそうです。オヤビッチャは生息域がインド・太平洋なので、Indo-Pacific Sergeant(インド太平洋上級曹長)と呼ばれています。

アメリカ陸軍上級曹長の階級章

アメリカ陸軍上級曹長の階級章

その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Abudefduf vaigiensis

丸くて黄色いスズメダイといえば!ヤマブキスズメダイさん

ヤマブキスズメダイ

和名 ヤマブキスズメダイ
学名 Amblyglyphidodon aureus
分類 スズキ目 - ベラ亜目 - スズメダイ科 - ソラスズメダイ亜科 - クラカオスズメダイ
分布 琉球列島;東武インド洋~中・西部太平洋の熱帯域
生息環境 サンゴ礁域の水深12~35mに生息し、潮通しのよい斜面や崖を好む。成魚、幼魚ともヤギ類につき、あまり泳がずに浮かんでいる。
体長

最大13cm

その他 婚姻色は体側に青点が多数出る。東南アジアには多いが、日本では少ない。
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黄色いスズメダイはたくさんいる

以前紹介したネッタイスズメダイニセネッタイスズメダイも黄色いですが、その他にもコガネスズメダイ、ヒマワリスズメダイタンポポスズメダイなど黄色いスズメダイはたくさんいます。

ヤマブキスズメダイは体高が高くて丸に近い体型であることや、背鰭と尾鰭の後端の形の違いから区別できます。

こちらでは、コガネスズメダイ、ヒマワリスズメダイ、ヤマブキスズメダイの見分け方がイラストでわかりやすく描かれています。

スズメダイの仲間なのでイクメンパパです

ヤマブキスズメダイに限らず、スズメダイの仲間は雄が卵の面倒を見ます。ムチカラマツなどの表皮を口で削り取って場所を産卵床を作った後、卵を産み付けるそうです。この時期はとても攻撃的で、ダイバーに攻撃してくる場合もあります。お邪魔してしまったら、その場から離れましょう。

幼魚はちょっと透明

こちらのはかなり透明ですが、若い幼魚だと思います。


もう少し成長すると、白身を帯びて、これぐらいになります。

観賞魚としても飼育されます

非常に丈夫で、餌付けも簡単な種ということで、観賞魚としても飼育されるようです。

こちらにとっても詳しく飼育方法が説明してありますので、ご参考にどうぞ。

英語名はGolden Damsel

Goldeは黄金の、damselはスズメダイになります。黄色ではなくもはや黄金!

その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Amblyglyphidodon aureus

クジャクスズメダイさんの体色が変化する理由とは?

クジャクスズメダイ

和名 クジャクスズメダイ
学名 Pomacentrus pavo
分類 スズキ目 - ベラ亜目 - スズメダイ科 - ソラスズメダイ亜科 - ソラスズメダイ属
分布 琉球列島;インド・太平洋
生息環境 サンゴ礁域の16m以浅に生息、サンゴの根の周辺やガレ場に見られる
体長 最大8.5cm
その他 ソラスズメダイに似るがより大型で、頭部に複雑な模様がある。尾鰭の形も異なる。鰓蓋に暗色斑がある。日本では稀種。
山溪ハンディ図鑑 改訂版 日本の海水魚

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日本の海水魚と海岸動物図鑑 1719種

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青い色と薄い緑のやつがいる?

青が強い体色と、白いに近い薄い緑体色の写真があるんだけど??

体色については、こちらの写真がわかりやすいので、ご覧ください。

調べたところ、青い魚全般に言えることのようですが、

  • 魚の青い色は色素細胞による発色ではなく「構造色」と呼ばれる干渉反射光
  • 運動性虹色素胞という細胞質の厚みが、神経の働きで変化するため色が変化

こういった理由で、光などの環境の変化より、体色が変わるようです。

色を変化させる理由はまだ謎が多いようですが、下の本によると今のところはカモフラージュやコミュニケーションが目的と言われています。

Biology of Damselfishes (English Edition)

Biology of Damselfishes (English Edition)

  • 発売日: 2016/08/19
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ソラスズメダイに似てます

見分け方を下記にまとめました。

クジャクスズメダイ ソラスズメダイ
頭部に複雑な模様 頭部の模様は特にわからない
鰭の黄色い部分が少ない 鰭の黄色い部分が多い
鰓蓋に暗色斑(はっきりしない個体もいる様子) 暗色斑はない
尾鰭が二叉に伸びて深いVの字 尾鰭のVは浅い

日本では稀種なので、見つけたらラッキーですね。

英語名はSapphire damsel

Sapphireは宝石のサファイア、damselはスズメダイになります。

きれいな青が宝石のサファイアを連想させるのでしょうね。Blue Damselや和名まんまのPeacock damselとも呼ばれます。

その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Pomacentrus pavo

シンデレラウミウシさんのシンデレラたる由縁とは?

シンデレラウミウシ

和名 シンデレラウミウシ
学名 Hypselodoris apolegma
分類 裸鰓目 - ドーリス亜目 - ドーリス下目 - イロウミウシ上科 - イロウミウシ科 - アオウミウシ
分布 西太平洋
生息環境 八丈島では春から秋にかけて水深10m前後の岩礁域で普通に見られる
体長 最大5cm、通常1.5~3cm
その他 学名のApolegmaはギリシャ語でローブの裾という意味。ハゴロモウミウシの仲間とされていたが、2001年に正式に別種とされた。

体地色は青色から赤紫色です。背面の縁は白で縁取られ、白色と紫色の境目は網目模様のような紫色の円斑が入り、白い縁に融合しています。触角鞘や二次鰓の柄は赤紫色で、上部は黄色から橙色になります。

和名の由来は

調べてみた由来は諸説あり、はっきりとは分かりませんでした。

  • シンデレラが忘れていったガラスの靴のよう
  • 黄色い二次鰓がまるでお姫様のティアラのよう
  • 綺麗なドレスをまとった優雅な女性をイメージ

などと言われています。

英語名はApolegma Nudibranch

Apolegmaはギリシャ語でローブの裾という意味で、紫から徐々に白になる縁取りをしめしています。nudibranchは裸鰓目のウミウシになります。

Hypselodoris apolegma

学名の由来がホラーすぎる!アカテンイロウミウシさん

アカテンイロウミウシ

和名 アカテンイロウミウシ
学名 Ardeadoris cruenta
分類 裸鰓目 - ドーリス亜目 - ドーリス下目 - イロウミウシ上科 - イロウミウシ科 - メレンゲウミウシ
分布 西太平洋熱帯域
生息環境 -
体長 最大5cm
その他 DNAに基づいてGlossodoris属(イロウミウシ属)からArdeadoris属(メレンゲウミウシ属)に移された

学名の由来は

cruentaはラテン語の cruentusの女性形に由来します。これは「血で染まった」という意味で、背部の赤い斑点を指します。DNAに基づいてGlossodoris属(イロウミウシ属)からArdeadoris属(メレンゲウミウシ属)に移されました。
en.wikipedia.org

体地色は黄色や山吹色です。背面の周縁の一番外側は白、その内側に黄色の幅が広めの色帯があり、更に内側は白になります。一番内側の白い部分には赤色の円斑が並びます。

触角と二次鰓は山吹色で、触角の前後には白の縦線があります。二次鰓は外側の縁は白の差し色が入ります。

アカダマイロウミウシは和名の異名。

英語名はBlood-spotted Ardeadoris

Blood-spottedは血斑、Ardeadorisはメレンゲウミウシということになります。学名に血で染まったという名前が付いている通り、赤いドット模様が特徴のようですね。

Glossodoris cruentata, blood-spotted Glossodoris

触角と鰓がみぞれ模様!ミゾレウミウシさん

ミゾレウミウシ

和名 ミゾレウミウシ
学名 Chromodoris willani
分類 ドーリス亜目 - ドーリス下目 - イロウミウシ上科 - イロウミウシ科 - ミスジアオイロウミウシ
分布 西太平洋熱帯域
生息環境 八丈島では1年を通して水深20m前後の岩礁域で見られる普通種
体長 最大5cm、通常1~3cm
そのt Semitaspongia属やPetrosaspongia属の白い海綿を捕食する

体地色は淡青色に白色の細点が密に入ります。背面と腹足周縁は白で縁取られます。背面には暗青色から黒色の縦線が3本入りますが、中央の線は途切れる事が多いです。触角と二次鰓は半透明の青白色から淡黄褐色で、白い細点が密に散在します。

触角と二次鰓の違いでダイアナウミウシと見分けることができます。

英語名はWillan's Chromodoris

Willian'sはウィランさんの、Chromodorisはイロウミウシということになります。

Willianさんは一体どなたなんでしょうな?

Chromodoris willani, Willan's Chromodoris

緑っていうか青?ミドリリュウグウウミウシさん

ミドリリュウグウウミウシ

和名 ミドリリュウグウウミウシ
学名 Tambja morosa
分類 裸鰓目 - ドーリス亜目 - ドーリス下目 - フジタウミウシ上科 - フジタウミウシ科 - クロスジリュウグウウミウシ亜科 - ニシキリュウグウウミウシ
分布 西大西洋熱帯域
生息環境 通年見られるが、沖縄では2月~5月にかけて、屋久島では初夏~夏季にかけてサンゴ礁域や岩礁域の水深数m~25mの岩盤壁面などで観察されている
体長 最大7cm
その他 コケムシ類を摂食する。ニュージーランドでは青色のフサコケムシ属のBugula dentataを摂食するのが観察されている。また、イシガキリュウグウウミウシに捕食される。

細長い体で、体地色は暗青色、暗緑色、青色です。稀に青色の強い個体や色素が抜けて半透明になるのもあるようです。青色や暗色の不規則な円斑がある個体が多いです。頭幕・外套・腹足の縁は青になります。また二次鰓の外側が青色や淡緑色にの個体もあります。

アオスジリュウグウウミウシは和名の異名となります。

英語名はGloomy nudibranch

Gloomyは薄暗い、nudibranchは裸鰓類のウミウシということになります。

薄暗いと英語で言われちゃっていますが、実際海で見ると縁の青が鮮やかで、きれいなものが多いです。

Tambja morosa, gloomy nudibranch

 

通称ピカチュウ!ウデフリツノザヤウミウシさん

ウデフリツノザヤウミウシ

和名 ウデフリツノザヤウミウシ
学名 Thecacera pacifica
分類 裸鰓目 - ドーリス亜目 - ドーリス下目 - フジタウミウシ上科 - フジタウミウシ科 - フジタウミウシ亜科 - ミズタマウミウシ
分布 インド・西太平洋、中部太平洋、西大西洋
生息環境 ほぼ通年見られ、岩礁域の水深10~30mのガレ場や砂底のコンブ類の上で見られる
体長 最大6cm
その他 オレンジ色のコケムシ類Bryozoaを捕食し、秋にはコンブ類のアントクメEckloniopisis radicosaの裏側によく着生している。ときに大量発生する。

カラーリングがピカチュウそっくり

ダイバーからは可愛らしい姿と色がそっくりなので、ピカチュウと呼ばれています。

体地色は茶褐色から橙赤色です。両触角の付け根あたりに触角鞘という三角状の突起と、二次鰓の両側に大型の指状突起の4つの突起があります。それぞれの突起の先端は黒から青色、青白色のグラデーションになります。

 

尾端も同じグラデーションが入ります。

触手状の前足隅、触角先端、二次鰓の外側の縁は黒の差し色が入ります。

英語名はPacific thecaceraまたはOrange sea slug

Pacificは太平洋の、thecaceraはツノザヤ系のウミウシになります。Orange sea slugは読んで字の如く、オレンジ色のウミウシです。

Thecacera pacifica, Pacific thecacera

イギリスの女王?エリザベスウミウシさん

エリザベスウミウシ

和名 エリザベスウミウシ
学名 Chromodoris elisabethina
分類 裸鰓目 - ドーリス亜目 - ドーリス下目 - イロウミウシ上科 - イロウミウシ科 - ミスジアオイロウミウシ
分布 インド洋、西太平洋、南太平洋、中部太平洋
生息環境 水深10~20mの砂地やガレ場のサンゴ礁岩礁で単独またはペアで生息
体長 4cm
その他 中央の黒い縦線は不規則な短い線の場合もある

太平洋でよく見られる種です

細長い体で、体地色は水色です。背面の周縁は橙色か黄色の縁取りで、触角の間からふわふわの二次鰓の間に黒い縦線が入ります。中央の黒い縦線は不規則な短い線の場合もあります。

アンナウミウシに似ています

同じようなカラーリングのウミウシは幾つかいるのですが、特にアンナウミウシに似ています。エリザベスウミウシは背面に黒線があるということ、アンナウミウシは青いボディーに細かい黒点があるのに対し、エリザベスウミウシは鮮やかな青一色ということで見分けることができます。

英語名はElisabeth's Chromodoris

Elisabeth'sはエリザベスさんの、Chromodorisはイロウミウシということになります。

学名にエリザベスとついているので、エリザベスウミウシと呼ばれていますが、調べてもなんでエリザベスなのかは分かりませんでした。

Chromodoris elizabethina, Elisabeth's Chromodoris

日本では普通に見られるアオウミウシさん

アオウミウシ

和名 アオウミウシ
学名 Hypselodoris festiva
分類 裸鰓目 - ドーリス亜目 - ドーリス下目 - イロウミウシ上科 - イロウミウシ科 - アオウミウシ
分布 本州北部以南~九州;韓国、香港
生息環境 1年を通して浅い岩礁域で見られる普通種
体長 最大4cm
その他 背面の模様は、個体によって変異が多い

日本ではよくいるらしい

現時点で日本は沖縄と高知県でしか、潜っていないため私はまだ見たことありませんが、日本では1年を通じて普通に見られる種だそうです。

細長い体で、体地色は青か濃い青です。背面の周縁は黄色の縁取りで、触角の間からふわふわの二次鰓の間に黄色い縦線が入ります。その縦線の両脇と腹足には、黄色の斑点や線がまばらな間隔で並びます。

中には、黄色の斑紋が白だったり黒だったり、なかったりする個体もいて、背中の模様は個体によって変異が大きいようです。

触角は橙色か橙赤色で約30の細かいひだがあります。二次鰓は肛門を半円形状に囲んでおり、鰓葉は12枚内外あって、白で縁が橙色から赤色。殻はありません。

クロイソカイメンを食べる。5-8月に岩やホヤの上に渦を巻いた白いリボン状の卵塊を生み付ける。

英語名はBlue dorid

Blueは青の、doridは裸鰓目のウミウシということになります。

ウミウシというのはもともと貝だったので、貝殻の名残があるものもあるのですが、裸鰓目はその中でも貝殻が進化の過程でなくなった種類になります。

裸鰓類は雌雄同体で、交尾の際は両方の個体が互いに陰茎を突き刺し、体壁を貫通したほうが雄として、もう一方が雌として行動するようです。

Hypselodoris festiva, blue dorid

鼻毛が生えてる?!ダイバーに人気のモンツキカエルウオさん

モンツキカエルウオ

和名 モンツキカエルウオ
学名 Blenniella chrysospilos
分類 スズキ目 - ギンポ亜目 - イソギンポ科 - ハナカエルウオ
分布 八丈島琉球列島;インド・太平洋
生息環境 サンゴ礁域に生息し、サンゴなどにあいた小さな穴に住む。驚くと一瞬で穴に戻る。
体長 13cm
特徴 鼻皮弁が分技し、眼上の皮弁は3つに分岐することで、日本産のほかのハナカエルウオ属魚類と区別することができる。雄は繁殖の際、黒い婚姻色に変色する。
山溪ハンディ図鑑 改訂版 日本の海水魚

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角みたいなのが生えてる

目の上から角みたいなのが生えてますが、これは眼上皮弁といいます。先っぽが3つに分かれているのが、モンツキカエルウオの特徴です。また、鼻毛みたいな分岐した鼻皮弁が生えています。

普段は大体巣穴の中

普段は大体巣穴の中からちょっと顔を出しているだけなんですが、全身出てくることもあります。特に求愛活動のときは、雄のモンツキカエルウオは雌の気を惹くため、婚姻色に変色し、巣穴からジャンプ!すべての鰭をばっと広げ雌にアピールします。

コケ取りとして飼育されます

主食が藻類なので、アクアリストには苔取りとして飼育されるようです。カエルウオひょっこりはんな姿を見れるのは、とても和みますね。

英語名はRed-spotted blenny

Red-spottedは赤い斑点のある、blennyはギンポということになります。
見た目まんまのネーミングでありがたい限りです。

その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Blenniella chrysospilos

幼魚は黄色に黒のドット柄のミナミハコフグさん

ミナミハコフグ

和名 ミナミハコフグ
学名 Ostracion cubicus
分類 フグ目 - ハコフグ科 - ハコフグ
分布 南日本の太平洋岸、伊豆・小笠原諸島琉球列島;インド・太平洋、大西洋南東部
生息環境 サンゴ礁域に生息。礁池や礁斜面など20m以浅にみられ、単独で行動する。
体長 45cm

特徴

雄は尾柄部が黄色い。雌は体色によりハコフグと迷う時があるが、本種の体背部の斑点がまばらなことで区別できる。幼魚の黒斑は成長過程で消え黒い縁取りの白ないし青色斑点が現れる。幼魚はサンゴの根の穴などを出入りする。
山溪ハンディ図鑑 改訂版 日本の海水魚

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和名の由来は

ミナミハコフグに似ているお魚でハコフグがいますが、ハコフグの生息地より南なので、ミナミハコフグになったかと思われます。夏には伊豆にも出現しますが、季節回遊魚(死滅回遊魚)のため、黒潮や台風に流されてやってきますが、越冬できずに成魚にならないうちに死んでしまいます。

ハコフグとの見分け方

幼魚、成魚の雄と雌での見分け方を表にしてみました!

和名 ミナミハコフグ ハコフグ
成魚雄 尾柄部が黄色い 背中が濃い青、尾柄部は黄色くない
成魚雌 体背部の斑点がまばら 頭部に小黒点がない
幼魚 斑点が黒目の大きさと同じぐらい、体色の黄色がハコフグより鮮やか 斑点がミナミハコフグより小さい、背中の斑点が青みがかっている、胸の部分に斑点がない

正面から撮れませんでしたが、尾柄部が黄色いので成魚雄です。
2020年1月28日シミラン諸島

観賞用としても

幼魚は見た目が可愛いので、観賞用として飼われるようです。でも成魚は最大45cmにもなるので、相当大きい水槽が必要なんじゃないかなと思いましたが、調べたところミナミハコフグは飼育している水槽の大きさに合わせて最大の大きさが変わりやすいとのこと。詳しい飼育法はこちらで説明されているようですので、ご参照ください。

体の表面から毒が出ます

ハコフグ科の魚は体が硬い骨で覆われていて、体全体が頑丈な箱のようになっています。外敵などから刺激を受けると、体の表面からパフトキシンという粘液毒を出します。フグ科ではないので、テトロドトキシンは持っておらず内臓・筋肉は基本的に無毒といわれていますが、一部地域では、餌よりパリトキシンを取り込み、食中毒を起こすこともあるそうです。

仲間のハコフグ五島列島で「かっとっぽ」と呼ばれる味噌焼きとして食べる習慣があるようですが、ミナミハコフグを食べるところがあるのかどうかは不明です。

その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Ostracion cubicus

あだなはいちごパンツちゃん!マンジュウイシモチさん

マンジュウイシモチ

和名 マンジュウイシモチ
学名 Sphaeramia nematoptera
分類 スズキ目 - スズキ亜目 - テンジクダイ科 - コミナトテンジクダイ亜科 - マンジュウイシモチ族 - マンジュウイシモチ
分布 八重山諸島;中・西部太平洋の熱帯域
生息環境 サンゴ礁域に生息。ユビエダハマサンゴやショウガサンゴの周りに多い。昼間はサンゴの枝の間にいて、暗くなるとサンゴの上に出てくる。プランクトンや小型の甲殻類などを捕食する。
体長 最大8.5cm
特徴 雄が卵を口の中で保護して、孵化させる習性がある。夜は黒ずんだ色に変色するようだ。
山溪ハンディ図鑑 改訂版 日本の海水魚

山溪ハンディ図鑑 改訂版 日本の海水魚

 

和名の由来は

和名の由来は体がお饅頭のように丸いということと、耳石と呼ばれる石が耳の中にあるので石持(イシモチ)ということのようです。

イクメンパパです

魚の世界にもイクメンパパがいて、テンジクダイ科はその一つです。メスが産んだ卵を口の中に含み、口内保育をして孵化まで育てます。時々口をパクパクして新鮮な水を送り込んでいます。

しかし!なんと、孵化する直前の卵の重さを測ると、最初に比べ70%に減っていたという研究結果が!外に溢れたという形跡は無いそうで…そう!お察しの通り!3割ぐらいは雄が咥え直したりする際に、うっかり食べちゃってた!ということのようです。

しょうがないです…

アクアリストにも人気らしい

その見た目から、いちごパンツちゃんとダイバーから呼ばれているマンジュウイシモチさんですが、非常に育てやすい魚のようで、初心者にも扱いやすいそうです。

英語名はPajama cardinalfish

Pajamaはパジャマ、cardinalfishはテンジクダイの意味になります。
パジャマってのは見た目の派手さから来ていると思われます。

その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Sphaeramia nematoptera

あだ名はサロンパス!スミレナガハナダイさん

スミレナガハナダイ

和名 スミレナガハナダイ
学名 Pseudanthias pleurotaenia
分類 スズキ目 - スズキ亜目 - ハタ科 - ハナダイ亜科 - ナガハナダイ属
分布 駿河湾以南の南日本の太平洋岸、伊豆諸島、琉球列島;東部インド洋~中・西部太平洋の熱帯域
生息環境 サンゴ礁域の水深20~70mに生息。潮通しの良いサンゴ礁外縁部、特にドロップオフの途中の30m布巾に多い。
体長 15cm程
特徴 幼魚は成魚より尾鰭が長く、幼魚だけで群れを作りエダサンゴの周りに多い。雄から雌に性転換し、体色も変化する。
山溪ハンディ図鑑 改訂版 日本の海水魚

山溪ハンディ図鑑 改訂版 日本の海水魚

 

和名の由来はわかりませんでした

スミレは花のスミレだと思いますが、ナガも長いだとは思うんですが、理由を調べてもわかりませんでした…。

イラストのは雄なのですが、体側の白い斑が四角く見えてサロンパスを貼ったようにみえるので、ダイバーからはサロンパスと呼ばれています。

雌性先熟の性転換します!

もはや魚界では普通になってきましたね性転換。キンギョハナダイも性転換します。

幼魚時代と雌は黄色です。

 

成熟した雌

 

オカマちゃん

 

成熟した雄

ハレム作ります!

群れの中で一番大きな個体だけが雄として成熟します。このオスがいなくなってしまうと、次に大きかった雌が雄になり、その群れを維持します。

オナベさんたちは一気に雄に変身したり、オナベのまま長時間過ごすこともあるようです。また見た目はオナベさんでも心は雄で、雄のように雌を追っかけたりやつもいるらしいです。

英語名はSquare-spot fairy basslet

Square-spotは四角い斑の、fairy bassletはハナダイの仲間です。

英語でもサロンパスと同じ発想で、四角い斑なんですね。

その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Pseudanthias pleurotaenia