WuMi Labo#4 サンゴの増え方
3話目では動物なのに光合成するサンゴの仕組みについてお話しました。
4話目のテーマは「サンゴの増え方」です。
増え方は2つ
一つ目の方法はクローンで増える
ポリプが大きくなって分裂したり、ポリプのわきから新しい小さなポリプの芽が出たりして、増えて行く方法があり、精子や卵を使わないので「無性生殖」と呼ばれます。
例えば台風などで枝が折れて、破片が硬い岩などに再固着し成長して増えます。
一般的なサンゴ移植はこの方法を利用しています。
2つ目の方法は卵
実はサンゴは卵を産みます。卵や精子を使って増えるので「有性生殖」と呼ばれます。
環境によって時期は違ってきますが、一般的に初夏の大潮の満月前後の夜に一斉産卵します。
卵は淡いピンク色で、たくさんの数が水中に漂い、まるで星空のよう。
とても幻想的な景色になります。
ダイバーの間ではサンゴナイトと呼ばれ、年に一度のビックイベントとして知られています。