インド洋版は背鰭がぴよーん!ワヌケヤッコさん
和名 | ワヌケヤッコ |
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学名 | Pomacanthus annularis |
分類 | スズキ目 - スズキ亜目 - キンチャクダイ科 - サザナミヤッコ属 |
分布 | 沖縄島以南;インド・西太平洋 |
生息環境 | サンゴ礁域に生息。岩穴や割れ目の周辺に見られる。 |
体長 | 最大45cm |
その他 | 名の通り円い斑が特徴。南アジアには多いが日本での分布は疑われている。 |
和名の由来は?
頭にある輪っかの模様が抜けているように見えるということが由来のようです。たまにこの輪っかがハート型のやつがいるようです。見つけたらラッキーですね!
インド洋版は背鰭がぴよーん
イラストのワヌケヤッコさんは背鰭の先端がぴよーんと突き出ているので、インド洋版のワヌケヤッコさんです。太平洋版はぴよーんとなってません。
またややこしいのですが、タテジマキンチャクダイ(略してタテキン)さんはインド洋版はぴよーんとならず、丸く収まっています。
タテキンさん同様、成長につれて模様が変わる
タテキンさんの幼魚は同じカラーリングで渦巻き模様でしたが、下の写真の通りワヌケヤッコさんの幼魚はしましま模様です。名前の由来の輪っか模様もまだありません。
Pomacanthus annularis, Bluering angelfish : aquarium
成長につれて、この縞模様が薄くなって、大人の模様が現れ始め、最終的には成魚の模様に変わっていきます。
飼育されるようです
ヤッコの仲間は模様がきれいなので、アクアリストの間では飼育するようです。性格がきつめらしいですが、無理な混泳をさせずに環境を整えてあげれば、飼うことが可能なだそうです。
英語名はBlue-ringed angelfish
Blue-ringedは青い円の、angelfishはヤッコ(キンチャクダイ科の魚)となります。和名の由来同様に頭の輪っかの模様から来ているのでしょうか。
中国語名は肩环刺盖鱼
肩环刺盖鱼(jiān huán cì gài yú)と読みます。肩环(肩に輪っかがある)刺盖鱼(サザナミヤッコ属の魚)という意味になります。和名のワヌケヤッコも頭?肩?にある輪っかが由来です。
そのほか、环纹刺盖鱼(huán wén cì gài yú 环纹=輪っか模様)、蓝环神仙(lán huán shén xiān 蓝环=青い輪っか、神仙=神仙鱼がangelfishの意味)とも呼ばれます。
その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Pomacanthus annularis
インド洋版フタスジリュウキュウスズメダイ!インディアンダッシラスさん
通称 | インディアンダッシラス |
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学名 | Dascyllus carneus |
分類 | スズキ目 - ベラ亜目 - スズメダイ科 - スズメダイ亜科 - ミスジリュウキュウスズメダイ属 |
分布 | 【インド洋固有種】インド洋:東アフリカ(デラゴア湾の南)、モーリシャス、レユニオン、セントブランドンショールズ、コモロ諸島、セイシェル、アルダブラ諸島、チャゴス諸島、モルディブ、スリランカ、アンダマン海、ジャワ海のセリブ諸島 |
生息環境 | 沿岸および沖合のサンゴ礁の枝サンゴに小さな群れで生息 |
体長 | 最大7cm |
その他 | フタスジリュウキュウスズメダイと似る |
インド洋フタスジリュウキュウスズメダイ!
フタスジリュウキュウスズメダイとそっくりですが、生息域が違います。
フタスジリュウキュウスズメダイは生息域が中・西部太平洋なのに対し、インディアンダッシラスはインド洋の固有種になります。
インディアンダッシラスはフタスジリュウキュウスズメダイと比べると、
- 尾鰭の部分に黒い横帯が無い(たまにあるやつもいるらしい)
- 尾鰭が白い
ということで見分けられます。
また、ちゃんとライトを当てて写真を撮ってあげると、頭部に鮮やかな青色小斑が散在するのがわかるようです。
また、イントラさんに教えてもらったのですが、夜寝るとき青っぽく変色するそうです!
英語名はCloudy dascyllus
Cloudyは曇った、dascyllusはミスジリュウキュウスズメダイ属の魚です。
恐らくですが、青色斑が光の具合で見えたり見えなかったりするので、それを空に見立てたのではないかと思います。
その他、Indian dascyllus、Bluetop Dascyllus、Blue-spotted Dascyllusなどとも呼ばれます。
中国語名は肉色宅泥鱼
肉色宅泥鱼(ròu sè zhái ní yú)と読みます。肉色(皮膚の色の)宅泥鱼(ミスジリュウキュウスズメダイ属の魚)という意味になります。海中で見ると白が少しくすんでるから、皮膚の色っぽいのかなぁ??
その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Dascyllus carneus
夜になると色が変わる!イエローバックフュージュラーさん
通称 | イエローバックフュージュラー |
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学名 | Caesio xanthonota |
分類 | スズキ目 - スズキ亜目 - タカサゴ科 - タカサゴ属 |
分布 | 【インド洋固有種】インド洋:東アフリカ(紅海またはアラビア(ペルシャ)湾を除く)からインドネシア |
生息環境 | サンゴ礁域の深い礁湖と沿岸のサンゴ礁沿いに生息 |
体長 | 最大40cm |
その他 | 普段は黄色/青だが、夜間や休息時には色が赤/緑になる |
ウメイロモドキとそっくり!
ウメイロモドキの生息域はインド洋、中・西部太平洋で、シミラン諸島で潜ったときはウメイロモドキもイエローバックフュージュラーも群れをなして泳いでいました。
同じタカサゴ科で、形も大きさも似ています。見分け方としては、背中の黄色い部分。
イエローバックフュージュラーは黄色い帯が頭部まで達しますが、ウメイロモドキは尾びれから背鰭のあたりまでが黄色くなります。また、ウメイロモドキの腹部は白っぽくなります。
夜になると色が変わる!
こちらのサイトによると、そっくりさんのウメイロモドキもそうなのですが、夜になると色が変わります。
昼間は黄色/青ですが、夜間や休息時には色が赤/緑に変化します。
英語名はYellowback fusilier
Yellowbackは黄色い背中、fusilierはタカサゴ科の魚になります。
見た目まんまでわかりやすいです。
中国語名は黄背梅鲷
黄背梅鲷(huáng bèi méi diāo)と読みます。黄背(黄色い背中)梅鲷(タカサゴ属の魚)という意味になります。
また、黃背烏尾鮗(huáng bèi wū wěi dōng)と台湾では呼ばれ、黃背(黄色い背中の)烏尾鮗(タカサゴ属の魚)の意味になります。
その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Caesio xanthonota
セジロクマノミと激似!スカンクアネモネフィッシュさん
通称 | スカンクアネモネフィッシュ |
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学名 | Amphiprion akallopisos |
分類 | スズキ目 - ベラ亜目 - スズメダイ科 - クマノミ亜科 - クマノミ属 |
分布 | インド西太平洋:東アフリカ、マダガスカル、コモロ諸島、セイシェル、アンダマン海、スマトラ、セリブ諸島(ジャワ海)。モルディブとスリランカでは見られない |
生息環境 | 浅い沿岸のサンゴ礁域、多くの場合、深さ約15mの強い潮流帯 |
体長 | 最大11cm |
その他 | センジュイソギンチャク、ハタゴイソギンチャクと共生 |
セジロクマノミと激似!
生息域が被っているので、見分け方を知っておかないとログ付けのときに間違ってしまいそうになります。インド洋で背中が白いクマノミを見たら、スカンクアネモネフィッシュと言っていいでしょう。
スカンクアネモネフィッシュ | セジロクマノミ |
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生息域はインド洋、中・西部太平洋 | 生息域は中・西部太平洋 |
背中の白い帯の幅が細い | 背中の白い帯の幅が太い |
背中の白い帯が上唇まで行かない | 背中の白い帯が上唇まで達する |
その他、クマノミの仲間の変わった習性などについてはこちらで詳しく説明していますので、是非どうぞ。
英語名はSkunk anemonefish
Skunkは動物のスカンク、anemonefishはクマノミです。
背中の白い帯がスカンクの背中の白い毛に似ているので、このような名前で呼ばれています。Skunk clownfishとも呼ばれます。
中国語名は背纹双锯鱼
背纹双锯鱼(bèi wén shuāng jù yú)と読みます。背纹(背中に模様がある)双锯鱼(クマノミ属の魚)となります。
台湾では、白背雙鋸魚(bái bèi shuāng jù yú)と呼ばれ、白背(背中が白い)雙鋸魚(クマノミ属の魚)となります。ちなみに台湾でのセジロクマノミは 粉紅雙鋸魚(fěn hóng shuāng jù yú)で、ピンク色のクマノミ属の魚という意味になります。
その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Amphiprion akallopisos
プーケット番外編:パトン観光で役立つメモ
プーケットのパトンでダイビング以外にお伝えしたいことをまとめます!
絶品カリカリ&もちもちW食感玉子麺!
泊まったホテルはロイヤルパワディービレッジパトンというホテルだったのですが、近所にあるこの玉子麺が美味しすぎて滞在中何度か食べに行きました。
写真はカリカリの麺だけに見えますが、実はスープの中にモチモチ麺が隠れています!
スープはココナッツカレーのようなまろやかなタイカレー味。
麺に添えてある柑橘果実を絞ると、味が少し爽やかになりさっぱりとします。
これは絶対に引っかからないように気をつけてほしいのですが、メニューに漢字で玉子麺と書いてあるのが2つあります!美味しいのはこの写真の方なので、注文するときは写真を見せたほうが早いでしょう。
本当に美味しすぎるので、ぜひ食べてみてください。
この玉子麺が食べられるお店はここ!
Pearl Hotel Restaurant
13, Sawatdirak Road | Great Location, Between First and Second Lines From Beach, Opposite School, Patong, Kathu, Phuket 83150, Thailand
+66 76 340 121
7:00 - 0:00
腕が良かったマッサージ屋
中国は比較的マッサージの料金が安く、私は普段からよく行くのでマッサージ師の腕にはちょっとうるさい方です。
たまたま通りかかった割には安くて、しかも腕が良かったです。
ジャンセイロンに近く、全身タイ式マッサージで1時間200バーツ。ホテル付近は技術は普通で、値段は300バーツでした。泊まっていたホテル付近よりもここのほうが、腕がいい上に安いので断然おすすめです!
安くて腕のあるマッサージを受けるならここ!
Zen Massage
171/7 Soi Sansabai, Patong, Kathu, Phuket 83150, Thailand
+66 95 076 8225
10:00 - 0:00
便利な街の洗濯屋さん
看板にはDRY CLEANINGとありますが、洗濯とアイロンがけもやっています。
街のいたる所にこのような洗濯屋さんがありました。
ホテルの付近は1kg70バーツでしたが、相場は50~100バーツのようです。
シミランクルーズで使用したラッシュガードや着替えを洗ってもらいました。ラッシュガードがあったので、アイロンは無しにしてもらいました。
夕方に出しましたが、出来上がりは翌日の夕方4時頃。とっても便利です。
ムエタイはやっぱり見たい
散歩していたら、バングラボクシングスタジアムに遭遇したので、キックボクシングのチケットを買いました。買ったチケットはリングサイド席です。
しかし、この日はバングラボクシングスタジアムでの試合がないとのことで、地図で案内されたパトンボクシングスタジアムへ向かうことに。(この地図だけでは頼りなく、結局Googleマップに頼りました)
パトンにはキックボクシングスタジアムが2軒あるようです。
Googleマップのおかげでたどり着くことができました。
VIP席とリングサイド席は下の写真で私が着ているこの白いTシャツがもらえます。スタジアム席は蛍光緑色でした。サイズはフリーサイズで、速乾素材。旅の記念にありがたいですね。
VIP席はドリンクの注文をとってくれるお姉さんがついてくれるのと、リングサイド席より前の席という違いがありました。
夜9時に試合開始ですが、試合はあとになるほど面白くなってきます。
ダウンタウンのガキ使でよくみるキックボクサーがやっているお祈りを初めてちゃんと見ました。人によって少しずつお祈りのやり方が違うようでした。
お酒やポップコーンが売られているので、時間を追うごとに観客も白熱してきます。
しばらくすると、現地の立ち見のようなおじさんが「賭けないか?」とこっそり誘ってくるみたい、会場には賭け事禁止って書いてありますので、丁重にお断りしましょう。
最後に楽屋付近(リング裏のトイレとかある方)に行くと、選手と写真が撮れるようです。写真を撮ってもらったら、チップを渡したほうがいいみたいです。
通常7試合が24時までで、試合状況によっては早く終わるみたいです。
Patong Boxing Stadium
2/59 Sai Nam Yen Road, Patong Beach, Amphur Kathu, Phuket, 83150 Thailand
+66 81 737 7193
21:00 - 0:00
プーケットからデイトリップ:ラチャヤイ・ラチャノイ島
滞在日が変更になり、パトンからラチャヤイ・ラチャノイ島で潜ることにしました。
ホテルに置いてあったダイビングのパンフレットに「All4Divig」というショップが乗っていたのでので、直接その店に行って申し込むことに。2日前に申し込んでも余裕でした。(シミランで一緒だった人は1日前の夕方にピピ島ダイビングを申し込みに行ってましたが、申し込みできたみたいです。)
タイ訛りはあまりない英語でしたので、やり取りもスムーズでした!
ショップはジャンセイロンの近くですので、お買い物のあとに立ち寄れます。
出港時は爆竹で安全祈願!
私が住んでいる上海市内は2016年から爆竹が禁止になったので、爆竹の音を聞く機会がすっかりなくなりましたが、タイで聞くことになるとは!
タイでは出港時に安全祈願で爆竹を鳴らす習慣があるそうです。
シミランクルーズのときは、スピードボートでは爆竹無かったと思うし、母船はすでに海上なので、このときの爆竹の音にはちょっと驚きました。
船の中はフローリング
デイトリップの船はこんな感じ。1階と2階の船首には寝そべるところがあり、休憩場所となってます。
ドライエリアはフローリングの床で、シミランクルーズで乗ったSouth Siam 3号より、少し高級感でています。木が基調の内装です。
2階はベンチが木でした。
軽い朝ご飯と昼ごはん、クッキー、コーヒー、お茶、炭酸飲料などが無料で提供されます。ソフトドリンクは飲み放題。ビールもありますが、ビールは有料です。確かシミランクルーズと一緒で60バーツだったような気がします。
昼ごはんはこんな感じ
午前1本潜ったあとにランチです。
メニューは骨付きのからあげチキンとガパオライス。
あとはパイナップルなどのフルーツがあったと記憶しています。
ダイビングポイント
ラチャノイ島
1本目と2本目はラチャノイ島で潜ります。
1本目は多分このマップの中央辺り、2本目は南側でした。
透明度は10m程度でしたが、ツースポットバンデッドスナッパーやイエローバンドフュージュラーの群れが大量に群れていました。
ラチャヤイ島
3本目はラチャヤイ島のHarruby Wreckというレックポイントで潜りました。
沈船のてっぺんあたりが18mぐらいとなっていますので、一緒に潜ったオープンダイバーの外人さんはイントラさんと一緒に上を探検してました。
私はアドバンスなので船の下の方まで潜っていきました。
1、2本目同様あんまり透明度は良くなかったですが、沈船以外にも四角い立方体のコンクリートがずらーっと長いこと並んで沈んでいたり、砂地でハゼを観察できたり、ツバメウオが現れたりとても印象的でまた潜りたいと思えるポイントでした。
エントリーからいきなりツバメウオ
シミランクルーズでもツバメウオの群れに遭遇することがよくありましたが、ラチャヤイ島でも遭遇しました。群れに遭遇するとやっぱり嬉しいですね。
沈船はこんな感じ
透明度が良ければ、もっときれいな写真が撮れたんでしょうけど、Nikon W300ではこれが限界でした。ライト持っていけばよかった…。
ダイビング船が1隻そのまま沈んでいます。
沈船の周りを一通り観察したら、船へと引き返します。
帰り道には立方体のコンクリートがずらっと無数に沈めらているエリアを通ります。
近くで見ると色んな魚が群れてます。ウミヘビ(爬虫類の方)もいました。
コンクリートエリアが続き砂地の浅瀬に移動してくると、サンゴの上で横になって何かしているツバメウオが。よくみるとクリーニングを受けていたようです。気持ちよさそうにクネクネして横になっていました。
エキジットまでは、浅瀬をゆっくり移動していきます。オーロラシュリンプゴビーと思われるハゼが点在しいたのですが、着底不可なのとNikon W300の限界もあり、写真はこんな感じです。マクロモードで撮ればよかったのかな?毎回試行錯誤です。
まぁこんな感じで、面白いポイントでした。
次はパトン観光で役立つメモです~!
シミランクルーズ⑤:ダイブポイントまとめ
シミランクルーズで潜ったポイントをまとめていきます!
ボン島
ボン島では5回潜りました。
西に突き出た根の部分がWest Ridgeというポイントで、突き出した根の先は流れが強く、いつもここのWest Ridgeでマンタ待ちをしているようです。
根の壁沿いにいると、流れが強くて体が持って行かれそうになります。タイ人のイントラさんに手をつないでてもらいましたが、壁から少し離れると、そんなこともなく体勢が安定するようです。
3回ぐらいWest Ridgeでマンタ待ちの時間がありましたが、結果初日1ダイブ目の安全停止の際にマンタがぼんやり見れました。マンタやジンベエなどの大物は運が良ければみれるぐらいの確率のようです。
タチャイ島
タチャイピナクル
Tachai Pinnacleでは2回潜りました。2回ともTachai Pinacleと呼ばれるポイントでしたが、このマップの1st Pinnacleのあたりだったと思います。
ツバメウオの群れがエントリーしてすぐだったのが印象的なポイントでした。
タチャイリーフ
1日目のナイトダイブで潜りました。アカホシカニダマシとか、寝ているお魚を眺めたぐらいでした。
リチリューロック
リチリューロックでは2回潜りました。
とにかくロウニンアジ、ギンガメアジ、バラクーダが群れに群れまくっていて、ありがたみを感じなくなってしまうぐらいでした。キツネフエフキやツバメウオも群れていました。私のときはジンベエザメは残念ながら見れず…
ツバメウオの群れは安全停止のときに現れたので、ゆっくり見れてラッキーでした!
エレファントヘッドロック
シミラン諸島のNo.7とNo.8の間にあるポイントで、海に突き出た岩の形が象の頭と鼻先にみえることから、このような名前がついています。
カスミアジ、ロウニンアジなど、アジ科の魚や、クマササハナムロ、イエローバックフュージュラー、イエローダッシュフュージュラーなどタカサゴ科の魚がよく群れていた印象です。
シミラン諸島 No.8
ウォーターフォールベイ
3日目の4ダイブ目に潜りました。ここは湧き水が取れるらしく、私達が潜っている間に、船の給水も兼ねて寄るようです。
タカサゴ科のイエローダッシュフュージュラー、イエローバックフュージュラーやキンセンフエダイ、パウダーブルーサージョンフィッシュなどが目立ちました。
このポイントは餌をもらえると思って寄ってくるアオウミガメがいつもいるそうで、私のときにも現れました。エグジット後に現れたので、シュノーケル咥えてウミガメちゃんと一緒に泳いで写真を撮らせてもらいました!
シミラン諸島 No.9
スリーツリーズ
別名ブレックファーストエンドとも呼ばれているみたいです。
平均16m、最大23mぐらいまでしか行かなかったので、サメは遠目の砂地に1匹ホワイトチップシャークを見たぐらいでした。
ホウセキキントキが目の前で赤や暗い色に色を変えて群れて泳いでいたり、砂地によくヤッコエイが砂に隠れていたり、ひらひら泳いでいたのが印象的なポイントでした。
ナムチャイベイ
今回のクルーズで実は一番印象的だったのが、このポイントでした。
特に印象的だったのが、キツネフエフキの捕食シーン!
体長80cm~1mぐらいはあるキツネフエフキの群れ(カスミアジも混じってますが)が、まだら模様の興奮色から、すっと色が変わって泳いでいくシーンです。
これはまじで興奮しました!
クリスマスポイント
たまにホワイトチップシャークが現れるそうで、遠目に見ることができました。朝潜ったので、暗くて透明度もそれほどなく、それ以外はあんまり記憶にないポイントです。
海況がいいときにまた潜ってみたいです(汗)
次は、ラチャヤイ・ラチャノイ島でのダイビングのまとめです~!
シミランクルーズ④:3泊4日、あとはひたすら食べて潜って寝る
携帯の電波状況
シミラン諸島海域では、4番、8番、シミラン諸島〜ボン島間、タチャイ島〜リチェリューロック間の一部のエリアでは、携帯電話の電波が入ります。私の予定だと2日目と3日目はほぼほぼ電波届かず、帰りのスピードボートの途中から電波が入った感じでした。
シミランクルーズではAISというキャリアの電波が一番届くようです。
毎日の流れ
1日目はDive2から潜り、ナイトダイブまでの4ダイブ。2日目からは、朝のDive1~4までの4ダイブで、最終日はDive3までで終わりになります。3泊4日で合計15ダイブでした。
多分これはエレファントヘッドロックだと思うのですが、海の上は何も遮るものがないので、夕日がとってもきれいです。
3日目は朝ごはんのあとに、セイルロックがあるシミラン島近辺に一時停泊します。
この島はシミランのシュノーケルツアー客も上陸する島のようで、セイルロックに登る人や海水浴を楽しむ人などがいました。
私は相変わらず、もれなく毎朝船酔いしていましたので(汗)、停泊している間はシミラン等に上陸し、岩の上に寝そべって三半規管の揺れを戻しに行きました。
最終日は
4日目は1日目と同じ場所で潜りますが、Dive2が終わりランチを食べたあと、部屋の荷物をまとめて、この日に乗船してくる人に部屋を明け渡します。
ビールのお支払いや、ショップのTシャツ・ログブックなどを購入した場合は、この間に精算しておくと良いでしょう。クルーに誰に払うのかを聞けば、教えてくれます。
また、クルーの皆さんに感謝の気持をこめてお支払するチップボックスが用意してあります。こちらも下船前にお支払すると良いでしょう。事前に調べたところ3泊4日でチップはだいたい1000バーツとあったので、私は1000バーツお支払いしておきました。
その後にDive3を潜り、シャワーを急いで浴びるか、シャワーは軽く済ますだけにして、器材などをまとめてしばらくしたら、すぐに下船です。
下船後は行きと同様
スピードボートが母船に横付けされ、行きと同様にタップラム港のショップまで1時間20分揺られます。
港のショップに着いたら、行き先ごとに車が振り分けられるので、それに乗ってホテルまで送ってもらいます。
平日の夕方だったからか少し道が混んでいて、パトンのホテルには午後7時頃到着でした。
船酔いについて
一日中海の上で揺られるので私の三半規管は耐えられず…
毎朝御飯のあとにマーライオンでした(汗)
マーしたあとはスッキリするので、普通に15ダイブすべて潜りましたが、体調が優れないようであれば、無理はしないほうがいいでしょう。
毎日ちゃんと酔い止めの薬飲んでたのですが、飲むタイミングや睡眠時間なども関係するかと思います。
私以外の人は全員大丈夫そうでした。
三半規管はどうやったら鍛えられるのでしょう…(毎日でんぐり返しとか??)
番外編
船内で日本人のイントラさん、お客さんたち、South Siamのクルーと仲良くなり、夜になるとクルーが持ち込んでいるラム酒をおごって頂き、夜は宴会に!もっとおつまみを持っていけばよかったなぁと後悔しました。
西洋人、韓国人、中国人は次の朝に備えて早めに休んでいましたが…。
私はお酒があると楽しくなってしまう性分なので、ノリノリの音楽をかけてクルーやイントラさんと一緒にクラブパーティーのように楽しんでいました。
タイ人は何故か電波がつながるのか?パケット放題なのか?Youtubeで好きな音楽をかけてくれます。気づくとリズムが一辺倒な演歌調のタイ語ミュージックをかけてくるので、リクエストがあるなら頼むとそれをかけてくれたりします。
船内にはミラーボールも装備してあります(笑)
また、船長がポータブルのカラオケマイクを持っていますので、Youtrubeを見ながらカラオケ大会も可能です(笑)
こんなことしてたから、毎朝マーライオンだったのかと思いますが、楽しければそれで良しとします。
夜は星が綺麗ですが、3階のルーフトップは午後10時でクローズになるので、船尾のベンチに座って星を見るのも良いでしょう。
次のまとめは、潜ったポイントについてです~!
シミランクルーズ③:ついにクルーズ船乗船!そしてすぐダイブ
スピードボートに揺られ1時間20分。10時10分頃に母船に到着です!
ホテルを出発したのが6時半だったので、ここまで長かった…
つくなり、船の説明とブリーフィング
South Siam 3号のその日の1ダイブ目と朝食が終わった頃、私達が到着という段取りのようです。
この時点では、この日に下船する人たちも乗っているので、部屋はまだ割り当てられません。大きい荷物は一旦置いといて、必要なものだけ持って2階に上がります。
健康チェック表を記入したら、すぐ船の使い方説明とブリーフィングが始まります!
ブリーフィングが終わったらすぐにダイビングとなりますので、必要な器材やウエットを持って準備します。
この日下船する人たちは私達にとっての2本目まで船にいるので、船上の人数が多いためエントリーの際は急いで準備しなければなりません。
部屋が割り当てられるのは、1本目から上がってきて昼ごはんを食べてからでした。
ここからは船の説明!
これは2階のドライエリアで、ここでご飯を食べたりします。
手前のガラスがスライドする冷蔵庫に、estという現地のコーラやChangビールなどが入っています。それに続く奥の銀色の棚には、ご飯の時間になるとブッフェ形式でおかずが並びます。
ソフトドリンクは飲み放題ですが、ビールは60バーツです。ビールなど、船の上で発生するお支払いは、この船の金庫番のおばちゃんに最後の下船前に現金でお支払いになります。
ご飯は日替わりブッフェ
ご飯は日替わりブッフェです。3泊4日ですと、メニューがかぶる日もありましたが、そんなに気にはなりません。
その他、コーヒー・紅茶・クッキーのようなお菓子が2種類・食パン・バター・ジャムなどもありました。コーラ同様これらも食べ飲み放題です。
また、酔い止めの薬や絆創膏などの簡易救急キットも置いてありました。
物を干すときに注意!!
ラッシュガードやタオルなどは、1階に干すか、2階に干すかになります。
船に張られている細いロープについている洗濯バサミで挟んで干すのですが、夜中寝ているうちに私の速乾バスタオルが飛ばされて海の藻屑になりました(TдT)
洗濯バサミで挟んだ上で、さらにロープにタオルやラッシュガードをくくりつけることを強くおすすめします。
洗濯バサミが足りないときは、船のクルーに言えば貸してくれます。
その他の階はこんな感じ
1階はドライエリアとウェットエリアがあり、ドライエリアは客室、ウェットエリアはダイビングのタンクや器材が置いてあります。
3階の休憩エリアは安全上、夜10時でクローズとなります。寝っ転がって星を見たいなら、早めに行きましょう。
部屋は予約したサイトでみた写真より、だいぶボロいww
でも清潔さは保たれているので、ボロさについては目をつむりましたw
次のまとめは船の上での一日の流れなどについでです~!
シミランクルーズ②:ホテルからクルーズ船まで移動
上海から人民元で申し込みたかったため、中国のショップを通じて予約しました。現地では中国のショップの人はおらず、直接現地のダイビングショップのSouth Siam Diversの人が受け持つという形でした。
申し込んだときの記事はこちらよりどうぞ。
South Siam Diversのロゴがついた車でお迎え
中国のショップから予約時に伝えられたピックアップ時間より10分遅く来て、朝6時半に出発!すべてが初めてなので、ドキドキでしたが、ホテルで待ってたら来ました。
ホテルを出発して、同じパトン近辺のホテルの人もピックアップしていきます。車にかなり揺られながら2時間、8時半にSouth Siam DiversのTap Lamu Officeに到着です。
申込みの際に、現地払いだと言われていた費用をここで払います。国立公園費と重器材のレンタル費(3泊4日分)で合計3900バーツでした。
内訳は以下の通り。
トイレ休憩やショップに用意してあるドリンクやお菓子を頂きながら、みなさんの支払いが終わるのを待ちます。
8時50分ごろ、ショップから少し歩いたタップラム港からスピードボートに乗って出発します。
母船まで1時間20分!
こんな感じで、救命胴衣を着てかなり揺れながらボン島へと向かいます!ちなみに、この間はまだ携帯が通じていました。シミランクルーズではAISの電波が一番届くようなので、ポケットWIFIや現地SIMを買う場合は事前にAISの電波が入るか確認しましょう!(シミラン諸島海域では、4番、8番、シミラン諸島〜ボン島間、タチャイ島〜リチェリューロック間の一部のエリアでは、携帯電話の電波が入ります)
今回お世話になったクルーズ船はSouth Siam 3号。
South Siam Diversは全部で4つの船を所有しているようですが、シミラン諸島に行くのは3号と4号です。
日曜日に乗船でしたので、4号ではなく3号になりました。
船のスペックはどちらも同じだと思います。
3号と4号があり、乗船下船可能日は以下のとおりです。
サウスサイアム3号
曜日 | ダイビングポイント | 乗船下船可能日 |
---|---|---|
月 | スリン諸島・リチェリューロック | × |
火 | シミラン諸島 | ○ |
水 | ボン島・タチャイ島 | ○ |
木 | スリン諸島・リチェリューロック | × |
金 | シミラン諸島 | ○ |
土 | シミラン諸島 | ○ |
日 | ボン島・タチャイ島 | ○ |
サウスサイアム4号
曜日 | ダイビングポイント | 乗船下船可能日 |
---|---|---|
月 | シミラン諸島 | ○ |
火 | シミラン諸島・ボン島 | ○ |
水 | スリン諸島・リチェリューロック | × |
木 | シミラン諸島 | ○ |
金 | シミラン諸島 | ○ |
土 | シミラン諸島・ボン島 | ○ |
日 | スリン諸島・リチェリューロック | × |
次のまとめは船の環境についてです~!
シミランクルーズ①:プーケット空港からパトンのホテルまでと復路の予約
今回初めてダイビングクルーズに参加。1月末にシミランに行ってきました。
色々あったので、覚書として残しておこうと思います!
上海からAirAsiaでKL経由のプーケット行き
上海からはAirAsia(エアアジア)でクアラルンプール経由でした。
荷物はAirAsiaの国際線同士の乗り換えの場合「Fly-Thru(フライスルー)」というサービスが自動的に適用されるため、荷物は目的地まで持っていってくれます。
軽器材は預け荷物に、カメラなど預け預けられないものは機内持ち込み
2020年3月末現在でのエアアジアの機内持ち込みの手荷物は、ハンドバッグ1つとキャビンバッグ1つの2個まで。サイズは下のリンクからご覧ください。
重器材は持っていないので、二人で一つのキャリーケースに軽器材やウエットスーツなどを詰め込んで、キャリーケースに入らなかったものや預けられないものは、大きめのバックパックに入れて持ち込みました。
ちなみに、預け荷物は25kgを予約しましたが、二人で17~18kgぐらいの重さになりました。帰りにお土産を買ったとしても大丈夫です。20kgの予約でも良かったかもしれません。
クアラルンプールのイミグレは混むで有名らしい
これはかなりの誤算だったので、ぜひ書いておこうと思います。
クアラルンプールではトランジットの待ち時間が6時間ほどあったので、一旦観光しに外に出ようと試みたところ、出国の際にイミグレでものすごく並んだため断念することに。
クアラルンプールのイミグレは混むことで有名らしく、完全に甘く見ていました。市内観光をするなら10時間ぐらいトランジット時間の余裕があったほうがいいかもしれません。
クアラルンプール空港内では銀聯カードが普通に使えたため、マレーシアリンギットに両替することなく、ランチやショッピングで暇をつぶしました。
プーケット空港からパトンビーチまでの行き方
さてここから本題!プーケット空港の国際線5番出口から出ると、すぐ目の前に「TAXI-MINIBUS」と書いてあるブースがいくつかあります。こういうブースが幾つか並んでます。
パトンまでは180バーツで、このブースでチケットを買います。(5番出口を出る前のプーケットの国際線到着ロビー内でも買えます)
チケットを買ったら、その場を仕切っている水色のシャツを着ているおじさんやお兄さんにパトンまでと言ってチケットを見せ、「そのへんで待て」と言われるので待ちます。
10~20分ぐらい待った気がします。
人が集まるまで待ち、10人ぐらい集まったら、おじさんに呼ばれます。
チケットの半券を切られ、ミニバスに乗り込み出発!
確か泊まる予定のホテルを乗るときに聞かれるので伝えます。
出発して30分後
あれ?パトンのホテルまで車で1時間のはず?
なぜか30分ほど走ったところで、全員車から降ろされます。
降ろされた場所は旅行代理店で、泊まるホテルや旅行の予定を聞かれます。
おかまショー、急流下り、トラ園、象ツアー、ピピ島ツアーなど、タイ訛の強い英語でおばちゃんがツアーを勧めてきます。
もちろん、ダイビングクルーズに参加するので、全てを丁重にお断り。
帰りのミニバスを予約
しかし、ここで帰りのミニバスも予約できるとのこと!
値段は行きが180バーツなのに、なぜか帰りは300バーツ(ビーチから空港は1wayで運行するので高くなるっておばちゃんが言っていた。東南アジア謎あるあるな理由)
タクシーは800バーツだし、300バーツでも安いので、パトンビーチから空港までのミニバス予約を済ませました。(どうやらそういう相場のようです)
帰りの飛行機の出発時間を告げると、フライトに間に合う時間を逆算してくれました。
ホテル名とピックアップの日付と時間が書いてある封筒に、予約した帰りのミニバスのチケットを入れて渡されます。
行きのミニバスチケットは、残りの半券をここで渡してしまうので、手元には残りませんでした。
まぁなんだかんだで、帰りのパトンから空港までのミニバス予約を済ませ、また出発!
その間他の人も待ってるので、色々予約する場合は早めに済ませましょう。
ここで予約しなくても、パトンの街の至るところにツアー予約できる場所があるので、ぶっちゃけワザワザここで諸々のツアー予約はしなくてもいいと思います。
ここからまた30分ちょい走って、ホテルへと着きました!
後日談ですが、コロナで中国の春節休みが伸びたということもあり、帰りの便を変更することになることに。ミニバスの時間変更のため旅行代理店に電話したのですが、なかなか出てくれず(汗)
なんどか電話して、やっと出た!とおもったら、今度はタイ訛りが強い英語のおばちゃんとの会話が表情の見えない電話だけだとうまく行かず、ホテルのフロントに助けてもらったり…。色々すったもんだしましたが、結果的にはちゃんと変更した日時にピックアップしに来てくれました。ピックアップ時間よりは遅れてきましたけどね(笑)
結構ドキドキしましたw
続きはこちらでどうぞ。
英語名はインド太平洋上級曹長!オヤビッチャさん
和名 | オヤビッチャ |
---|---|
学名 | Abudefduf vaigiensis |
分類 | スズキ目 - ベラ亜目 - スズメダイ科 - ソラスズメダイ亜科 - オヤビッチャ属 |
分布 | 南日本の太平洋岸、琉球列島、小笠原諸島;朝鮮半島、インド・太平洋 |
生息環境 | 岩礁域やサンゴ礁域の水深1~12mに生息。礁斜面上部に多く見られ、琉球列島では普通種。 |
体長 | 最大20cm |
その他 | 雑食性。幼魚は流れ藻につく。地色は求愛期に青くなる。 |
和名の由来は
オヤビッチャ!何度聞いても変わった名前です。
由来は諸説あるようで
- 「ビッチャ」は東北地方などで赤ん坊という意味で、親になっても赤ん坊のように小さい魚の意という説
- 沖縄方言の綾が走ると言う意味の「アヤビッチ」から来ているという説
ということですが、生息地から見てなーんとなく沖縄方言説が強いのではと個人的に思います。
ロクセンスズメダイと激似!
ロクセンスズメダイは尾鰭の上下両葉に黒色帯があります。オヤビッチャにはこれがありません。またオヤビッチャの背中は薄っすら黄色ですので、これらの特徴より見分けることができます。
こちらにてオヤビッチャ属の見分け方など、詳しくまとめてありますので、ご参考にどうぞ。
飼育されるらしい
飼育自体は容易で、体も丈夫、餌もよく食べるらしく、観賞用に飼育されるようです。スズメダイの仲間は混泳させるときに、どうやら注意が必要なようです。
食べれる魚らしい
白身でクセのない魚で沖縄ではたまに食べることもあるようです。
煮付け、唐揚げ、塩焼きが合うみたいですよ。
ですが、シガテラ中毒の例が報告されているようですので、十分に注意しましょう。
英語名はIndo-Pacific Sergeant
Indo-Pacificはインド太平洋、は軍曹、下士官、巡査部長という意味。
なんで軍曹なのよ!と思って調べたところ、
同じオヤビッチャ属にSergeant Major Fish(上級曹長)という英語名の魚(学名: Abudefduf saxatilis 生息域:カリブ海)がいて、体側の5本の縞模様が兵役におけるその階級章に似ていることから、上級曹長という名前が付いたそうです。オヤビッチャは生息域がインド・太平洋なので、Indo-Pacific Sergeant(インド太平洋上級曹長)と呼ばれています。
中国語名は五带豆娘鱼
五带豆娘鱼(wǔ dài dòu niáng yú)と読みます。五带(五本の帯がある)豆娘鱼(オヤビッチャ属の魚)という意味になります。
また、台湾では條紋豆娘魚(tiáo wén dòu niáng yú)と呼ばれ、意味は條紋(縞模様の)豆娘魚(オヤビッチャ属の魚)になります。
その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Abudefduf vaigiensis
丸くて黄色いスズメダイといえば!ヤマブキスズメダイさん
和名 | ヤマブキスズメダイ |
---|---|
学名 | Amblyglyphidodon aureus |
分類 | スズキ目 - ベラ亜目 - スズメダイ科 - ソラスズメダイ亜科 - クラカオスズメダイ属 |
分布 | 琉球列島;東武インド洋~中・西部太平洋の熱帯域 |
生息環境 | サンゴ礁域の水深12~35mに生息し、潮通しのよい斜面や崖を好む。成魚、幼魚ともヤギ類につき、あまり泳がずに浮かんでいる。 |
体長 |
最大13cm |
その他 | 婚姻色は体側に青点が多数出る。東南アジアには多いが、日本では少ない。 |
黄色いスズメダイはたくさんいる
以前紹介したネッタイスズメダイやニセネッタイスズメダイも黄色いですが、その他にもコガネスズメダイ、ヒマワリスズメダイ、タンポポスズメダイなど黄色いスズメダイはたくさんいます。
ヤマブキスズメダイは体高が高くて丸に近い体型であることや、背鰭と尾鰭の後端の形の違いから区別できます。
こちらでは、コガネスズメダイ、ヒマワリスズメダイ、ヤマブキスズメダイの見分け方がイラストでわかりやすく描かれています。
スズメダイの仲間なのでイクメンパパです
ヤマブキスズメダイに限らず、スズメダイの仲間は雄が卵の面倒を見ます。ムチカラマツなどの表皮を口で削り取って場所を産卵床を作った後、卵を産み付けるそうです。この時期はとても攻撃的で、ダイバーに攻撃してくる場合もあります。お邪魔してしまったら、その場から離れましょう。
幼魚はちょっと透明
こちらのはかなり透明ですが、若い幼魚だと思います。
もう少し成長すると、白身を帯びて、これぐらいになります。
観賞魚としても飼育されます
非常に丈夫で、餌付けも簡単な種ということで、観賞魚としても飼育されるようです。
こちらにとっても詳しく飼育方法が説明してありますので、ご参考にどうぞ。
英語名はGolden Damsel
Goldeは黄金の、damselはスズメダイになります。黄色ではなくもはや黄金!
中国語名は黄身宽齿雀鲷
黄身宽齿雀鲷(huáng shēn kuān chǐ què diāo)と読みます。黄身(黄色いボディーの)宽齿雀鲷(クラカオスズメダイ属のお魚)という意味になります。宽齿は幅の広いはという意味になります。実際の歯は端が平たくて切れ込みがあるそうです。
また、台湾では黃背寬刻齒雀鯛(huáng bèi kuān kè chǐ què diāo)と呼ばれ、黃背(黄色い背中の)寬刻齒雀鯛(クラカオスズメダイ属のお魚)という意味です。
その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Amblyglyphidodon aureus
クジャクスズメダイさんの体色が変化する理由とは?
和名 | クジャクスズメダイ |
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学名 | Pomacentrus pavo |
分類 | スズキ目 - ベラ亜目 - スズメダイ科 - ソラスズメダイ亜科 - ソラスズメダイ属 |
分布 | 琉球列島;インド・太平洋 |
生息環境 | サンゴ礁域の16m以浅に生息、サンゴの根の周辺やガレ場に見られる |
体長 | 最大8.5cm |
その他 | ソラスズメダイに似るがより大型で、頭部に複雑な模様がある。尾鰭の形も異なる。鰓蓋に暗色斑がある。日本では稀種。 |
青い色と薄い緑のやつがいる?
青が強い体色と、白いに近い薄い緑体色の写真があるんだけど??
体色については、こちらの写真がわかりやすいので、ご覧ください。
調べたところ、青い魚全般に言えることのようですが、
- 魚の青い色は色素細胞による発色ではなく「構造色」と呼ばれる干渉反射光
- 運動性虹色素胞という細胞質の厚みが、神経の働きで変化するため色が変化
こういった理由で、光などの環境の変化より、体色が変わるようです。
色を変化させる理由はまだ謎が多いようですが、下の本によると今のところはカモフラージュやコミュニケーションが目的と言われています。
ソラスズメダイに似てます
見分け方を下記にまとめました。
クジャクスズメダイ | ソラスズメダイ |
---|---|
頭部に複雑な模様 | 頭部の模様は特にわからない |
鰭の黄色い部分が少ない | 鰭の黄色い部分が多い |
鰓蓋に暗色斑(はっきりしない個体もいる様子) | 暗色斑はない |
尾鰭が二叉に伸びて深いVの字 | 尾鰭のVは浅い |
日本では稀種なので、見つけたらラッキーですね。
英語名はSapphire damsel
Sapphireは宝石のサファイア、damselはスズメダイになります。
きれいな青が宝石のサファイアを連想させるのでしょうね。Blue Damselや和名まんまのPeacock damselとも呼ばれます。
中国語名は孔雀雀鲷
孔雀雀鲷(kǒng què què diāo)と読みます。孔雀雀鲷は和名と同じ意味になります。
また、青玉雀鯛(qīng yù què diāo)とも呼ばれ、こちらは青玉(サファイア)雀鯛(ツバメダイ)で、英語の意味と同じになります。
その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Pomacentrus pavo
シンデレラウミウシさんのシンデレラたる由縁とは?
和名 | シンデレラウミウシ |
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学名 | Hypselodoris apolegma |
分類 | 裸鰓目 - ドーリス亜目 - ドーリス下目 - イロウミウシ上科 - イロウミウシ科 - アオウミウシ属 |
分布 | 西太平洋 |
生息環境 | 八丈島では春から秋にかけて水深10m前後の岩礁域で普通に見られる |
体長 | 最大5cm、通常1.5~3cm |
その他 | 学名のApolegmaはギリシャ語でローブの裾という意味。ハゴロモウミウシの仲間とされていたが、2001年に正式に別種とされた。 |
体地色は青色から赤紫色です。背面の縁は白で縁取られ、白色と紫色の境目は網目模様のような紫色の円斑が入り、白い縁に融合しています。触角鞘や二次鰓の柄は赤紫色で、上部は黄色から橙色になります。
和名の由来は
調べてみた由来は諸説あり、はっきりとは分かりませんでした。
- シンデレラが忘れていったガラスの靴のよう
- 黄色い二次鰓がまるでお姫様のティアラのよう
- 綺麗なドレスをまとった優雅な女性をイメージ
などと言われています。
英語名はApolegma Nudibranch
Apolegmaはギリシャ語でローブの裾という意味で、紫から徐々に白になる縁取りをしめしています。nudibranchは裸鰓目のウミウシになります。
中国語名は公牛多彩海麒麟
公牛多彩海麒麟(gōng niú duō cǎi hǎi qí lín)と読みます。公牛=雄牛、多彩海麒麟=イロウミウシの仲間と言う意味になります。なんでオスの牛なんでしょうな??