Marine Life Log

海で見た魚をイラストで綴る、海の生き物ログ

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メバル御三家では最も一般的一番デカくなる種、シロメバルさん

シロメバル

和名 シロメバル
学名 Sebastes cheni
分類 スズキ目 - カサゴ亜目 - メバル科 - メバル
分布 津軽海峡〜九州北・西部;朝鮮半島南東部
生息環境 沿岸の岩礁に多く、群がりを作る。
体長 25~35cm程
その他 腹鰭と臀鰭は茶色。体側に濃い茶色の横帯が明瞭なものが多い。

メバルの由来は?

メバルは目が大きく開き、見張っていることから「眼張(めばる)」となったようです。 漢字は「眼張または目張」が普通ですが、旬が春なので、目春と書いたり、魚へんに「休」の「鮴」もあります。

分類で学者泣かせ!

かつてのメバルは2008年に発表された論文で、アカメバルクロメバルシロメバルの3種に分けられました。それまでは20世紀の初めから100年にわたって何種にも分けられたり、1種として扱われたりと、研究者の間でも混乱があったようです。

クロメバルはその名の通り体全体が黒いのが特徴です。

見分けるポイントを下記にまとめておきますので、ご参考にどうぞ。

和名 アカメバル クロメバル シロメバル
胸鰭軟条数 15本が多い 16本が多い 17本が多い
体色・体形 体色は通常赤っぽい茶色。体高は低くすらっとして、頭部も小さい。 体色は黒っぽく、背中上部が青みを帯びる。頭部は小さく、ずんぐり体形。 体色は茶色または白っぽく、体高が高く頭部も大きい。 

シロメバルの生態

メバル3種のなかでは、もっとも大きくなり30cm以上になるのが本種とされています。

アカメバルクロメバルと異なり、内湾に多く、塩分の低い環境によくいます。

単独でいるときもありますが、小さな群れをつくっていることが多く、カサゴやソイなどのように底性ではなく、底から少し離れたところで見られます。

頭を上にして立ち泳ぎをしている様子も見られ、仔魚では小型の甲殻類などを食べますが、成魚では甲殻類の他、小魚や多毛類、軟体動物なども食べるようになってきます。

また、他のメバルと同様、卵胎生で、11月前後に交尾が行われ、12~2月頃に仔魚を出産します。仔魚は成長するまで大きな群れをつくり、海藻の間などで生活しています。

釣りかたは3種類!

釣り人に人気のメバルですが、ウキ釣り、ルアー、沖釣りの3種類があるようです。釣りをする人なら結構知っているのかもしれませんね。ダイビングでも日本で潜ればみれるようです。

お寿司でもたべられる!

やっぱりメバルなので煮付けが定番のようです!塩焼き、唐揚げ、お刺身にしても美味しいみたいです!

英語名はJapanese white seaperch

いつもお世話になっているFishbaseにはシロメバル自体のデータがなく、見つからず…でした。英語のWikipediaにはJapanese white seaperchとあったので、日本の白いスズキという意味になります。

中国語名はないみたい

生息域ではないからでしょうか、いくら探しても出てきませんでした。