めっちゃビビりな性格のイナズマヤッコさん
和名 | イナズマヤッコ |
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学名 | Pomacanthus navarchus |
分類 | スズキ目 - キンチャクダイ科 - サザナミヤッコ属 - イナズマヤッコ |
分布 | インド太平洋:インドネシアからパプアニューギニア、北はフィリピン、南はローリーショールズ、南はグレートバリアリーフ。ミクロネシアのパラオとヤップを含みます。 |
生息環境 | 水深40m以浅のサンゴ礁域、岩礁域に生息。食性は雑食で甲殻類や藻類などを捕食。 |
体長 | 最大28cm |
その他 | 日本には分布せず、そのほかの西部太平洋海域でも個体数は多くない。観賞魚として人気。 |
和名の由来は
細く入る明るい青のラインが稲妻を想像させるのでしょうか?ちゃんとした由来はわかりませんでしたので、あくまでも想像です。由来が稲妻だとすると、カタカナ表記はイナヅマとなるはずですが、図鑑などではイナズマという表記になっています。
日本では発見されていないのに、和名がついているのは観賞魚として外国から輸入してくるときに、輸入業者さんが名付けたのではないかとも考えられています。
幼魚時代はこんな模様
成魚と模様が違う理由は諸説ありますが、成魚は縄張り意識が強いため同種を追い払おうとするので、幼魚は別種のふりをして、追い払われないようにするためと言われています。
サザナミヤッコ属のお魚さんたちは、幼魚時代黒いボディーに青と白の模様が特徴ですが、お魚さんによってその模様が違ってきます。
イナズマヤッコさんの模様はきれいな横縞!(お魚さんは頭を上にした状態で、縦縞・横縞を表現します)
他のサザナミヤッコ属のお魚さんたちと模様比べしてみるのも楽しいです。
成魚柄への模様変わりはかなり早い時期で始まるため、完全な幼魚柄のイナズマヤッコをショップで見掛ける事はあまりないようです。
性格はめちゃビビり
とにかくビビりのイナズマヤッコさんは、警戒心が強く写真に収めるのが困難なお魚さんです。飼育の際も、他の小さい魚や人の気配にビビりまくり。神経質な面もあります。
飼育方法は?
珊瑚をよく突くので珊瑚水槽での飼育には向いていないようです。とてもビビりですが、落ち着いた環境に慣れれば、優しい性格なので混泳も可能です。
導入時は単独で飼育する事がオススメで、落ち着いてきたら小型か、大人しいヤッコや他の小型種となら混泳可能です。
英語名はBluegirdled angelfish
Blueは青の、girdledは帯状に囲む・取り巻く、はヤッコ(キンチャクダイ科の魚)となります。
中国語名は马鞍刺盖鱼
马鞍刺盖鱼(mǎ ān cì gài yú)と読みます。马鞍は馬の鞍、刺盖鱼はサザナミヤッコ属の魚という意味になります。
蓝肩剑盖鱼(lán jiān jiàn gài yú)とも呼ばれ、意味は肩が青いサザナミヤッコ属の魚になります。
その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!