ヤッコさんたちの幼魚見分けられるかな?サザナミヤッコさん
和名 | サザナミヤッコ |
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学名 | Pomacanthus semicirculatus |
分類 | スズキ目 - スズキ亜目 - キンチャクダイ科 - サザナミヤッコ属 |
分布 | 南日本の太平洋岸、琉球列島;インド・太平洋 |
生息環境 | 岩礁域、サンゴ礁域に生息。比較的浅所に多い。礁斜面の岩の裂け目付近や、隠れ場所になるものがあるところを好む。幼魚は礁池内の砂地にあるサンゴ根の周りに多い。 |
体長 | 最大40cm |
その他 | 一夫多妻のハレムを作る。キンチャクダイ科の魚は、鰓蓋の下部に後方へ向かう1本の棘があることが特徴。多くの種が雌性先熟の性転換を行うと考えられ、成長段階の斑紋の変化が著しい種も多い。好奇心が強く、ダイバーによってくることもある。幼魚は吻端から背中に白色縦線があることで、タテジマキンチャクダイと区別できる。 |
和名の由来は?
幼魚の模様が水面に広がる波紋に見えるところからきているそうです。
サザナミヤッコ属の幼魚見分けられるかな?
成魚と模様が違う理由は諸説ありますが、成魚は縄張り意識が強いため同種を追い払おうとするので、幼魚は別種のふりをして、追い払われないようにするためと言われています。
幼魚期のロクセンヤッコ・アデヤッコ・タテジマキンチャクダイが特にそっくり!
Wikipediaに載っている幼魚の見分け方の方法を表にまとめてみました。
ロクセンヤッコ | 模様の入り方がサザナミヤッコに似るが、サザナミヤッコでは白線が大きくカーブしているのに対し、この種は直線的な入り方をしている。 |
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アデヤッコ | どちらかというとロクセンヤッコの幼魚に似ている。白線の入り方もロクセンヤッコの幼魚に似る。しかし、成長すると、目の周囲が次第にオレンジ色を帯びる。 |
タテジマキンチャクダイ | 2cmまでの個体はサザナミヤッコの幼魚と似ているため区別が難しいが、サザナミヤッコの幼魚は吻端から背中に白線縦線があるが本種にはそれがない。 |
サザナミヤッコ | 吻端から背中に白色縦線。楕円模様ががない。 |
サザナミさんとタテキンさんについては、下記のページに写真付きの説明があります!
飼育もされます
幼魚から成魚の模様の変化が著しいので、成長の過程を見るのが楽しい魚です。
そのため飼育するアクアリストもいらっしゃるようです。
英語名Semicircle angelfish
Semicircleは半円形の、angelfishはヤッコ(キンチャクダイ科の魚)となります。
和名同様、幼魚時代の模様から名付けられたようですね。
そのほかKoran(イスラム教の教典コーラン)、angelfish(キンチャクダイ科の魚)と呼ぶ地域も多いようですが、なんでコーランなのかはわかりませんでした。
中国語名は半环刺盖鱼
半环刺盖鱼(bàn huán cì gài yú)と読みます。半环(半分の輪っか)刺盖鱼(サザナミヤッコ属の魚)という意味になります。半分の輪っかは幼女時代の斑紋のことでしょうね。
台湾では疊波蓋刺魚(dié bō gài cì yú)と呼ばれ、意味は疊波(重なる波)蓋刺魚(サザナミヤッコ属の魚)になります。
その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Pomacanthus semicirculatus