Marine Life Log

海で見た魚をイラストで綴る、海の生き物ログ

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毒があるけどかわいいネッタイミノカサゴさん

ネッタイミノカサゴ

和名 ネッタイミノカサゴ
学名 Pterois antennata
分類 カサゴ目 - カサゴ亜目 - フサカサゴ科 - フサカサゴ亜科 - ミノカサゴ
分布 南日本の太平洋岸、伊豆・小笠原諸島琉球列島;インド、太平洋
生息環境 50m以浅の岩礁およびサンゴ礁、礁池に生息
体長 20cm程
特徴 胸鰭条の先端まで鰭膜は延びない。鰭膜に青から黒の丸い斑が多数並ぶことが特徴。鰭の棘に毒がある。
山溪ハンディ図鑑 改訂版 日本の海水魚

山溪ハンディ図鑑 改訂版 日本の海水魚

 

棘には毒があります

前回紹介したミノカサゴさんもネッタイミノカサゴさんも棘に毒があります。
ミノカサゴ同様向こうから襲ってくることは全然ないですが、刺されると痛いです。間合いは十分に取りましょう。

体長は20cmほどでミノカサゴより小ぶりです。

刺されたときの対処法はミノカサゴ同様タンパク質の毒ですので、熱いお湯に患部を浸します。ミノカサゴの回で詳しく書いていますので、ご参考のほど!

夜行性です

ミノカサゴのときは触れていませんでしたが、こいつもミノカサゴと同様で夜行性です。

昼間でも見れる時がありますが、ナイトダイビングでは結構たくさん見れます。

ミズヒキミノカサゴとそっくりです

ミズヒキミノカサゴはまだ見たことがありませんが、めちゃめちゃそっくりのようです。Wikipediaの説明によると下記のようです。胸鰭から糸状にたくさん伸びている軟条の色で見分けるのが、最もわかりやすそうです。

鑑別点 本種 ネッタイミノカサゴ
背鰭棘の数 12棘11軟条 13棘10軟条
胸鰭の条数 16~18条(通常17) 17~20条(通常18)
胸鰭の鰭膜の斑点 6~24個 3~17個
胸鰭の軟条の色彩 赤~褐色の縞模様 一様に赤または白

ミズヒキミノカサゴ - Wikipedia

ミズヒキミノカサゴってやつは、ダイバーの中ではネッタイミノカサゴと一緒にされてたみたいですが、紅白の軟条が水引のようなので、2011年にミズヒキミノカサゴという和名がついたようです。

キリンミノカサゴとも似ています!

そっくりさんが多くて困っちゃいますが、キリンミノカサゴとも似ています。

見分け方は、またまたマリンダイビングさんの記事を紹介しますが、一番わかり易いので、ご参照下さい。

英語名はSpotfin lionfish

spotfinは斑点のある鰭の、lionfishはミノカサゴという意味で、別名Broadbarred firefishとも呼ばれます。broadbarredは幅広のという意味で、firefishはハゼやフサカサゴ科の魚を指すようです。

中国語名は触须蓑鲉

触须蓑鲉(chù xū suō yóu)と読みます。触须(学名のantennataが、英語のAnntena=触角になるためかな?)蓑鲉(ミノカサゴ)の意味になります。または、触角蓑鲉(chù jiǎo suō yóu)とも呼ばれます。

その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Pterois antennata