黄色いボディーのネッタイスズメダイさん
和名 | ネッタイスズメダイ |
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学名 | Pomacentrus moluccensis |
分類 | スズキ目 - ベラ亜目 - スズメダイ科 - ソラスズメダイ亜科 - ソラスズメダイ属 |
分布 | 和歌山県以南、琉球列島;東部インド洋~西部太平洋の熱帯域 |
生息環境 | サンゴ礁域の水深1~14mに生息 |
体長 | 5cm程 |
特徴 | 鰓蓋に小さな黒斑があり、体は鮮やかな黄色。普通種。幼魚は背鰭に眼状斑がない。雑食性だが、主に付着藻類を食べる。 |
黄色が鮮やかなスズメダイ
ニセネッタイスズメダイってのもいるんですが、本家ネッタイスズメダイは枝珊瑚がすみかで、小さな群れを作るか他のスズメダイと一緒に群れています。
ニセネッタイさんの記事はこちら↓
私がよく見るのは、ルリスズメダイとよく一緒に群れていて、黄色と青のスズメダイが作る風景は本当にきれいです。
ボディーは全体的に黄色。ダイビング中に確認するのは至難の業ですが、胸鰭の付け根上部と鰓蓋上部に小っさな黒点があります。
英語名はLemon damsel
レモン色のスズメダイってことですね。Yellow damselとも呼ばれます。damselはスズメダイの意味。ちなみに和名でレモンスズメダイってのがいますが、黄色というより薄いオレンジ色で、頭が青いです。Lemon damsel≠レモンスズメダイなので、気をつけましょう!ちなみにレモンスズメダイの英語名はKing damselです。
中国語名は黄雀鲷
黄雀鲷(huáng què diāo)と読みます。そのままの意味で、黄色いスズメダイです。
また、摩鹿加雀鲷(mó lù jiā què diāo)とも呼ばれ、意味は(インドネシアのモルッカ諸島)、雀鲷(スズメダイ)になります。インドネシアが原産なんでしょうかね?
その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Pomacentrus moluccensis
白黒ボディーで丸っこいアマミスズメダイさん
和名 | アマミスズメダイ |
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学名 | Chromis chrysura |
分類 | スズキ目 - ベラ亜目 - スズメダイ科 - スズメダイ亜科 - スズメダイ属 |
分布 | 南日本、琉球列島;インド・西太平洋 |
生息環境 | サンゴ礁域の礁斜面の水深5mから少なくとも30mまでに生息。大きな群れで群泳する。 |
体長 | 15〜17cm程 |
特徴 | スズメダイ科としては大型で、体側の鱗が目立つ。幼魚は小型のものほど青みが強い。 |
上半身黒、下半身は白のバイカラー
シコクスズメダイやデルタスズメダイなんかも下半身白いんですが、それらと比べるとシコクさんとデルタさんはシュッとした細身で、アマミさんは体高が高く丸みを帯びたフォルムで、尾ひれに黒いラインが入ります。
幼魚は単独で生活し、サンゴの間などにかくれています。大人になると無くなってしまいますが、頭部・各鰭が鮮やかなブルーに色づきます。頭は正面から見ると、V字の青いラインに見えるのが特徴です。
実は美味しいらしい
追い込み網漁などで漁獲され食用とされます。塩焼き、煮付け、唐揚げにして食べられるそう。
旬は冬から春。春、産卵期の真子(卵巣)は非常に美味。
鱗は薄く大きく取りやすい。皮は厚みがあり強い。骨は硬くない。
透明感のある白身で脂は筋肉に混在する。火を通しても硬く締まらない。
皮、身、脂の独特の風味がある。
今度からこいつを見かけたら、美味しいお魚なんだと思って接することにします(笑)
英語名はStout chromis
stoutは頑丈な、かっぷくの良い、勇敢なという意味。chromisはスズメダイ。おそらくですが、他のスズメダイより大きくて体高があるので、かっぷくの良いスズメダイって事ですかね??
中国語名は短身光鳃雀鲷
短身光鳃雀鲷(duǎn shēn guāng sāi què diāo)と読みます。短身(背が低い)光鳃(光る鰓)雀鲷(ツバメダイ)となります。
エラが光るのかな??ちょっとわかりません💦
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Common Names List - Chromis chrysura
長い背鰭とねじねじ模様のヒレナガネジリンボウさん
和名 | ヒレナガネジリンボウ |
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学名 | Stonogobiops nematodes |
分類 | スズキ目 - ハゼ亜目 - ハゼ科 - ハゼ亜科 - ネジリンボウ属 |
分布 | 南日本の太平洋岸、伊豆諸島、琉球諸島;インド・西太平洋 |
生息環境 | 岩礁域やサンゴ礁域に生息。礁斜面など水深10~55mの砂底に見られ、テッポウエビ類と共生。 |
体長 | 6cm程 |
特徴 | 背鰭全部の鰭条が著しく伸長することが特徴。 |
見た目そのままのネーミング!
ヒレが長いネジリンボウ!わかりやすぅい!そう、ネジリンボウってのもいるんです。そのネジリンボウよりはヒレが長いので、ヒレナガネジリンボウ!
ネジリンボウの由来はお祭りで売られているネジリンボウ飴なんですって。(そんな飴あったっけ??)
同居人はコトブキさん
ハゼはテッポウエビ類とシャアハウス生活してるんですが、お互いにメリットがあるので、共生といいます。ヒレナガネジリンボウは主にコトブキテッポウエビという赤と白のめでたい感じのエビと共生しています。たまに、ニシキテッポウエビとも同居している場合もあるみたいです。
さて、なんで一緒に生活しているのかというと
- テッポウエビたちは目が悪いので、ハゼたちに外敵の見張りをまかせている
- テッポウエビがハゼの体をクリーニングしてくれる
- ハゼの排泄物やハゼが運んだ藻類の切れっ端をテッポウエビが餌にする
- ハゼは自分で巣穴を掘らないので、テッポウエビがほった巣穴を間借りしている
など、いろいろお互いがウィンウィンの関係なんですね。
外敵が来たのをどうやって知らせるのかというと、
いつもテッポウエビの触覚はハゼにぴったりマークで、その触覚でハゼから外敵が来たのを知らせてもらってるんだそうです。
お家で飼育する人もいるみたいで、テッポウエビとハゼの共生を見て過ごすなんて、なんだか和みますね。
英語名はFliament-finned prawn-goby
fliamentは細い糸状の、finは鰭ですね。prawnってのはエビですね。テッポウエビ類と共生するgoby(ハゼ)ということになります。
英語のウィキで調べたら、かなり沢山別名があるようです。the red-banded goby(赤い縞のハゼ)、the high-fin red-banded goby(高いヒレの赤い縞のハゼ)、 the striped goby(しましまのハゼ)、the barber-pole goby(理髪店のくるくる回る看板のハゼ)、 black-rayed shrimp-goby(黒い放射線のハゼ)など。
理髪店の看板のハゼ…
まぁわかりやすいですけどね…
ヒレが長くないネジリンボウもしましまなんですが、ネジリンボウの英語名は、yellownose prawn-gobyになります。
ヒレナガネジリンボウはしましま推しでしたが、ネジリンボウはもはや、黄色い鼻推しなのですね(笑)
中国語名は丝鳍连膜鰕虎鱼
丝鳍连膜鰕虎鱼(sī qí lián mó xiā hǔ yú)と読みます。意味は丝鳍(細長い鰭)连膜(膜が連なっている)鰕虎鱼(ハゼ)となります。
また、黑天线虾虎(hēi tiān xiàn xiā hǔ)とも呼ばれ、黑天线(黒いアンテナ)虾虎(ハゼ)の意味になります。
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Common Names List - Stonogobiops nematodes
沖縄にも負けてない透明度!ビックリするほどアメージングな高知県沖の島(2019年9月8日)
初めて四国でダイビング
これまでに日本で潜ったことがあるのは、沖縄本島と慶良間諸島と石垣島のみでした。
所属する空手道場の館長のお見舞いで、愛媛県松山市に行く用事ができ、四国で潜れるところないかな?と思って探したらあるじゃないですか!!
というわけで、今回お世話になったのが
アットホームなショップ、EBダイバーズさん
ホームページはこちら!
ログ付けが大好きな看板猫さんがインスタで人気のようです(^^)
ご夫婦で経営していらっしゃって、旦那さんは昔セブにあるダイビングショップのエメラルドグリーンにいたのだとか。私がセブに留学してた頃に、アヤラモールかSMモールですれ違っていたかもしれません(笑)
松山にショップがあり、車で送迎をしてくれます。(ワタシ免許持ってないので、大変有り難し!)
ホームページを調べたら丁度、高知県の沖の島へ日帰りツアーを予定されていたので、そちらに参加してきました。
一日のスケジュール
5:50 ショップより出発
8:15 現地到着、出航
10:00 1ダイブ目
島にて休憩
11:40 2ダイブ目
お昼ご飯、休憩
14:00 3ダイブ目
16:00 帰港
17:00 現地出発
19:30 松山到着
台風が来そうだったので、予約日を1日後にずらしていただきました。お天気大丈夫かなぁと心配していましたが、ずらしたおかげで全く問題なし!
松山から高知県の沖の島までは長い道のり。朝早いということもあり爆睡しました。
港についたら必要なものだけ持って、船で沖の島まで移動です。
1ダイブ目 赤崎2号
潜っていきなり、イントラさんが伊勢海老みたいなでかい海老の抜け殻をもって、アンカーロープの麓で待ってました。胴体がもげてたので、最初ビックリしましたが、抜け殻だと分かって一安心。
写真は撮り忘れました…
潜水時間40分 水温26度 気温27度
最大水深29.4m 平均水深12.9m
透明度20m
2ダイブ目 トリノクビ
潜水時間49分 水温26度 気温27度
最大水深24.5m 平均水深12.6m
透明度20~25m
岸壁に上がってお昼ごはん
お昼ごはんは、沖の島の岸壁で仕出し弁当を頂きました。
外で食べるご飯は格別にうまい!
そしてさらに!なんと、船長さんがカツオのたたきを用意してくれてた!!!
めちゃくちゃ美味かったっす!
結局食べきれなくて、最終的にはちぎってお魚にあげました~
3ダイブ目 トリノクビ再び
潜水時間49分 水温26度 気温27度
最大水深24.5m 平均水深12.6m
透明度20~25m
期待以上の四国の海
ログをまとめていて思いました。
四国の海ってすごくね!?
なんと言っても魚の種類が豊富。透明度も言うことないし、魚影も濃い!
沖縄やフィリピンで見られる魚もいれば、ここに来て初めて見た魚もいるし、飛び込みで訪ねたけど楽しかった!
沖縄とフィリピンがメインの私ですが、四国の海も負けてないッス!
ミクロからマクロまでごちゃまで、盛りだくさんの海でした。
イントラさん曰く、今回はラッキーな事が3つも。
- 一日前は全然透明度がなく、予定変更したおかげで、海況がナイスだった。
- 普段そんなにミカドウミウシいないけど、今日は一日で二回も見れた!
- 台風に逃げ遅れた若いアオウミガメ見れた!
なんてラッキーなの!
機会があれば是非愛媛の海でも潜ってみたいですね!
50ダイブの記念だったのですが、ショップの方が貝殻の記念品とムービーまで作成してくれました!なんて優しいのぉお!
こちらがそのムービーです!
EBダイバーズさん、本当にありがとうございました!
青のボディーと尻尾の黄色が鮮やかなナンヨウハギさん
和名 | ナンヨウハギ |
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学名 | Paracanthurus hepatus |
分類 | スズキ目 - ニザダイ亜目 - ニザダイ科 |
分布 | 南日本の太平洋岸、琉球列島、小笠原諸島;インド・太平洋 |
生息環境 | サンゴ礁域に生息。潮通しの良い礁外縁や水路、沖の隠れ根で見られる。 |
体長 | 20~30cm程 |
特徴 | 危険を感じたら死んだふりをする。 ニザダイ科の特徴で尾鰭の付け根に鋭いトゲをもつ。 |
そう、みんなが知っているドリーちゃん!
青いボディーに黒の模様と黄色のヒレ。ファインディング・ニモのドリーのモデルになったのが、このナンヨウハギです。
幼魚の時から成魚と同じ色ですが、成魚との違いはボディーの黒に囲まれた青い部分がなくなります。尾鰭から背鰭と胸鰭に向けて、2本の黒い帯が入る感じになります。
海の中でもひときわ目立つので、人気のお魚ちゃんです。特にチビドリーは可愛い!
そして、名前にハギってつきますが、スズキ目に所属。カワハギとかはフグ目なのであります。
じつは演技派
実は、かなりの演技派。他の生き物が近づくとすぐにサンゴの中に隠れてしまうほど肝っ玉がちっさいドリーさん。
「もう駄目だぁ!」と諦めたときには
横になって死んだふり!!!
天敵が去ってゆくまで、じっと動かないで死んだふりをするようです。
観賞魚として飼っている方のブログで幾つか拝見しましたが、実際飼っている魚が横になって死んだふりしてたら、心配になっちゃいますね。
(死んだふりってわからないだろうし・・・)
ちなみにダイビングのときに、死んだふりしているやつは現時点でまだ見たことがありません・・・
英語名はPalette surgeonfish
パレットは絵の具を乗せて親指だけ出すタイプのパレットのこと。黒い模様の形から来てるんですね。
サージョンは外科医、執刀医と言う意味。
サージョンフィッシュ(ニザダイ科)の仲間の特徴で尾ひれの付け根に鋭いトゲを隠し持っているのです。普段はおとなしいですが、いざという時はトゲを横に飛び出させて体をすり寄せるようにして攻撃するようです。また、毒もあるようなので、触らないように気をつけましょう。
別名はBlue surgeonfishとも。青いニザダイ科の魚、そのまんまですね。
中国語名は拟刺尾鲷
拟刺尾鲷(nǐ cì wěi diāo)と読みます。拟(真似る)刺尾鲷(ニザダイの仲間)となるのですが、何を真似ているのかは謎です。
他にも、蓝倒吊(lán dào diào)は蓝(青い)倒吊(ニザダイ)、黄尾副刺尾鱼(huáng wěi fù cì wěi yú)は黄尾(黄色い尾鰭の)副(一対の)刺尾鱼(尾鰭に棘のある魚=ニザダイ)と呼ばれます。
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Common Names List - Paracanthurus hepatus
うっすら水色斑点のミズタマハゼさん
和名 | ミズタマハゼ |
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学名 | Valenciennea sexguttata |
分類 | スズキ目 - ハゼ亜目 - ハゼ科 - ハゼ亜科 - クロイトハゼ属 |
分布 | 屋久島、琉球列島;インド・太平洋 |
生息環境 | サンゴ礁域の砂底に生息。10m以浅に多い。 |
体長 | 10~15cm程 |
特徴 | 頬に小さな水色斑点が数個あることが特徴だが、水中では目立たない。第一背鰭の先端が黒い。 |
あんまり目立たないけど、きれいな水色斑点
図鑑には水中では目立たないと書いてある斑点ですが、ダイビングで観察したときにはちょっとキラキラしててきれいな斑点でした。ボディーの色が砂の色と似ているので、あんまり目立たないやつですが、控えめに主張する姿、嫌いじゃないです。
浅い砂地にペアでいることが多いです。
口に砂を含んで、砂の中の有機物を濾し取って食べるので、観賞魚の水槽の砂に苔が付くのを防ぐ目的で飼育されるらしいです。
ハゼって砂地にいて写真撮りやすいし、なにしろペアでいつもいて佇まいが可愛い。
ハゼ好きダイバーが多いのも納得です。
なおかつ、ブログを書くために調べて初めて知ったのですが、なんとハゼの種類!!
世界の海域、汽水域、淡水域に約189属、約1359種が棲息する。日本には107属、493種いて(『日本魚類館』参考)、最も繁栄している魚の一つである。
マジかよ!世界で1359種、日本だけでも493種!!
アンビリバボー、アメージング!
果てしないぜ魚の世界。
ウミウシやスズメダイも種類が多くて(未だに新種発見とかされるらしいし)けど、
ハゼよ、お前もか!
英語名はSixspot goby
Sixspot(6つの斑点)のgoby(ハゼ)って言うことなんでしょうが、6つなのか??
写真で見るとそれ以上ある気がします。というか8個の気がしますけども。
命名した人は、ちゃんと数えたんでしょうか、謎です・・・。
中国語名は六斑凡塘鳢
六斑凡塘鳢(liù bān fán táng lǐ)と読みます。六斑(6つの斑)凡(学者さんの苗字からきていると思います。Achille Valenciennes 1794-1865)塘鳢(ハゼ)という意味になります。
英語同様、6つの斑点でカウントされてますね。
台湾では、六點范氏塘鱧(liù diǎn fàn shì táng lǐ)と呼ばれ、六點(6つの斑)范氏(学者さんの苗字)塘鱧(ハゼ)となり、意味的には同じです。
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Common Names List - Valenciennea sexguttata
アライグマみたいな顔のチョウハンさん
和名 | チョウハン |
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学名 | Chaetodon lunula |
分類 | スズキ目 - スズキ亜目 - チョウチョウウオ科 - チョウチョウウオ属 |
分布 | 南日本の太平洋岸、琉球列島;インド・太平洋、大西洋南東部 |
生息環境 | 岩礁域、サンゴ礁域に生息 |
体長 | 20~25cm程 |
特徴 | 成魚は単独またはペアで見られ、ときに群れを作る 眼のところの白い帯や目の周りの黒い部分がアライグマっぽい |
丁半?長範?蝶斑?
どうやら時代劇で見る「 丁か半か!」の丁半ではないようです。
目の後ろにある白い帯が長範頭巾というのに似ているということから長範と呼ばれるということなんですが、長範頭巾って何?
ということで調べてみました。
長範頭巾!はい、ドーーーーン!
ちょうはん‐ずきん チャウハンヅキン【長範頭巾】
〘名〙 目の所だけを残して、他は全部おおわれるように作った錣(しころ)付きの頭巾。能装束の熊坂長範の頭巾に似ているところからいう。享保~元文(一七一六‐四一)頃流行。熊坂頭巾。
似てる?似てるのこれ?
まぁいいです似ていることにしておきます(笑)
さて、頭巾の話は置いといてチョウハンちゃんの話しに戻ります。
主に夜に行動し、サンゴから出てくる夜行性の生き物たちを捕食しているそうです。
とは言え、わたしは沖縄の座間味で昼間に見ました。
食用には適していないみたいですが、体色が綺麗なので、観賞用として飼育されることもあるそうです。
おチビちゃんはと言うと、頭巾に似ていると言われる白と目のところの黒い帯が体の下まで伸びて体を立てに横切る帯になります。また、成魚ほどボディーの縞模様ははっきりとしておらず、後ろの方の背びれに黒斑があります。
飼育もされます
非常に丈夫で餌付きやすいので、初心者でも比較的簡単に飼育ができるみたいです!
英語名はRaccoon butterflyfish
英語だとアライグマのチョウチョウウオになるんですね~
確かに顔の黒と白の帯やすぼんだ口元など、アライグマの愛くるしい顔に似ています。長範頭巾より全然いい例えと思うw
外国でダイビングするとき、日本のショップみたいにわざわざログ付けの時間を取ってくれないのが大半(ダイビングあるあるですね)。
ブリーフィングのときに、こんな魚がいるって先に説明されたり、あとから図鑑で調べたりするのですが、それでも見つからなかったり、インストラクターにきいたほうが早い場合は、聞いちゃうようにしています。
でもまぁ海外だと、英語でお魚の名前を言われるので覚えにくい!(台湾で潜ったときは中国語だったしww)
そんな時、お魚さんの特徴を知っておくと英語で言われてもラクーンバタフライフィシュ=チョウハンってアハ体験できるようなるべく英語での由来も書いていきたいと思っている次第であります!
中国語名は新月蝴蝶鱼
新月蝴蝶鱼(xīn yuè hú dié yú)と読みます。意味は新月は陰暦の1日に空に出るほっそい三日月のことを指し、蝴蝶鱼は読んで字の如く、バラフライフィッシュの中国語訳です。
また、台湾での学名は月斑蝴蝶魚(yuè bān hú dié yú)で、こちらは月形の斑があるバタフライフィッシュ という意味になります。
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Common Names List - Chaetodon lunula
麻呂眉毛とおちょぼ口のシテンヤッコさん
和名 | シテンヤッコ |
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学名 | Apolemichthys trimaculatus |
分類 | スズキ目 - スズキ亜目 - キンチャクダイ科 - シテンヤッコ属 |
分布 | 南日本の太平洋岸、琉球列島;インド、太平洋 |
生息環境 | 岩礁域、サンゴ礁域に生息。 20m以浅に多い普通種。 |
体長 | 最大26cm程 |
特徴 | 麻呂眉毛のような頭部にある黒い点 |
麻呂眉毛の憎めない顔
黄色のボディーに、紫の唇と麻呂眉毛でなんか憎めない顔のシテンヤッコちゃん。
目を上から下に通る黒い帯があります。
名前の由来は、頭部と鰓蓋にある黒い点が合わせて4点(シテン)に見えるので、シテンのヤッコ(キンチャクダイ科の魚)さんらしいです。
おチビちゃんはボディーは黄色、チョウチョウウオ類と同様に目を横切る黒帯、背鰭基部付近にチョウチョウウオ科のトノサマダイによく似た黒い斑という特徴があります。シテンヤッコさんはキンチャクダイ科なんですけどね。
英語名はThreespot angelfish
和名だとシテン(4つの点)のヤッコ(キンチャクダイ科の魚)さんなのに、英語だと3つの点になっている❗❗
英語のwikiを見てみると、
The body coloration is bright yellow with three dark spots: one on the forehead, and one on each side close to the opercles at the eye level.
Apolemichthys trimaculatus - Wikipedia
ホディーは明るい黄色で、3つの暗い斑点がある:1つは額に、もう2つは目の高さで鰓蓋に近い側にある
麻呂眉毛の部分は2つじゃなくて、英語だと1つでカウントされてるみたいですね…😜
日本語のウィキペディアでキンチャクダイ科を調べると、
日本語で「エンゼルフィッシュ」と言った場合はベラ亜目シクリッド科に属する淡水魚のエンゼルフィッシュ(Pterophyllum 属)を指すことが多い。英語ではシクリッド科のエンゼルフィッシュを「Freshwater angelfish」、キンチャクダイ類を「Marine angelfish」として区別する。
とのことなので、一言にエンゼルフィッシュと言っても、英語の場合キンチャクダイ科は海のエンゼルフィッシュっていうことなんですね。
中国語名は三点阿波鱼
三点阿波鱼(sān diǎn ā bō yú)三点はそのまま三つの点、阿波鱼はシテンヤッコ属のお魚になります。
3点ということもあり、どうやら英語を翻訳しただけなのかもしれませんね。
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Common Names List - Apolemichthys trimaculatus
水玉模様が特徴のモンガラカワハギさん
和名 | モンガラカワハギ |
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学名 | Balistoides conspicillum |
分類 | フグ目 - モンガラカワハギ科 - モンガラカワハギ属 |
分布 | 相模湾以南の太平洋岸、伊豆・小笠原諸島、琉球列島、朝鮮半島;インド・太平洋 |
生息環境 | 太平洋サンゴ礁域。礁池や礁斜面など50m以浅に多い。 |
体長 | 20~25cm程 |
特徴 | 体下半に白い水玉模様があるのが特徴 |
ド派手な水玉模様
平べったいボディーに、おちょぼ口でド派手なモンガラカワハギちゃん。
第一背びれの付け根にはヒョウ柄のような模様、ボディーは黒背景に白の水玉模様で、黄色の差し色が特徴。
奇抜なデザインでダイバーには人気。個人的には好きなお魚です。
おちょぼ口で一見可愛く見えますが、歯がめちゃくちゃ鋭いので、甲殻類や貝類もバリバリ食べちゃうらしい…😱
幼魚は観賞用として飼育されるようですが、成魚は気性が荒くて他のお魚と一緒には出来ないらしい。海の中では群れることはないので、単体かペアでいるようです。
ちなみにおチビちゃんは、真っ黒部分が少なく、白黒ドットの範囲が背びれの方まで来るみたいです。
引き金に見える背びれの使いみちは…
昼行性で、夜間は岩やサンゴの隙間で休む。危険を感じると岩やサンゴの隙間に入り、第1背鰭と胸鰭を立てて体を固定し引っ張り出されない様にする。モンガラカワハギ - Wikipedia
成魚は気性が荒い上に、危険を感じると背びれを立てて引きこもるなんて、まぁまぁ性格悪いやつですね😅
調べてみると、シガテラ毒という毒がある上に、日本では食用にされないとあるので、食べないほうがいいでしょうね。
もっぱらダイビングで観察するだけにしておきます😁
英語名はClown triggerfish / Bigspotted triggerfish
クラウンの由来は英語のwiki見てもわからなかったけど、ビッグスポティッドってのは、大きな水玉ってことなので分かりやすい!
トリガーってのは拳銃の引き金のことなんですが、第一背鰭が引き金のように見えるということからで、モンガラカワハギ科を意味します。
中国語名は圆斑拟鳞鲀
圆斑拟鳞鲀(yuán bān nǐ lín tún)と読みます。圆斑は丸いドット模様、拟鳞鲀はモンガラカワハギ属のお魚を指します。
花斑拟鳞鲀(huā bān nǐ lín tún)花斑=斑点模様の、拟鳞鲀=モンガラカワハギ属の魚とも呼ばれます。
また、体表のドット模様がピエロの服のようで、丸い体型と硬い皮に覆われたボディが鉄砲玉のようであるということから、小丑炮弹(xiǎo chǒu pào dàn)小丑はピエロ、炮弹は鉄砲玉という呼び名もあります。
その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Balistoides conspicillum