Marine Life Log

海で見た魚をイラストで綴る、海の生き物ログ

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水玉模様が特徴のモンガラカワハギさん

モンガラカワハギ

和名 モンガラカワハギ
学名 Balistoides conspicillum
分類 フグ目 - モンガラカワハギ科 - モンガラカワハギ属
分布 相模湾以南の太平洋岸、伊豆・小笠原諸島琉球列島、朝鮮半島;インド・太平洋
生息環境 太平洋サンゴ礁域。礁池や礁斜面など50m以浅に多い。
体長 20~25cm程
特徴 体下半に白い水玉模様があるのが特徴
山溪ハンディ図鑑 改訂版 日本の海水魚

山溪ハンディ図鑑 改訂版 日本の海水魚

 

ド派手な水玉模様

平べったいボディーに、おちょぼ口でド派手なモンガラカワハギちゃん。
第一背びれの付け根にはヒョウ柄のような模様、ボディーは黒背景に白の水玉模様で、黄色の差し色が特徴。

奇抜なデザインでダイバーには人気。個人的には好きなお魚です。

おちょぼ口で一見可愛く見えますが、歯がめちゃくちゃ鋭いので、甲殻類や貝類もバリバリ食べちゃうらしい…😱

幼魚は観賞用として飼育されるようですが、成魚は気性が荒くて他のお魚と一緒には出来ないらしい。海の中では群れることはないので、単体かペアでいるようです。

ちなみにおチビちゃんは、真っ黒部分が少なく、白黒ドットの範囲が背びれの方まで来るみたいです。

引き金に見える背びれの使いみちは…

昼行性で、夜間は岩やサンゴの隙間で休む。危険を感じると岩やサンゴの隙間に入り、第1背鰭と胸鰭を立てて体を固定し引っ張り出されない様にする。モンガラカワハギ - Wikipedia

成魚は気性が荒い上に、危険を感じると背びれを立てて引きこもるなんて、まぁまぁ性格悪いやつですね😅

調べてみると、シガテラ毒という毒がある上に、日本では食用にされないとあるので、食べないほうがいいでしょうね。

もっぱらダイビングで観察するだけにしておきます😁

英語名はClown triggerfish / Bigspotted triggerfish

クラウンの由来は英語のwiki見てもわからなかったけど、ビッグスポティッドってのは、大きな水玉ってことなので分かりやすい!

トリガーってのは拳銃の引き金のことなんですが、第一背鰭が引き金のように見えるということからで、モンガラカワハギ科を意味します。

中国語名は圆斑拟鳞鲀

圆斑拟鳞鲀(yuán bān nǐ lín tún)と読みます。圆斑は丸いドット模様、拟鳞鲀はモンガラカワハギ属のお魚を指します。

花斑拟鳞鲀(huā bān nǐ lín tún)花斑=斑点模様の、拟鳞鲀=モンガラカワハギ属の魚とも呼ばれます。

また、体表のドット模様がピエロの服のようで、丸い体型と硬い皮に覆われたボディが鉄砲玉のようであるということから、小丑炮弹(xiǎo chǒu pào dàn)小丑はピエロ、炮弹は鉄砲玉という呼び名もあります。

その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Balistoides conspicillum