アライグマみたいな顔のチョウハンさん
和名 | チョウハン |
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学名 | Chaetodon lunula |
分類 | スズキ目 - スズキ亜目 - チョウチョウウオ科 - チョウチョウウオ属 |
分布 | 南日本の太平洋岸、琉球列島;インド・太平洋、大西洋南東部 |
生息環境 | 岩礁域、サンゴ礁域に生息 |
体長 | 20~25cm程 |
特徴 | 成魚は単独またはペアで見られ、ときに群れを作る 眼のところの白い帯や目の周りの黒い部分がアライグマっぽい |
丁半?長範?蝶斑?
どうやら時代劇で見る「 丁か半か!」の丁半ではないようです。
目の後ろにある白い帯が長範頭巾というのに似ているということから長範と呼ばれるということなんですが、長範頭巾って何?
ということで調べてみました。
長範頭巾!はい、ドーーーーン!
ちょうはん‐ずきん チャウハンヅキン【長範頭巾】
〘名〙 目の所だけを残して、他は全部おおわれるように作った錣(しころ)付きの頭巾。能装束の熊坂長範の頭巾に似ているところからいう。享保~元文(一七一六‐四一)頃流行。熊坂頭巾。
似てる?似てるのこれ?
まぁいいです似ていることにしておきます(笑)
さて、頭巾の話は置いといてチョウハンちゃんの話しに戻ります。
主に夜に行動し、サンゴから出てくる夜行性の生き物たちを捕食しているそうです。
とは言え、わたしは沖縄の座間味で昼間に見ました。
食用には適していないみたいですが、体色が綺麗なので、観賞用として飼育されることもあるそうです。
おチビちゃんはと言うと、頭巾に似ていると言われる白と目のところの黒い帯が体の下まで伸びて体を立てに横切る帯になります。また、成魚ほどボディーの縞模様ははっきりとしておらず、後ろの方の背びれに黒斑があります。
飼育もされます
非常に丈夫で餌付きやすいので、初心者でも比較的簡単に飼育ができるみたいです!
英語名はRaccoon butterflyfish
英語だとアライグマのチョウチョウウオになるんですね~
確かに顔の黒と白の帯やすぼんだ口元など、アライグマの愛くるしい顔に似ています。長範頭巾より全然いい例えと思うw
外国でダイビングするとき、日本のショップみたいにわざわざログ付けの時間を取ってくれないのが大半(ダイビングあるあるですね)。
ブリーフィングのときに、こんな魚がいるって先に説明されたり、あとから図鑑で調べたりするのですが、それでも見つからなかったり、インストラクターにきいたほうが早い場合は、聞いちゃうようにしています。
でもまぁ海外だと、英語でお魚の名前を言われるので覚えにくい!(台湾で潜ったときは中国語だったしww)
そんな時、お魚さんの特徴を知っておくと英語で言われてもラクーンバタフライフィシュ=チョウハンってアハ体験できるようなるべく英語での由来も書いていきたいと思っている次第であります!
中国語名は新月蝴蝶鱼
新月蝴蝶鱼(xīn yuè hú dié yú)と読みます。意味は新月は陰暦の1日に空に出るほっそい三日月のことを指し、蝴蝶鱼は読んで字の如く、バラフライフィッシュの中国語訳です。
また、台湾での学名は月斑蝴蝶魚(yuè bān hú dié yú)で、こちらは月形の斑があるバタフライフィッシュ という意味になります。
その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Chaetodon lunula