Marine Life Log

海で見た魚をイラストで綴る、海の生き物ログ

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【まとめ】中国の惠州でダイビング【行き方と宿とポイント】

こんにちわ〜!バッシーです。

端午節に惠州に行ってきましたので、レポートを書きたいと思います。

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本来はこんなに透明らしい

写真のような青い海を期待して行ったのですが、台風が海南島付近にいて波が高く、結局お味噌汁の中を潜ることに…。天気の運は結構いいほうなんですが、今回は天気に見放されました😰

おそらく海南島に台風が来ていたのが原因で、行きの飛行機が2度もキャンセルになり挫けそうになりました。

やっとダイビングショップにたどり着け初日は安堵しましたが、

  • 潜ってもお味噌汁…。
  • 荒波にもまれポイントまでたどり着き味噌汁の中で何度かロスト
  • 挙句の果て人間なのに漁網に捕まる(焦りはしなかったけど、一緒に潜ったイントラさんはナイフ初めて使ったってさ😅 私もナイフ買おうかなぁ…)
  • 味噌汁ではあったが、一応魚とウミウシ見たし、結構な量の海ゴミ拾えた(海の役に立ちました👍)
  • エキジットの際、フロートを上げる練習したかったけど、全然うまく挙げられず(しかもフロートの空気栓引っ張る紐がもげた😂)
  • 帰りの飛行機がディレイ😩

色々ありましたw でも楽しかったw

ダイビングショップは宿がついていて環境が良かったので、いつか機会があれば天気の恵まれた日にリベンジしたい💪

前置きが長くなりましたが、ここからは惠州についてまとめますので、中国でのダイビングの旅の参考にしてみてください!

まずは惠州の気候について

4月から水温が上がり始め、4月末にはだいたい23-25度ぐらいになります。

5月の天気は、風波と透明度が他の月に比べて安定し、水温は26-27度まで上がります。

6月中旬からは台風がくるので、台風の発生とルートを見る必要があります。でも、台風は南の方からきれいな海水を持ってくるので、透明度が20-30mまで上がることがあります。

7-9月はダイビングに適していますが、台風と天気に注意する必要があります。

10月以降は季節風の風向きが変わり、広東地方の海域では透明度が上がることがありません。

外洋のポイントは風や波の影響を受けやすいので、台風が来ていないとしても波が高くてポイントに行けない可能性もあります。1-2週間前に天気を見てダイビングの日程を決める必要があります。

もし、決まった日程でダイビングに出かけるのであれば、天気は運に任せるしかありません。

外海に行けなくても近海や湾内にもポイントがあります。

行き方

上海からは✈惠州平潭机场まで直行便が出ています。

上海から惠州までは約2時間20分ほど。

空港からショップは車で混んでいなければ1時間40分ほどです。

フライトと送迎の車はCtripで予約しておくと、とても楽です。

ここで要注意なのが、祝日連休の場合ひどい渋滞になるそうで、帰り20時頃のフライトの場合、朝10時頃に出ないと間に合わない場合もあるそうです。恐ろしい😱

理由としては 双月湾までの道がたった2本しかないこと、道が狭く舗装されてない箇所もあること、などが理由で、解消の余地はないようです。

オススメ

運転手さんの連絡先は聞いておいたほうがいいです。帰りの道路状況によっては、大幅に出発を後にずらせます。当日の朝に運転手さんに道路情報を聞いてみるといいと思います。

ダイビングショップ

今回お世話になったショップは双月湾岛活潜水俱乐部です。

もともとパラオにお店を構えているのですが、コロナの影響で中国に戻ってきて、支店としてオープンさせたんだそうです。

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外観と中庭

港口大桥のすぐ麓なのですが、外からだと若干わかりづらい場所です。ショップの壁に大きく岛活潜水とあるので、これを目印にしましょう。

宿もあり目の前がすぐ港なので、とても便利な立地です。

中庭にはテーブルと椅子があるので、ここでご飯を食べたり団らんしたりもできます。

メモ

双月湾岛活潜水俱乐部
 Johnny-814
 15045460300
 广东省惠州市惠东县平海镇港口沙嘴尾148号

お部屋

3階にはツインとダブルのお部屋が数部屋ありました。すべてのお部屋にAOWや潜水長(DM)などダイビングにちなんだ名前がついています。

お部屋は簡素ですが割と広めで、スーツケース二人分広げられました。

また、ショップの2階には猫が3匹いて、空いた時間に行くと遊べます。

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お部屋とショップの猫

ショップ周辺

歩いてすぐの場所にビーチや海鮮レストラン、BBQのお店など色々あるので、本当にとっても便利でした。

海鮮はたくさん食べても、一人200元以下👍👍

様々な海鮮が並んでいて、いつもダイビング中に見るウツボちゃんもいました。

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店先には様々な海鮮が並んでいる

ウニチャーハンが名物らしく、店先でウニを選んでいると、どうやらそのウニはチャーハン用ではなかったらしく、水槽に戻されてしまいました…

ウニチャーハンの味はというと…正直あんまりウニの味はしません😂

ロブスター、ムール貝、牡蠣、タコ、エビ、アサリ、ヒオウギ貝など海鮮はとても美味しかったです🥰

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ウニチャーハンが名物らしい

歩いていけるビーチの端にはBBQができるお店があって、夜はここで盛り上がるのもありだと思います。お店にはBBQの具材や酒のつまみになりそうなおかずなど色々あるので、手ぶらでOKです。

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BBQの場所はここ

また、夜のビーチでは花火も楽しめます。手持ちの花火や打ち上げ花火が売られていました。注意点としては、花火を売りに来る売り子さんによってはボッタクってくるので、何人かに値段を聞いてみるといいでしょう。

お昼はお昼で、パラセーリング、バナナボートなどを扱っているお店が出ているので、色々と楽しめそうです。

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夜のビーチでは花火も楽しめる

ちなみに近くのビーチはお昼混んでいるので、支付宝で支払えるレンタル電動自転車を借りて、バイクで10分ぐらいの場所にある万科双月湾に行くのもいいでしょう。万科が建設したリゾートマンションなのですが、一般人も敷地内に入ることができ、プライベートビーチがあるのでこちらのほうが混んでいません。

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万科双月湾のビーチは空いててキレイ

メモ

レンタル電動自転車は運営会社によって駐車できる場所が若干違うようです。 青い電動自転車は支付宝で借りれるので、すでに中国で支付宝を使用している場合は新たに登録がいらないので便利です。

惠州・双月湾のダイビングポイントについて

湾内、近海、外洋のポイントがあります。海況が良ければ透明度は中国の中でもある方で、外洋だとバラクーダの遭遇率は高いようです。非常に稀ではありますが、ジンベイザメが出たということもあったようです。

小星山岛

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大亜湾口東側最大の島で、陸から離れた海に囲まれている無人島。
そのため、生態環境が維持され、透明度は10m以上を保つ。
水深:5~15 m
水温:(6~10月)28度、(2~5月)22度
カレント:穏やか
魚:カクレクマノミイカ、イソギンチャク、サンゴは主にハードコーラル
経験要求:OW以上
距離:ショップから船で15分

白丫岛

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大亜湾外洋の暗礁で、陸地から離れた場所に位置し、海に囲まれ、水面に巨大な暗礁だけが露出している島。海底巨石が林立し、魚類が豊富で、透明度は10m以上を保っている。
水深:10-20 m
水温:(5~10月)25~28度
カレント:層によって流れの向きが変わる、流れがある
魚:カクレクマノミイカ、バラクーダ、サメ、シロクラベラ、クロホシフエダイなど
経験要求:OW以上
距離:ショップから船で60分

測風塔

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風力を測定するためのタワーで、ポイントの水深は5-38m。三角形構造で下に延び、5m以上の水深に行くと、水流が少し急になる。カレントフックが必要なことも。ダイビング方式は迅速に塔の真ん中10m辺りまで潜り、バディを待ち一緒に潜る。このポイントの主な見どころは何千匹ものバラクーダトルネード(見れる確率は高い)、またイソマグロの群れも見られる。20mのポイントには大量のクロホシフエダイ、キチヌ、マルアジ、Hardhead catfishがいる。鉄骨では大きなソフトコーラル、ハタタテダイが見られる。
深さ:10~40 m
水温:20~26
経験要求:OW以上
距離:ショップから船で60分

大青針

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汪洋大海の中にそびえ立つ巨大な石峰で、石峰は三つの巨石からなり、最高の石峰は水面に約30メートル露出し、水底の巨石は幾重にも重なって、水面から水底まで40m伸びている。大きな石は大小の水底通路を構成する。風と波が弱い場合は45分で到着。水中の透明度は常に10-20m程。魚の種類は広東省の中で一番多く、バラクーダトルネード、イソマグロトルネード、ヤガラ、タコ、ミナミハコフグ、ハリセンボンに似てるフグ、キビレハタ、キジハタ、リーフシャーク、稀だがジンベイザメなど。しかし、ポイントが外海にあるため、ダイビングコースは主に20mの深さの位置を潜る。また、水の流れが急な場合があり、ダイバーに対する要求は比較的高め。
深さ:10~40メートル
水温:20~26
経験要求:AOW以上
距離:ショップから船で90分

今回かかった費用

  • 上海-惠州飛行機往復 CA往復1370元(一人)
  • 空港〜双月湾まで車送迎 439元(1台行き194元/帰り245元)
  • ダイビング 近海2ダイブ1000元・外洋2ダイブ1500元
  • ショップの宿 1泊2人一部屋300元*3泊
  • 器材レンタル(タオバオで借りて直接ショップに送りました)
    BCD+レギュ1日40元
    ダイコンSunnto D4 1日20元
    5日間以上からレンタル可
  • 器材送料 タオバオでの送料25元・送り返す費用(BCレギュ3人前とダイコン1つ)147元
  • 器材送料デポジット 8000元(後から帰ってきます)

ショップで器材を借りる場合は、フルレンタルで1日200元

ダイビング保険は中国国内の場合30元程でWechatで下記のコードをキャンして加入できます。

メモ

器材を送り返すときは、一番信用のある顺丰で送り返しますが、Wechatのミニアプリで呼んでも取りに来てくれないそうで、今回引率のイントラさんに車を出してもらい顺丰の営業所まで持っていきました。

中国でのダイビング保険

ダイビング保険は中国国内の場合30元程でWechatで下記のコードをキャンして加入できます。

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携保保险のWechatミニプログラムコード

コロナ対策情報

現時点では惠州の感染者はゼロなのですが、広東省の別の地域で本土発症例が出ているため、対策が少し厳しくなっていました。

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上海から惠州に入るには何も必要ないのですが、惠州から出る際に出発前72時間以内のPCR検査の陰性証明が必要になっています。(出発直前まではそんなことなかったのですが、到着日に決まりが変更になっていることがわかりました)

常に対策が変わるので、フライトチケットを買う際や出発前に確認しておきましょう。

ショップの人に車を出してもらい惠东县第二人民医院にてPCR検査をしました。パスポートを持って検査を受けに行きましょう。

現地でWechatで病院のアカウントをフォローし、Wechatか支付宝でお支払い(値段は65元)をして検査を受けます。48時間で結果が出ます。検査結果はフォローしたアカウントで見ることができますので、スクリーンショットを撮っておきましょう。空港に入るときに陰性証明の確認があります。

環境的にはとてもいい場所

お店のすぐ近くから船に乗れるし、部屋も広くてまぁまぁキレイ、近くには海鮮やBBQがあったりと、環境がとても良い印象でした。

結局はお味噌汁の中、漁網に囚われ、海ゴミ拾いで終わってしまったので、またいつかリベンジしたいなと思っています。

余談1-船の上のお昼ごはん

お昼ごはんは中国のよくある家庭料理が出前のタッパで出てきます。

味はいたって普通。

船に屋根は一応ありましたが、結構な感じで雨が降ってきたので、雨まじりのご飯を頂きました。まぁ、それも経験。

余談2-船のラダーの話

今回乗った船は本来乗る予定だったショップの大きいボートではなく、観光用の小さいボートだったのですが、ラダーの角度がロッククライミング級にエグく、器材を背負ったまま自力で上がるのがかなり辛かったです。

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ラダーの角度がエグい

最初からそうすればよかったのですが、結果的には海面でBCを外し、先に重器材を船に上げ、人間は後で上がると比較的楽でした。

船長さんは観光船の船長さんなので、ダイビング的なことは手伝ってくれませんが、流石にエキジットの際は「無理!」って叫んでいたら手を貸してくれました😅

エントリー時は器材背負ってからバックロールで行くか、海面で重器材を装着するかという感じでした。船が小さいのでタンクは一人2本までしか乗らないとか。船によってもダイビングのスタイルが左右されると改めて実感しました。

中国でのダイビングは予期せぬことが色々あるので、かなり経験値がアガります😁