顔がシュッとしてるニシキアナゴさん
和名 | ニシキアナゴ |
---|---|
学名 | Gorgasia preclara |
分類 | カライワシ上目 - ウナギ目 - アナゴ科 - チンアナゴ亜科 - シンジュアナゴ属 |
分布 | 琉球列島、小笠原諸島;インド・太平洋 |
生息環境 | 珊瑚礁の水深18m~75mの砂底に生息。 |
体長 | 最大40cm |
その他 | チンアナゴ以上に敏感で、観察、撮影のために近づくのは難しい。稀種。チンアナゴよりやや小型、チンアナゴに比べやや深場を好む。 |
ニシキアナゴの和名の由来は
名前の由来は織物の「錦」のように華やかな色からきています。
漢字では錦穴子と書きます。
チンアナゴとの違い
体の模様が違うのは一目瞭然!なんですが、それ以外にも違いがあります。
顔つきが違う
ニシキアナゴさんはシンジュアナゴ属→シュッとした細長顔
生息している水深が違う
チンアナゴさんは珊瑚礁の水深約10m~50mの砂底
15m未満の水深でよくみられます。
ニシキアナゴさん珊瑚礁の水深18m~75mの砂底
30mあたりにいることが多いです。
体型がちょっと違う
チンアナゴさんは直径約14mm
ニシキアナゴさんは直径約10mm
ニシキアナゴさんの方が少しほっそりしています。
その他、すみだ水族館のホームページによると、喧嘩の仕方も少し違うようです。
生態はチンアナゴさんと同じ
砂の中に潜り、顔を出してプランクトンを食べるなどの生態はチンアナゴさんと同じです。でもまだまだ、わかっていないことが多いのも事実です。
すみだ水族館が2014年に世界で初めてチンアナゴとニシキアナゴの産卵を動画で収めたことで話題になりました。
また、卵から孵化したばかりの稚魚が透明の木の葉のような形であるということがわかっていますが、それから成魚のチンアナゴになるまでの姿が謎のままだったりします。
チンアナゴの生態はこちらでどうぞ。
飼育も可能です
チンアナゴさん同様、水族館で人気者のにしきあなごさん。飼育は少し難しいようですが、お家でも飼育できるそうです。水族館でもチンアナゴと混泳しているので、おうちでも可能かと思います。
英語名はSplendid garden eel
Splendidは華麗な、garden eelはチンアナゴとなります。日本語では「ニシキ」が、Splendid(華麗な、立派な、素晴らしい)という表現で表されているのですね。
中国語名は横带园鳗
横带园鳗(héng dài yuán mán)と読みます。横带は横帯の、园鳗は英語のGarden-eelの部分直訳の花园鳗からきています。
その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Gorgasia preclara