上海でPCR検査を受けてみた(子宮内筋腫の手術入院で必要だったので)
上海では4月22日から個人のPCR検査を開放
これにより、5月から学校に復帰するこどもなどが自主的に検査をうける人が増えているようです。
また、出張などで他の省に行くときにPCR検査陰性の証明が必要な場合もあるようです。
一日入院の子宮内筋腫の手術なのに、なぜ肺の検査?
術前検査で心電図と肺のCTを撮って問題なければ、次の週に血液検査のはずでした。
が、病院を離れて家に着いたぐらいで、携帯に電話があり「肺に影があるから、総合病院の呼吸器科で見てもらってから、手術ですね。」と言われ電話を切りました。
そしたらまた電話が来て、「コロナの時期だし念の為『核酸検測』を受けてください」とのこと。
核酸検測と聞いて、『核酸=DNA』なので、DNA検査を受けるのかな?と想像。
肺は昔からの持病で喘息なんですが、検査を受けてこないと次に進めない感じです。
2月3日に上海に戻ってきてから、今も在宅勤務、熱も平熱なのに!
省によっては入院時に肺のCTだけでなく、PCR検査も必要
私の場合は子宮内筋腫の手術で1日入院する必要があり、術前検査で肺のCTを撮られ影があるので、コロナの時期だし念の為、PCR検査を受けてこいとのこと。肺に問題ない場合はPCR検査は要らなかったかもしれません。コロナの時期だから院内感染を防ぐための特殊措置かと思われます。
まずは予約だ!
電話連絡をくれた人によると「支付宝(日本で言うペイペイみたいなアプリ」で予約ができると言っていました。
言われたとおりに支付宝を開き、「核酸」と入力し検索。
新冠は日本語でコロナのこと。
かなり凹むワタシ…
でも、物凄い調べて色々な説明ページを読むと、下記のような感じのことが
「学校や仕事復帰する人などが受けるもので、上海市が発行する『健康碼』と呼ばれるコロナ管理用のQRコードが緑(隔離が不要な人や異常がない人)しか受けられない。」
書いてあったので、一安心。
次に表示されるオレンジ色のページで「立即预约」を押して予約じゃ!
ポチッと押して早速予約じゃ!
上海では3箇所の検査機関が検査を請け負っているようです。
3箇所とも市内から遠く離れています…。
とりあえず一番上の検査機関を選択し、予約ページへGO!
このページでは、まだ日付の予約はできません。
予約可能な日と予約可能な残り人数が表示されます。
この時点だと向こう2日間だけ予約可能で、それ以降はおそらく日を跨ぐごとに順次予約可能になっていきます。
一番下までスクロールすると、お支払いボタンがあります。
検査費用は240元。(抗体検査は100元)
お支払い画面で、支払いをした後、予約の日を選択、必要情報を記入して予約完了!
予約が完了すると、携帯にもショートメッセージが送られてきます。
身分証を忘れないようにと念を押してくれています。
5月2日に予約をしましたが、中国の労働節と被っていたので、最速で労働節後の5月6日だったので、5月6日の予約を取りました。
予約日前日
予約日の前日に、携帯にリマインダーが送られてきました。
メッセージ内のURLを開くと、
予約内容、検体採取場所、予約番号、バーコード、QRコードが載っていて、さらに注意事項として下記の内容が書いてありました。
- 身分証またはパスポートを携帯すること
- 検体採取30分前は何も食べないこと
- 電子版のハンコ付きの結果報告が出る
- 領収書(発票)が必要な場合はカスタマーセンターに問合せ
さらに、他のページには予備のマスクを持っていき、採取が終わったらマスクを付け替えてくださいとか、手を消毒液で消毒してからその場を立ち去ってくださいとか書いてありました。徹底してますね。
予約日当日
私が選んだ検体採取場所はここ!
上海迪安医学检验所采样点
杨浦区翔殷路128号上海理工大学科技园区采样点
市内からめちゃめちゃ遠いです。1時間以上かかります。
まずは地下鉄に乗って、最寄り駅まで向かいます。
2番出口をでて、そのまま真っ直ぐ道沿いに少し歩くとバス停があり、そこから1駅バス(405/406/59/453/195路)に乗って翔殷路沙崗路で降り、そこから徒歩15分。
または、駅の周りにシェアリング自転車がたくさんあるので、自転車で15分程度で着きます。
着いた先は予想外の野外!
検査期間の建物内だと思い込んでいたので、住所通りナビを見てたどり着いた建物にいた警備員のおじさんに尋ねると、向かいの青いテントを指差し、「それだよ」と教えてくれました。
正直びっくりしたのと同時に、室内じゃなくてホットしました。なんとなく野外の方が通気も良いし安心。
しばらく並んでいると、検温され、必要な書類に記入します。
上海の健康码である随申码(緑じゃないと受けれません)と身分証も確認されます。パスポートは持っていってください!
書類に必要事項を記入し、記入が終わった人の列に並び直し順番を待ちます。
9時から営業開始だったので、9時すぎぐらいに着くように行ったのですが、すでに数人並んでいました。時間が経つごとに、どんどん人が増えてくるようだったので、早めに行くことをお勧めします。
左の写真のお支払いQRコードは当日支払い用。その下にある書類にも記入が必要です。
検査報告もWechatでQRコードをスキャンし、必要事項を入力するとスマホで見れるようです(身分証番号が必要なので、この機能は中国人のみ)
身分証を持っていない外人さんに対しては書類に記入したメールアドレスに、検査報告を送ってくれるとこのと。
私も外人さんなので、メールアドレスをはっきり分かり易く書くように言われ、もう一度書き直しました。
ちなみに検査結果は12〜24時間で出るとこのことで、5月6日の朝に行って、翌日の昼までにはメールが送られてくるとのことでした。
万が一送られてこない場合は、予約をした支付宝から問い合わせてくださいといわれましたが、支付宝を見てみたところ、問い合わせるところが見当たりませんでした。
その代わり、迪安诊断をWechatで検索してフォローすると「新冠检测」というボタンがあり、それを押すと「在线客服」というのがあったので、そこで問い合わせできそうです。(チャットの問い合わせは対応が遅すぎてイライラするので、お問い合わせ電話400−711−8000にかけることをお勧め)
並んだ列の先頭にきました。
ここで予約した内容と書類の内容を照合します。
咽頭ぬぐい液採取用の長い綿棒2本と検体を入れる容器を受け取ります。
やっと検体採取
さっき綿棒をもらった奥の部屋?テント?で検体採取となります。
検体採取時は流石に写真を撮れなかったですが、ここでも防護服の方が対応してくれます。
防護服の方にかなり近い位置に対面で座って、さっきの綿棒で喉の奥を拭い取られます。
アーっと声を出してくださいって言われますが、喉の奥すぎて声が出しづらく、咳込んでしまいました…。防護服の方に申し訳ない…。
割と並びましたが、検体採取自体はあっという間に終わり午前中には市内に戻って来れました。
一日後、結果発表!
24時間後には結果が送られてくるとのことなのに、待っても待っても送られてこない!
早速Wechatで迪安诊断の「在线客服」に問い合わせ。
待っても待っても対応してくれない!
対応してくれたと思ったら、既に結果は出てるだけしか教えてくれない!
本人確認してメールで送ってくれるだけでいいのに!
1時間半経っても全然対応してくれないので、諦めて電話してみることに。
電話はすぐに出てくれた。状況を説明すると、私が書いたメルアドが間違って登録されていた様子。mがwになってたみたい…。
昨日起こるだろうと予想していた事が、そのまま起きていた…。(やっぱりね…あるあるよね)
携帯の番号なら申し込み時に登録しているから、そこにDLするURLとか送ってくれる方がいいんじゃないの???と思ったけど、まぁしょうがない。
すぐにメルアド修正して送ってくれました。こんなことなら最初から電話で問い合わせれば良かった!
そんなこんなでやっと、けっかはっぴょーーーー!
送られてきたメールは迷惑メールボックスに入ってしまっていましたが、このようなPDFが添付されていました。
良かった!陰性だ!陰性じゃなかったら、こんなブログ書けてない(涙)
検査機関のハンコ付きの結果報告書が送られてきます。
これでやっと、子宮内筋腫の手術に進む事ができそうです。
良かった良かった👏