和名の発案者は上皇后さま!ニチリンダテハゼさん
和名 | ニチリンダテハゼ |
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学名 | Amblyeleotris randalli |
分類 | スズキ目 - ハゼ亜目 - ハゼ科 - ハゼ亜科 - ダテハゼ属 |
分布 | 琉球列島;西部太平洋 |
生息環境 | サンゴ礁域に生息。内湾的な環境の水深15〜50mにある崖の砂だまりに見られ、テッポウエビ類と共生。 |
体長 | 10cm程 |
特徴 | 第1背鰭は大きく、基底近くに眼状斑があるのが特徴。日本ではやや稀種。 |
和名の由来は?
第1背鰭の眼状斑が日輪(太陽の輪っか)のようだということから、上皇后さまが上皇さまに提案して、それがそのまま名前になったそうです。この鰭はいつも開いているわけではないので、シャッターチャンスが重要です。
さて、なんと名前の由来に天皇家と関わりがあるこのハゼですが、なぜかというと上皇さまは生物学者としても有名でして、特にハゼについて研究されています。
上皇さまが発見されて、学名にAkihitoの名前がついているお魚もいるです!
世界の海域、汽水域、淡水域に約189属、約1359種が棲息する。日本には107属、493種いて(『日本魚類館』参考)、最も繁栄している魚の一つである。
ミズタマハゼさんのときに書きましたが、ハゼの種類ってめっちゃいるので、研究は果てしなさそうです(遠い目)
同居人はニシキテッポウエビさん
以前紹介したヒレナガネジリンボウさんは主にコトブキテッポウエビとのシェアハウスでしたが、ニチリンダテハゼさんはニシキテッポウエビさんと住んでいることが多いようです。
ハゼとテッポウエビ類のWin-Winな共生関係についてはこちらの記事で!
英語名はRandall's prawn-goby
Randallを辞書で調べると、固有名詞:ランドール、 ランドル、 ランダルとでてきました。おそらくですが、Randall's prawn-gobyはランドールさんが見つけた、テッポウエビ類と共生するハゼということでしょう。ランドールさんはきっと有名な方なのかもしれません…。
中国語名は伦氏钝塘鳢
伦氏钝塘鳢(lún shì dùn táng lǐ)または兰道氏钝塘鳢(lán dào shì dùn táng lǐ)と呼ばれます。
伦氏または兰道氏は学名のrandalliがJohn E. Randall博士にちなんで付けられているので、博士の苗字の中国語名になります。钝塘鳢はダテハゼ属のお魚の意味になります。
その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Amblyeleotris randalli