成長に従って帯が1本に!ハマクマノミさん
クマノミ属全種に共通するが、卵を守るのは雄の役目。ゴミの掃除をしたり、胸鰭で新鮮な水を送ったり、甲斐甲斐しく卵の世話をする。雄は外敵の防御に当たるだけではなく、次の産卵に備えてエサを食べる。クマノミ属は雄から雌へ転換することで知られ、1つのイソギンチャクの中で、最大の個体が雌、2番目に大きい個体が雄となり繁殖に参加する。他の個体は繁殖には参加しない。
和名 | ハマクマノミ |
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学名 | Amphiprion frenatus |
分類 | スズキ目 - ベラ亜目 - スズメダイ科 - クマノミ亜科 - クマノミ属 |
分布 | 琉球列島;西部太平洋の熱帯域 |
生息環境 | サンゴ礁に生息するタマイタダキイソギンチャクと共生。クマノミ属の中では、気が強く、イソギンチャクから離れて泳ぐ。 |
体長 | 15cm程 |
特徴 | 産卵期の雌は、グッグッっと音を出しながら攻撃してくる。成長とともに黒味が増し、老成した大型な雌は全身がほとんど黒になる。頭部の横帯は、個体ごとに幅や形が異なり、ペアはこの帯で相手を見分けるとも言われる。幼魚には横帯が1本のものと、2~3本のものが見られるが、結局1本になる。 |
1ハマ、2クマ、3カクレだったんじゃ?
ハマクマノミの体長は大体12cmぐらい。
クマノミの覚え方として、体側の白の帯が1本だとハマクマノミ、2本だとクマノミ、3本だとカクレクマノミという覚え方が一般的にあります。
でもでもでもでも、ハマクマノミには帯が1本じゃないやつもいるのだ!
それは何故かと言うと、図鑑の説明の通りハマクマノミの幼魚時代は1~3本の帯があるやつがいて、2本以上あるやつにおいては、成長に従って最終的には1本になるという変化を遂げます。
しかもしかも、他のクマノミよりも濃い赤に近いオレンジ色をしていますが、濃くなりすぎちゃってもはや黒!ってやつもいます。大きくて黒いほうが雌です。
その他、クマノミの仲間の変わった習性などについてはこちらで詳しく説明していますので、是非どうぞ。
英語名はTomato clownfish
トマトのクマノミって言う意味ですね。トマトたるゆえんは、他のクマノミよりも濃い赤に近いオレンジ色だからでしょうか?
別名Oneband anemonefishとも呼ばれます。Onebandは1本の帯、anemonefishはクマノミですね。こっちの呼び名のほうが1ハマ、2クマ、3カクレと覚えている場合はピンときます。
中国語名は白条双锯鱼
白条双锯鱼(bái tiáo shuāng jù yú)と読みます。白条(白いラインの)双锯鱼(クマノミ属の仲間)という意味になります。
その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Amphiprion frenatus