Marine Life Log

海で見た魚をイラストで綴る、海の生き物ログ

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エチゼンクラゲの天敵!ウマヅラハギさん

ウマヅラハギ

和名 ウマヅラハギ
学名 Thamnaconus modestus
分類 フグ目 - カワハギ科 - ウマヅラハギ属
分布 北海道以南、南日本、八丈島琉球列島;朝鮮半島、中国、台湾
生息環境 沿岸からやや気合に生息。200m以浅に見られる。
体長 最大36cm、一般17.5cm
その他 体は灰色で、体側全部に斜行帯、中央と後部に暗色横斑があることが特徴。成魚は小さな群れを作ることが多い。甲殻類を始めとする小型底生生物を食べる。小さなものは大きな群れを作り、クラゲ類をよく食べる。
山溪ハンディ図鑑 改訂版 日本の海水魚
 

和名の由来は

顔が面長で、馬面をしているカワハギということから、ウマヅラハギとなりました。漢字では「馬面剥」と書きます。

雄と雌の見分け方

形と色で、雄と雌を見分けることができます。

形に関しては、横から見た場合、頭の輪郭が雌では直線状、雄は少し膨らみます。色については、雌は雄に比べて体色の青みが強いのが特徴です。

また、成魚には明瞭な斑紋はありませんが、幼魚は不規則な雲形の暗色斑があります。

求愛時は色が変わる!

求愛行動中は雌雄ともに体色が鮮やかな青色になるそうですが、放卵・放精後、急速に不鮮明になってしまうようです。

求愛の繁殖期に見られる体色は婚姻色と呼ばれ、繁殖期に活発に分泌される性ホルモンのはたらきで発現すると考えられていますが、ウマヅラハギのこの場合もそうなのかもしれませんね。

キビレハギとの見分け方

背鰭と臀鰭は青緑色をしていて、よく似ているキビレハギ(名前の通り鰭が黄色い)と区別することができます。また、体色が黄色っぽいのがキビレハギ黒っぽくてたまに雲上の模様があるのがウマヅラハギになります。

その他の見分け方として、眼の上の棘の位置で見分ける方法もあります。

  • 目の上のトゲの前端が瞳の真上だと、キビレハギ
  • 目の上のトゲの前端が瞳の真上よりも後ろだと、ウマヅラハギ

エチゼンクラゲの天敵

エチゼンクラゲは傘の直径が2mもある大型のクラゲとして知られていますが、クラゲの触手で魚が傷ついたり、重みで網が破れるなど、漁師さん達の被害は深刻なんだそうです。

2009年から2010年にかけて福井沿岸のエチゼンクラゲの大発生に伴って、ウマヅラハギも大量に発生したことがありました。

ウマヅラハギは集団でエチゼンクラゲを襲うことが知られていて、石川県のカワハギ漁の漁師がエチゼンクラゲをウマヅラハギ漁の餌として実験して効果が確認されたりしています。

釣り方はコマセでおびき寄せ

関東エリアでは外道扱いされることもあるウマヅラハギですが、西日本では専用の遊漁船も出ているほどの人気ターゲットなんだそうです。

仕掛けについては、こちらをご参照ください。

旬は肝が肥大する秋から春

1年を通して味の大きな差は感じられず、産地により旬に関しては諸説あります。

福岡県では産卵に向けて肝が膨らみ真子を持つ5月~6月が旬とされていますが、この時期に産卵のため比較的沿岸の浅いところに集まり漁獲量が増えるからと考えられます。産卵時期は真子に栄養が行くため、身自体はやや痩せてしまうので、身の旬とは言えないでしょう。

身が美味しいのは夏の終わりから秋にかけてで、晩秋から春にかけては肝が大きくなり、この寒い時期を旬とする考え方もある。

食べ方は刺身、鍋、煮つけ、唐揚げ、塩焼き、干ものなど様々な調理法があります。

詳しくはこちらでどうぞ。

英語名はBlack scraper

Black=黒い、scraper=こすったり削ったりするものと言う意味があり、ザラザラの皮に由来していると考えられます。

中国語名は绿鳍马面鲀

绿鳍马面鲀(lǜ qí mǎ miàn tún)とよみます。绿鳍=緑色の鰭の、马面鲀=ウマヅラハギという意味になります、

台湾では、短角單棘魨(duǎn jiǎo dān jí tún)と呼ばれます。

その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Thamnaconus modestus

意外と寝姿がカワイイ!カワハギさん

カワハギ

和名 カワハギ
学名 Stephanolepis cirrhifer
分類 フグ目 - カワハギ科 - カワハギ属
分布 北海道以南、伊豆諸島、九州;朝鮮半島、中国、台湾
生息環境 沿岸の100m以浅の砂泥に生息。岩礁域にも現れる普通種。砂地で倒立して砂を吹き飛ばし、砂中の餌を探す。小型甲殻類、ゴカイ類、貝類などを食べる。
体長 最大30cm
その他 体側に暗色の縦斑が多数あることが特徴。雄の背鰭軟条は長く伸びるが、メスは伸びない(イラストは雄)。
山溪ハンディ図鑑 改訂版 日本の海水魚
 

和名の由来は

カワハギは全身が固くてざらざらした皮膚に覆われていて、この皮膚が料理で捌くときに、すぐに剥がせることが名前の由来となっています。漢字では「皮剥」とかきます。

「バクチ」とも呼ばれますが、皮がすぐ剥がれる様子が、博打に負けて身ぐるみ剥がされるさまを連想させるためだ言うことです。

寝姿がカワイイ

地味めな魚なのでダイバー人気は低めですが、特に幼魚の寝姿がカワイイことで知られています。

大人のカワハギは岩の隙間や、穴に入って角を立てて、つっかえ棒にして寝る事が多いようですが、下の写真のようにカワハギ幼魚が海草に吸い付くようにして寝ている姿は、可愛さ満点です。

 
 
 
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斑点が濃くなったりする!

興奮色なんだと思いますが、実際にダイビング中に体色が変わるのを見たことあるのはキツネフエフキです。

カワハギの黒色斑紋は非常に変り易く、個体差というよりは心理状態に関係するものだそうです。斑紋の有無は魚の群内における地位をある程度示していて、色が濃いものほど優位なんだそうです。

また、警戒・威嚇など興奮状態のときにも色が濃くなるので、興奮色でもあるのだと思います。

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1. Aの段階
これは劣位魚subordinateの平常の状態で体色は明るい淡黄禍色を示し,同色の巻雲状のむらがみられるが,黒色斑絞はなく,ときに僅かな黒色斑点を認める程度である。暗色では多少黄色味が減少し灰褐色味を増すが,やはり黒色斑絞は現われない。なお,B,C,Dの状態の魚を棒でおどかすと急速にAとなる。背鰭棘および腹鰭棘は倒れ,尾鰭は開いていない。


2. Bの段階
これは優位魚dominantの平常状態に特徴的な斑絞で“優位魚の表示”とも呼べるものであった。黒色斑紋がはっきり現われ,背鰭棘と腹鰭棘は僅か立ち,尾鰭も多少開いてくる。劣位魚でも観察者が急に接近したり,他の魚の威嚇を受けたとき瞬時この程度の斑紋を呈することもあるが極めて稀であつた。斑紋の濃さは常時多少変動している。


3. Cの段階

優位魚が警戒したとき,あるいは他の魚を威嚇しようとするときに現われる。また網ですくいあげたときは優位魚,劣位魚ともこの段階になった。
黒褐色の斑点は前後につながり長い帯状を呈し同時に頭部の下側から腹部にかけて細かな斑点が散在して出現する。吻の先端部,背鰭基部および鰓蓋の外縁部を隈取る黒色帯は特徴的である。背鰭棘と腹鰭棘は多少立ち,尾鰭は開く。


4. Dの段階

Cがさらに進んだmelanophore拡大の極限と考えられ斗争中に見られる。各斑紋が更に濃くなり,背鰭棘と腹鰭棘は一段と立ち尾鰭を全開する。

出典:日本水産学会 
岡市友利・階久雄・橋本芳郎「カワハギおよびアミメハギの体色変化」J-STAGE
https://www.jstage.jst.go.jp/article/suisan1932/24/6-7/24_6-7_389/_pdf(参照2017-9-25)

クラゲがめっちゃ好き

カワハギ類はクラゲが大好きで、大量発生したクラゲの対処法として有効利用できることがわかっています。カワハギは 1 日当たり体重の 4.1-5.6 倍のエチゼンクラゲを摂餌することで、生きていけるそうです!

ちなみに、エチゼンクラゲは大型のクラゲとして知られています。

釣り人がハマっちゃうほど、釣るのが難しい!

ヒレの形でなんとなくわかりますが、カワハギは泳ぐのは早くないかわりに、ホバリング能力に長けています。

ホバリングしながら、水中で静止して捕食できるため、釣り人が気づかないうちにエサをとられてしまうことがよくあり、餌取り名人の異名を持ちます。

釣り方は投げ釣りと沖釣りがあるようです。

詳しい仕掛けはこちらにありますので、ご参照ください。

なかには、釣ってきたカワハギを飼育する方もいるようです。

旬は身と肝の2回ある

カワハギの旬は身の旬と肝の旬の2回あります。

身が美味しいのは夏の7〜8月、肝が美味しいのは冬の11〜1月とされます。

春から夏にかけて産卵を終え、体力が回復した夏のカワハギは身がしまり歯ごたえが楽しめます。 秋から冬には再び産卵のために栄養を溜め込み、肝臓の肥大とともに肝が美味しくなり冬の旬をむかえます。

食べ方はこちらに詳しく載っています。

英語名はThreadsail filefish

Threadsailはthread=糸状の、sail=帆で、filefishはカワハギの意味になります。fileは「やすり」の意味で、カワハギの皮膚がザラザラしていることに由来しています。

中国語名は丝背细鳞鲀

丝背细鳞鲀(sī bèi xì lín tún)と読みます。丝背=細い背中、细鳞=細かい鱗、鲀=フグという言う意味になります。

台湾では絲背冠鱗單棘魨(sī bèi guān lín dān jí tún)と呼ばれます。また、鹿角魚(lù jiǎo yú)とも呼ばれます。

その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Stephanolepis cirrhifer

外道だけど、味は美味!カゴカキダイさん

カゴカキダイ

和名 カゴカキダイ
学名 Microcanthus strigatus
分類 スズキ目 - スズキ亜目 - カゴカキダイ科 - カゴカキダイ
分布 南日本、琉球列島;中・西部太平洋の温・熱帯域
生息環境 岩礁域の浅所に生息し、波打ち際にも現れる。普通種。
体長 最大16cm
その他 カゴカキダイ科は、日本では本種1種のみ。以前はチョウチョウウオ科に分類されていたが、稚魚がチョウチョウウオの特徴である、トリクティス期を経ないため外された。
山溪ハンディ図鑑 改訂版 日本の海水魚
 

和名の由来は

後頭部から背ビレ起部にかけて急激に盛り上がる姿が、肩が異常に盛り上がった江戸時代の駕籠かき(籠を担いていたので肩がに盛り上がっている)に似ていることに因んでいるようです。 カゴカキダイ漢字で「駕篭担鯛」や「駕籠担鯛」と書きます。

学者さんによって分類が違う!

日本のお魚を網羅している日本産魚類検索 全種の同定」では、カキダイ科カゴカキダイとされていますが、Fishes of the World 第3版」 では、イスズミ科(Kyphosidae)のカゴカキダイ亜科(Microcanthinae)、カゴカキダイに分類されています。

いつもお世話になっているFishbaseBismalもイスズミ科とされていますが、日本語で調べた中ではカゴカキダイ科が多かったので、このブログではカゴカキダイ科を採用しています。

普通種ですが、過去にチョウチョウウオの仲間だと思われていたこともあり、まだまだ謎が多い魚なのかもしれません。

派手な見た目でダイバーに人気

釣りでは外道とされますが、熱帯魚のような派手な見た目のためダイバーには人気です。温帯域の沿岸部の岩場などに生息していて、国内では本州中部辺りより南で見られます。

人に懐つくし、飼いやすい

水温の変化にも強くあらゆる場面に対応できる魚なので、飼いやすく、とても人に懐くので海水魚飼育入門編のお魚として挙げられます。

慣れてくると手から餌を食べてくれるようになるみたいです。

飼い方はこちらをご参照ください。

磯釣りでは外道

磯釣りでは外道とされるカゴカキダイさん。防波堤釣りで他の魚と一緒によく釣れるようです。外道扱いされていますが、味はとても美味しいようですので、狙って釣るのもアリじゃないでしょうか?

釣り方はこちらに詳しく載っています!

お味はとっても美味らしいぞ

年中釣れるらしいですが、旬は秋から冬。3月くらいまで脂がのるとのことです。

刺身、塩焼き、煮つけ、ソテー、フライ、味噌汁など様々な調理法でもおいしくいただけます。釣れたらリリースせずに持ち帰って食べてみてはいかがでしょう。

英語名はStripey

Stripeyは縞模様のあるという意味になります。他にもシマシマの魚はいますが、どストレートな名前で呼ばれています。

中国語名は细刺鱼

细刺鱼(xì cì yú)と読みます。

台湾では柴魚(chái yú)、香港では花並(huā bìng)または斑馬蝶(bān mǎ dié)と呼ばれます。

斑馬はシマウマの意味になります。

その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Microcanthus strigatus

顔がシュッとしてるニシキアナゴさん

ニシキアナゴ

和名 ニシキアナゴ
学名 Gorgasia preclara
分類 カライワシ上目 - ウナギ目 - アナゴ科 - チンアナゴ亜科 - シンジュアナゴ属
分布 琉球列島、小笠原諸島;インド・太平洋
生息環境 珊瑚礁の水深18m~75mの砂底に生息。
体長 最大40cm
その他 チンアナゴ以上に敏感で、観察、撮影のために近づくのは難しい。稀種。チンアナゴよりやや小型、チンアナゴに比べやや深場を好む。
山溪ハンディ図鑑 改訂版 日本の海水魚
 

ニシキアナゴの和名の由来は

名前の由来は織物の「錦」のように華やかな色からきています。

漢字では錦穴子と書きます。

チンアナゴとの違い

体の模様が違うのは一目瞭然!なんですが、それ以外にも違いがあります。

顔つきが違う

チンアナゴさんチンアナゴ属→丸顔

ニシキアナゴさんはシンジュアナゴ属→シュッとした細長顔

生息している水深が違う

チンアナゴさん珊瑚礁水深約10m~50mの砂底
15m未満の水深でよくみられます。

ニシキアナゴさん珊瑚礁水深18m~75mの砂底
30mあたりにいることが多いです。

体型がちょっと違う

チンアナゴさんは直径約14mm

ニシキアナゴさんは直径約10mm

ニシキアナゴさんの方が少しほっそりしています。

その他、すみだ水族館のホームページによると、喧嘩の仕方も少し違うようです。

生態はチンアナゴさんと同じ

砂の中に潜り、顔を出してプランクトンを食べるなどの生態はチンアナゴさんと同じです。でもまだまだ、わかっていないことが多いのも事実です。

すみだ水族館が2014年に世界で初めてチンアナゴとニシキアナゴの産卵を動画で収めたことで話題になりました。

また、卵から孵化したばかりの稚魚が透明の木の葉のような形であるということがわかっていますが、それから成魚のチンアナゴになるまでの姿が謎のままだったりします。

チンアナゴの生態はこちらでどうぞ。

飼育も可能です

チンアナゴさん同様、水族館で人気者のにしきあなごさん。飼育は少し難しいようですが、お家でも飼育できるそうです。水族館でもチンアナゴと混泳しているので、おうちでも可能かと思います。

英語名はSplendid garden eel

Splendidは華麗な、garden eelはチンアナゴとなります。日本語では「ニシキ」が、Splendid(華麗な、立派な、素晴らしい)という表現で表されているのですね。

中国語名は横带园鳗

横带园鳗(héng dài yuán mán)と読みます。横带は横帯の、园鳗は英語のGarden-eelの部分直訳の花园鳗からきています。

その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Gorgasia preclara

11月11日はチンアナゴさんの日!

チンアナゴ

和名 チンアナゴ
学名 Heteroconger hassi
分類 カライワシ上目 - ウナギ目 - アナゴ科 - チンアナゴ亜科 - チンアナゴ
分布 南日本の太平洋岸、琉球列島、小笠原諸島;インド・太平洋
生息環境 珊瑚礁の水深約10m~50mの砂底に生息。群集していることが多い。
体長 最大40cm
その他 体側に2個の黒斑がある。流れの強い時は、餌を食べるために体を大きく穴から出すが、音に敏感ですぐに引っ込む。
山溪ハンディ図鑑 改訂版 日本の海水魚
 

11月11日はチンアナゴの日

すみだ水族館が人気者のチンアナゴをさらにアピールするために制定したそうです。

チンアナゴが砂から体を出しているのが「1」に似ていて、群れる修正があるので、1年で最も1が多い11月11日にしたそうです。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されています。

チンアナゴの和名の由来

チンアナゴのチンは顔が犬の狆(チン)に似ているということが由来です。平たい顔につぶらな目が似ているのでしょうかね。

漢字表記は「珍穴子」と書く場合もあります。

お腹の黒斑は実は…

身体の両側面に2つずつ黒斑があり、上側の黒斑にはエラと小さい胸鰭があります。

お腹の黒斑は多くの場合砂の中に隠れています。普段見えないこのお腹の黒斑は実は肛門で、排泄時にはこの部分が巣穴の外にでるまで身体を伸ばします。

幼魚は真っ黒

成魚は白地に黒の斑点ですが、幼魚時代は全身真っ黒です。

残念ながら、私はまだ見たことありません。

みんな同じ方向を向いている

チンアナゴの群れはみんな同じ方向を向いています。

潮の流れが早い場所を好み、海流に乗ってくる動物プランクトンを食べて生活しています。効率よく餌を食べるため、みんな水が流れてくる方向を向いています。

砂なのに巣穴は崩れない?

砂底にいつも潜んでいるチンアナゴさんですが、砂だと穴がすぐ崩れてしまうのでは?と考える人もいるかもしれません。

実はチンアナゴさんには穴が崩れるのを防ぐ機能が備わっていて、皮膚から出る粘液で、穴が崩れないように固めていると言われています。

魚の粘液は本来、生体防御のために使われることが多いですが、チンアナゴのように巣穴を固める用途に使うのは珍しいそうです。

おそらく穴が固まっているから、出たり入ったり自由にできるんですね。

ずっと同じ穴にいるの?

実はそんなことはなく、夜間に穴を移動したりするようです。他のアナゴの仲間と違って夜間は巣穴の中で眠っているのですが、移動する時は昼ではなく、夜間のようです。

新しい場所に到着すると、尻尾を使って身体の2.5倍ほどの長さの穴を掘ります。尻尾が硬くなっているため、するすると穴を掘ることができるようです。

飼育も可能です

水族館で人気者のチンアナゴでさんは飼育は少し難しいようですが、お家でも飼育できるそうです。

英語名はSpotted garden-eel

Spottedは斑点がある、garden-eelはチンアナゴとなります。Gardenはたくさん群れているので、庭に生える草のようだからでしょうか?Eelのみだとウナギの意味になります。

中国語名は花园鳗

花园鳗(huā yuán mán)と読みます。英語のGarden-eelの部分がそのまま中国語訳になっていて、Garden(=花园、日本語は庭の意味)eel(=鳗、日本語はウナギの意味)となります。

哈氏异康吉鳗(hā shì yì kāng jí mán)という呼び名は、学名をそのまま中国語に訳した名前ですが、普段は使われないです。

その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Heteroconger hassi

上海海洋水族館に行ってきた!

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上海海洋水族館

上海のランドマーク、東方明珠タワーのすぐ下!

上海海洋水族館はかなりロケーションのいいところにあり、地下鉄2号線の陆家嘴から歩いてすぐです。

コロナの時期なので、一部のサービスはやってませんでした。

上海海洋水族館

 上海市陆家嘴环路1388
 +86-21-58779988
 9:00〜18:00、9:00〜21:00(7、8月)

チケットの買い方

直接窓口で買うことが可能です。

お値段は160元。子供さんは110元。(身長1m以下は無料)

Wechatの公式アカウントでも購入可能ですが、一人1枚しか買えません。

ご家族で行かれる場合は、直接買ったほうがいいかもしれません。

コロナの時期なので、上海ではどこでもそうですが、入場時は検温と「随申码(健康QRコード)」の確認があります。

世界のエリアごとに展示

ちゃんと撮れている写真が少ないので紹介しづらいのですが、文章でがんばりますw

中国ゾーン

長江の絶滅危惧種オオサンショウウオなど、淡水魚が目白押し。

南アメリカゾーン

アマゾンみたいな雨や雷の音で演出されていて薄暗い感じ。アマゾン川に生息する珍しいお魚がたくさんいます。

オーストラリアゾーン

3階からエスカレーターで2階に。水槽の中を通って行く造りになっています。

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エスカレーターを降りていきます

淡水魚がメインですが、ノコギリザメもいました。

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ノコギリザメちゃん活発に泳ぎ回ってました
アフリカゾーン

ナイル川コンゴ河、ビクトリア湖などに生息する淡水魚がいっぱいです。

見たこともない珍しいお魚やカラフルなお魚など色々います。

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色とりどりの淡水魚

エレファントノーズフィッシュという、象の鼻のような長い下顎を持った変わった魚がいました。微弱な電気を発し、レーダーのように障害物などを察知する事ができる変わったお魚です。アロワナ目に属する古代魚の一種らしいです。

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エレファントノーズフィッシュ
東南アジアゾーン

バンガイカーディナルフィッシュやスミレナガハナダイ、いつ見ても癒やされるチンアナゴ、ニシキアナゴなど、普段ダイビングでも見るおなじみのお魚がたくさんです。

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チンさんもニシキさんも元気にニョキニョキ
極地ゾーン

ここにはフンボルトペンギンやアザラシがいます。

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魚だけでなくペンギンやアザラシも
海岸ゾーン

タツノオトシゴやクラゲの水槽がたくさんあります。

この水族館のマスコットキャラがタツノオトシゴなので、どうやらタツノオトシゴが推しのようです。イバラタツがたくさんいました。

また、オーストラリア南部にしかいないウィーディーシードラゴンが展示されていました。オーストラリアはまだ行ったことがないので、興奮します。

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ウィーディーシードラゴンとイバラタツ

クラゲコーナーにはいくつかのクラゲが展示されています。

ミズクラゲの水槽は壁一面ぜーんぶミズクラゲ

四つ葉のクローバーに見えるのはミズクラゲの胃なんですが、たまに5つや6つあるやつもいるので、探してみましょう!

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壁一面にミズクラゲが漂っています
海底ゾーン

またエスカレーター下に降りていきますと、まずはエイが出迎えてくれます。

あんまり映りが良くないですが、イルカみたいな顔をしたエイが混ざっていました。

名前を調べたところナルトビエイだとわかりました。

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155m世界一長いトンネル水槽

更に奥に進むと、この水族館の目玉である155mのトンネル水槽へと繋がります。

シロワニ、シノノメサカタザメ、トラフザメ、オオテンジクザメ、ツマグロなどのサメが目白押し。その他にもギンガメアジ、アオウミガメ、ツバメウオなどいろいろな魚が沢山展示されています。

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155mのトンネル水槽

トンネル水槽の通路中央が動く歩道になっていて、とってもゆっくり動くので、まるでドリフトダイビングでゆっくり流されながら魚を見ている気分にもなります。

じっくり見たい場合は動く歩道を避けて、水槽側の普通の床に移動すればじっくり見れます。

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ギンガメアジやいろんなサメがたくさん

長いトンネルを抜けるとお土産屋さん

トンネルの先はお土産屋さんにつながっています。大したお土産は特にありませんが、驚いたのはコレ!

観光地でロゴ入りメダルを作れたりってのはよくありますが、これは3Dプリンタ

この水族館のマスコットのタツノオトシゴのキャラを作れるみたいです。

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全体的な感想

老舗の水族館ということもあり、少し施設は古くなっていますが、155mのトンネル水槽はやはり面白かったです。

しかし、ケアがちゃんとできていないのか、病気にかかっているようなお魚がちらほら…。飼育員さんちゃんとケアしてあげて!

【ポイントまとめ】中国のハワイ、海南・分界洲島でダイビング

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分界洲岛にはポイントが少ししかありません!

上の写真はダイビング用に作られた浮島で、器材一式を持って船に乗り、浮島まで行きダイビングする形式です。浮島には軽食とお湯が置いてありました。中国人は白湯が好きですねw

行き方と宿については、前回の記事にまとめていますので、ご参照ください。

今回は分界洲岛に2泊し、1日目は昼1・夜1、2日目は昼3ダイブで潜りました。

潜ったポイントは下記の3つの場所です。

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ポイントの位置

中国人は泳げない人が多く、基本的に網で囲まれていて、安全策が執られています。

島から浮島までは頻繁に船が出ています。

1. 远海

島からすぐなんですが、ポイント名は遠い海という意味ですw

最大深度5mの超初心者用のポイントで、体験ダイビングで潜る人が多いです。

観光のためだと思いますが、七福神や涅槃像など、めでたい感じの石像がたくさん沈められています。

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オヤビッチャロクセンスズメダイ、スズメダイ、フタスジリュウキュウスズメダイを見ました。

2. 堡礁区

1日目のナイトダイビングは港の向かいにある堡礁区で潜りました。

ポイントの位置の写真を拡大するとわかるかもしれませんが、ここも網で囲まれていて、その網を泳いで越えて潜ってきました。なかなか無い経験です(笑)

ガンガゼやナマコがたくさんいたほかに、ニセタカサゴチョウチョウウオ、ベニホンヤドカリ?、イシガニ?、オトヒメエビを見ました。

ビデオに出てきますが、途中でペットボトルを拾いました。

普段ゴミを拾った時は、そのまま手に持つかBCDのポケットに入れていますが、手が塞がってしまったり、BCDのポケットに入れたまま忘れがち…。

日本に帰国した時にゲットした海ゴミ収集袋が役に立ちました!

日本のNPOのOWSさんの海ゴミ取集袋がとても便利。
2000円寄付すると送っていただけます。

ゴミを拾っても両手フリーになるし、ゴミをBCDのポケットに入れたまま忘れることもなくなります!

画像をクリックするとOWSさんのページに飛びます。

3. 铁三

こちらは鉄三というポイント。船や飛行機、車などが沈んでいます。

最大深度は16mで、初心者から中級者向けだと思います。

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一番深場にある沈船の中には入ることもできて、なかなか面白いポイントです。

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船や車がいくつか沈んでいます

ここにはいろんな種類のお魚がいました。

見たお魚は、ニセタカサゴ、ハタタテダイ、トウアカクマノミクマノミ、オキゴンベ、コバンヒメジ、フタスジリュウキュウスズメダイ、ホンソメワケベラ、スズメダイ、ミツボシクロスズメダイ、ハクセンタマガシラ、モヨウフグ、サザナミフグ、ミナミハタンポ、モロコシハギ、ケブカヒメヨコバサミ?

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船の中には暗がりが好きなミナミハタンポ、トラックの中にはモロコシハギが
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コバンヒメジは可愛かったなぁ。クマノミとトウアカクマノミには威嚇されました(笑)

ビデオは1ダイブ1本にまとめました。クマノミの威嚇シーンや沈船内のミナミハタンポが印象的でした。

コロナじゃなければ、三亜でダイビングすることは無かったかもしれませんが、島は一通り必要な店はあって便利でしたし、ダイビングのポイントも石像や沈船があって、全体的に楽しい旅になりました。

【行き方と宿】中国のハワイ、海南・分界洲島でダイビング

中国のハワイ、海南

今回行った海南は中国のハワイと呼ばれて、大規模な免税店もあり、中国の南国リゾートとして有名です。

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実は今年の4月に広西省の涠洲岛でも潜りましたが、ダイビングの季節としてはよくない時期だったそうで、透明度が良くなく、サンゴの植え付けと浅い場所でのダイビングで終わってたので、特にブログに書いていませんでした…。涠洲岛はインスタ映えスポットがたくさんあり、いい所だったのですが…

分界洲島への行き方は?

三亜の凤凰机场から高鉄に乗り「陵水站」で降ります。所要時間36分、運賃は26元でやすくて早いです。予めCtripで予約しておくと便利です。

または、空港からの直行便は本数が少ないので、フライトの時間よっては、空港から「三亚站」まで行き、「三亚站」で乗り換えて「陵水站」にいく方法もあります。所要時間は乗り換え時間によります、運賃は30元で、さほど値段は変わりません。

空港からは、連絡橋で高鉄の駅とつながっていますので割と便利です。

陵水から分界洲島は?

陵水からは、まず車で分界洲岛售票处まで向かいます。所要時間は20分程度。

分界洲岛售票处で船のチケットをもらい、船に乗り込みます。船も15〜20分程度。

今回はダイビングショップに宿も船も車も手配してもらったので、自分で予約をしていないのですが、宿や船のチケットはWechatの公式アカウント「分界洲岛旅游区」で予約可能です。

また、Wechatの公式アカウントによると、シャトルバスも出ているようです。

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シャトルバス時刻表

分界洲島の宿

分界洲島は島自体が丸ごとリゾートアイランドで、宿は下記の2つがあります。

  • 分界洲岛海豚湾客栈
  • 分界洲岛海钓会所

1個目の方はバックパッカー用のような宿で、大人数の部屋がメインのようです。ちなみに、残念ながらこちらは外国人は泊まれません。

自動的に2個目の宿を選択することになりますが、島の上に行けば行くほど(眺めがいいほど)値段が高くなる傾向のようです。

船を降りてすぐのところにホテルのフロントがあり、チェックインしたらカートに乗って部屋まで案内されます。

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今回泊まった部屋(海岛观海别墅)

なかなか眺めがいい部屋でしたが、立て付けが悪かったり、インターホンが壊れていたりしました(笑)

部屋の外で待っているとカートは不定期に回ってきますが、待っても来ない時は部屋のインターホンで呼ぶことができます。ですが、今回の部屋の電話が壊れていたので、フロントで連絡がつく電話番号をもらって、携帯で連絡してカートを呼んでいました。

レストランなどは島のフロント付近に密集しているので、山を降りないと何もできないのが難点です。でも、そこまで不便に感じることはありませんでした。

夜は10時を過ぎると、営業しているレストランがほぼなくなります。また、夜10時以降はカートに乗るのにひとり10元かかります(車内でWechatか支付宝で払ったと記憶しています)。

朝ごはん付きの場合は、カートで下山して朝ご飯のレストランで食べることになります。ついていない場合は、確か68元払えば食べれます。中華メインで、あんまり大した感じはしないので、普通のお店に入って朝ごはんを食べた方がリーズナブルだと思いました。

島のアクティビティ

島が丸ごとリゾートアイランドなので、もちろんノンダイバーでも楽しめる施設やアクティビティがたくさんあります。

海洋劇場 

アシカのショーやイルカやアシカと触れ合うコーナーもあるようです

フライボード

水のジェット噴射で飛べるやつ

その他

水上自転車、水上アスレチック、ジェットボート、ヨット体験、バナナボート、ジェットスキー、パラセーリング、グラスボート、エイとツバメウオを見れる場所、海釣り、海底散歩、ハンモックエリア

また、夜8時ごろからキャンプファイヤー?みたいな、なぜかMCがいて歌ったり踊ったりするイベントがビーチで行われていました。

島の店

土産物、ファーストフードのDicos、ドリンクスタンド、海南名物の抱罗粉、レストラン、マッサージ屋など、最低限必要なものは大体あるので、部屋から下山すれば事足りました。

今回一緒に潜ったイントラさんが、ドライスーツで潜っていて、スーツの中に入れていたスマホをなぜだか海の中で取り出し、水没させてしまったのですが、携帯修理やSIMカード再発行できるお店は、残念ながら無いみたいでしたw

居心地良い島

国慶節だったので人は多かったですが、それを差し引いても居心地の良い島でした。コロナじゃなかったら、おそらくフィリピンに潜りに行ってたと思いますが、海南島でも十分満足!

ダイビングの欲求を満たすには、行って良かったと思います。

次はダイビングのポイントについてまとめます。

 

【かなり個人的】ダイバーあるある10選

今回も私見入りまくりのダイバーあるある10選をお届けします。

みんなのランキングさんのページでまとめさせていただいた内容を再編集しています。他のランキングもこちらより見れますので、よろしくお願いします!

SNSのアイコンがだいたい青い

だいたいダイバーはアイコンが青いので見分け辛い

水中での自撮り写真や、お魚の写真をSNSのアイコンにしている人が多いのではないでしょうか?

実際私の周りのダイバーはだいたいアイコンが青いです(笑)

私の場合はポーズに個性を出して見分けがつくようにしています。

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私のアイコン

つけてる時計はダイビングコンピューター

普段から腕時計代わりにつけています

私もそうですが、普段からダイビングコンピューターを身につけ、しれーっとダイバーアピールをかましてます。

分かる人にだけ分かる、さりげないアピールです(笑)

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普段からつけてさりげなく主張

なんだかわからない写真がある

多分何かを撮ったはず

ダイビングの際中に何かの生物を見つけ、写真を撮ったはずなんですが…。

陸に上がってカメラの写真を整理していると、魚がうまく擬態しているわけでもなく、被写体が一体なんだったのか、さっぱりわからない写真が混ざっていることがよくあります(笑)

その時は躊躇なくメモリから消していきますw

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何撮ったんだろ??

イントラさんが教えてくれた生き物が見つけられない

何故か見つからないんです

視野が狭いのか、私にはかなりあるあるなのですが、イントラさんが指差して教えてくれた生き物が、いったいどこにいるのかよくわからない時があります。

一応「おぉ!」っていう表情で返すのですが、見つけられてません。
カメラを向けて写真を撮ってみたりしますが、自分には見つけられてないので何を撮ったかもわかってません…。

他の人の邪魔になってもいけないので、自分ではどこにいるのかよくわからないので、割とすぐ諦めることがあります…。せっかく教えてくれたのに、イントラさんごめんなさい💦

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まじで多々あります(笑)

一緒に泳いでる魚が美味しそう

特にアジとかイワシとかの光物

美味しそうだなぁと思ったことないですか?ありますよね?w

アジとかイワシの光物の大群が泳いでたら、今私が口を開けたら入ってこないかなとか。
あのお魚美味しそうだなぁ、唐揚げか煮付けかどう調理したら美味しいのかなぁとかw

美味しそうな魚を見ると、つい想像してしまいます。

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想像しちゃいますよね?

陸でもハンドシグナルで伝えようとする

これもあるあるかな?

お酒に酔っ払って気持ち悪い時など、掌をパタパタさせて「大丈夫じゃない」という意味のハンドシグナルをしたりってのは、あるあるかなとおもいます。

バディと一緒に行動する、注目、寒いなどの陸の上でも使えるサインは、無意識に陸でも使っている気がします。

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陸でハンドサインやらないかな??

水族館に行くのがより楽しい

実際にダイビングで見た魚を見ると嬉しい

水族館でダイビングで実際に見た魚をみると、何故か嬉しくなります。

ダイビングを始めると自然と魚の知識がついてきて、太平洋にいない魚や幼魚、レアな魚などを見ると、いままでよりも感動が大きくなります。

ちなみに私は紅海に生息しているニザダイの仲間を水族館で見つけ、一人で興奮していました。

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紅海のニザダイで興奮しました

海は一つでつながっている

送別の言葉あるある

ダイバー同士の送別の言葉で、あるあるだと思うのが、
「海は一つでつながっているから、またどこかの海で会いましょう!」じゃないかと思います。

実際どこかの海でまた会えるかもしれませんしね。

海の上で知り合った人と、また一緒に潜りに行こう!なんてこともあるので、ダイバーはみんな海でつながっているのだと思います。

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海は繋がってます!

スッピンに耐えられるように対策

まつエクや眉ティントで誰だか分かるように

環境によくないし、しかも油分でマスクが曇るので、化粧して潜ることはよくないんです。

そのため女性ダイバーはまつエクなどして、スッピンに耐えられるように工夫しています。

わたしもダイビングに行く前にまつエクしますし、眉毛はティントで数日間染まるやつで対策しています。また、余談ですが日焼け止めもサンゴに優しい日焼け止めを使うようにしています。

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まつ毛と眉毛があれば、なんとか個体識別できますw

水中で躊躇なくおしっこできる

自前のウエットスーツに限ってですが

水中で催した時は、ウエットスーツを脱ぐのは難しいので、そのまま水中で済ませちゃったりしています。

もちろん周りをよく確認し、隊列の後ろの方に回り、近くに人がいない状況で。

レンタルのスーツだと、かなり怒られますので、絶対ダメです。

なお、サメがいる地域ではサメが反応するかもしれないので、気をつけましょう。

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水中で我慢するのは、逆に良くないらしいです

皆さんはどうでしょうか?

思いついたあるある10個あげてみました。
ほかにも周りのダイバーから、こんな意見もありました!

陸でも写真を撮るときは、息を止めてしまう。
何枚も撮る場合は苦しくて仕方がないですね(笑)

エグジットした後の天気の方が、いい天気な気がする。
気持ちの問題もあるかも?

着替えのパンツを忘れてしまう。Σ(゚д゚lll)
男性はあるあるなのかな?

他にもこんなのあるよぉって言うのがあったら、是非教えて欲しいですヽ(*´∀`)/

実はマダイより美味!レア魚のタイワンダイさん

タイワンタイ

和名 タイワンダイ
学名 Argyrops bleekeri
分類 スズキ目 - スズキ亜目 - タイ科 - タイワンダイ属
分布 高知県琉球列島~南シナ海。日本から東南アジア。インド洋東部からも見つかっている。
生息環境 底生魚でやや深い砂底に生息する。水深30〜200mに生息。成魚は沖合いに生息するが、幼魚は内湾でもみられる。
体長 最大40cm
その他 肉食性で、甲殻類や軟体動物、小魚を食べます。マダイなどに比べると体高があり、背鰭前方の数棘は糸状に伸びる。幼魚では頭部から体側にかけ6本以上の横帯がある。臀鰭軟条数は8であることで同じく背鰭の棘条が伸びるチダイおよびヒレコダイ(これらでは9)と区別できる。釣りなどで漁獲されほかのタイ科魚類と同様に食用になる。タイワンダイ属魚類は分類学的再検討がすすめられているところであるようだ。

和名の由来は

名前にタイワンと地名が入っていますが、台湾で学術的に最初に発見された種であることから名前に地名が入れられていると考えられています。

読んで字の如く、台湾のタイです。

背鰭がヤンチャな形

背鰭の2番目の棘から5本ほどが長く発達して、モヒカンのような?ヤンチャな背鰭のタイワンダイ さんです。日本では主に鹿児島や沖縄などに生息しています。

幼魚では頭部から体側にかけ6本以上の横帯があり、成長とともに薄くなっていきます。

お味の方は

日本では稀な魚ですが、食味はマダイにも勝ると言われています。

旬は冬から春で、上品な白身で脂が多く、鮮度の良いものなら刺身にするのがおすすめらしいです。

詳しい食味レビューはこちらにて。

英語名はTaiwan Tai

なんと英語はTaiwan Tai!台湾のタイ!そのまま!

台湾語でタイのことタイって言うのでしょうか??台湾語は詳しくないので、謎です。

中国語名は四长棘鲷

四长棘鲷(sì zhǎng jí diāo)と読みます。四长棘は4本の長いトゲ、鲷はタイです。

背鰭の長い鰭条は大体5ほどなのですが、中国語だと4本のようですね。

また、台湾では 布氏長棘鯛(bù shì zhǎng jí diāo)と呼ばれます。布氏は学名についているbleekeriからきています。bleekeriはオランダの魚類学者ピーター・ブリーカー(Pieter Bleeker)さんの名前に因んでいます。

と言うわけで、直訳するとブリーカーさんの長い棘のタイになります。

その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Argyrops bleekeri

長年学名がなかった!キビレアカレンコさん

キビレアカレンコ

和名 キビレアカレンコ
学名 Dentex abei
分類 スズキ目 - スズキ亜目 - タイ科 - キダイ属
分布 奄美諸島以南の琉球列島、小笠原諸島。フィリピン。
生息環境 水深50~150mの島棚、岩礁域に生息。
体長 最大30.7 cm 
その他 歯は円錐歯のみであり、体色は黄色っぽい。鰭はその名の通り黄色く、特に背鰭と臀鰭で濃い。側線上方の背鰭棘条部中央下横列鱗数は4.5枚で側線鱗数は48~50枚。甲殻類、多毛類、軟体動物などを食べるものと思われる。

和名の由来は

学名が付いてないアカレンコと呼ばれる小笠原周辺で取れる魚と比べ、鰭が黄色いことが由来か?と考えられます。

アカレンコは、もしかするとキビレアカレンコと同じ種の可能性が高いと言われていますが、今のところ不明です。

長い間、Dentex sp.とされ学名がなかったのですが(「sp.」は、種小名が未決定または不明の場合の表記法)、魚類学者3名の連名で新種として記載され、2007年3月に新種Dentex abeiとして論文に記載されました。種小名のabeiは、キビレアカレンコのことを認識していた故阿部宗明博士にちなんで付けられています。

琉球列島周辺で獲れます

奄美諸島以南の琉球列島周辺に分布し、主に一本釣りで漁獲されます。

沖縄で「タイ」というとキビレアカレンコかタイワンダイであることが多いようです。

また、沖縄でもあまり使わない方言のようですが、フカヤーマジクまたはタイグヮーという呼び名があるそうです。

キダイに似ています

キビレアカレンコは下記の特徴でキダイと区別できます。

  • 背鰭軟条部の鰭膜が濃い黄色
  • 本州、四国、九州では獲れない

お味はとても美味しいみたいです

ぼうずコンニャクさんの食味レビューによると、5つ星の非常に美味の評価がついています。塩焼き、皮霜造り、酢じめ、鍋、、酒蒸し、煮つけ、天ぷらで美味しくいただけるようです。外道として釣れるようですので、釣れたら食べてみたいですね。

英語名はYellowfin seabream

Yellowfinは黄色い鰭のseabreamはタイ科の海水魚の意味になります。

日本語でもキビレとなっていて、やはり黄色い鰭が特徴なんですね。

中国語名は阿部牙鲷

阿部牙鲷(ā bù yá diāo)と読みます。阿部は阿部さん、牙鲷はキダイ属のお魚です。

中国語では学名をそのまま中国語訳された呼び名になっているようです。

マダイとそっくり!チダイさん

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和名 チダイ
学名 Evynnis tumifrons
分類 スズキ目 - スズキ亜目 - タイ科 - チダイ属
分布 琉球列島をのぞく北海道南部以南、東シナ海朝鮮半島南部。沿岸浅所~深所の岩礁域にすむ。
生息環境 幼魚は沿岸域の砂泥底や粗砂底に生息し、水深が5m以浅のごく浅い水域へも進出してくることがある。成魚はやや深い岩礁域やその周りの砂底、砂泥底などに生息する。甲殻類、多毛類、軟体動物などを食べる。
体長 最大35cm、一般20cm
その他 その他 見た目も食味もマダイとほとんど変わらないため、最近はJAS法などが改正されてうるさくなったが、かつてはマダイと称して鮮魚店などで売られていることは珍しくなかった。

和名の由来は

漢字で書くと「血鯛」となり、鰓蓋の後縁が血がにじんだように赤いのが由来とされています。

また、学名の”tumeo”=ふくれる+”fronts”=額、顔については、雄の老成魚のおでこの部分が張り出してくる事が語源になっています。

別名の「ハナダイ」も鼻(鼻というよりおでこですが)が張り出ているので「鼻鯛」と言われている他、華やかな外見と桜が咲くころから釣れ始める事から「花鯛」という説もあリます。

余談ですが、ダイビングだとハナダイといばキンギョハナダイを思い出しちゃいます。

また、チコと呼ぶのは「小さい(ちいさい)魚」の意味合いで、産卵期におでこが出たものをデコと呼ぶようです。

 

マダイとの違い

チダイさんもマダイさんと同じように瑠璃色の斑点がありとてもそっくりです。

見分け方は、チダイの和名の由来となっている鰓蓋の縁が血のように赤いことと、マダイのように尾鰭の後ろ側の縁が黒くないことで区別が可能です。また、背鰭の第3・4条が糸状が長く伸びることでも見分けられます。

チダイとマダイは女性と男性によく例えられ、チダイは成魚でも体長35㎝、体重は1㎏程度で、一方マダイは全長1m程まで成長し10㎏を超す大魚となります。

チダイの生態

主に甲殻類や多毛類、軟体動物などを食べ、やや沖合いの岩礁域や周辺の底層に生息してます。マダイよりも温水を好み、冬場は深場に移動します。

産卵期は北にいくほど早く、秋田県山形県では7月から10月、九州西海岸では9月から11月頃で、旬の時期も同様に変化します。

卵は油球1個をもつ分離浮遊卵で、卵径は0.9~1.1mm。水温20℃では2日前後で孵化し、孵化した稚魚は内湾の藻場、幼魚は沿岸の砂泥底や砂底で過ごし、11年で13cm前後にまで成長します。

成長すると水深60m~80mの深い場所に移動します。群れをつくる習性があり、海底付近にかなりの数でまとまって生活しています。また、マダイと同じで性転換します。

釣り方は?

こちらのページによると、チダイのベストシーズンは5〜7月、10〜11月だそうで、丁度これからがベストのようですね。

やや沖合いの岩礁と砂礫の境に棲息する低層遊泳魚であるため、沖釣りで狙うのが一般的な釣り方なんだそうです。

仕掛けに関しては、下記のリンクを見てみてください。

旬は一般的に春~初夏

春から夏まで脂がのっているそうです。お刺身、塩焼き、煮つけ、鯛めし、唐揚げなど、いろいろな調理法で美味しくいただけます。

チダイは見た感じや味などもマダイと似ているので、食材としてはマダイの代用品として使用されます。

詳しい調理法などは、こちらをご覧ください。

英語名はCrimson seabream

Crimsonは真紅の、seabreamはタイ科の海水魚の意味になります。

真紅ってほど真っ赤ではないですけどね。英語ではこうなるようです。

中国語は血犁齿鲷

血犁齿鲷(xuè lí chǐ diāo)と読みます。血は日本語と同じ、犁齿鲷はチダイ属のお魚の意味になります。

ちなみに台湾での呼び名は黃鋤齒鯛(huáng chú chǐ diāo)になります。

その他、色んな国での呼び名はこちらをどうぞ!
Common Names List - Dentex tumifrons

World cleanup day 2020に参加してきた

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9月19日はWorld cleanup day 2020でした!

今私が住んでいる中国でも仁渡海洋というNPOが、海のゴミ拾いを定期的に開催しているので、また行って来ました。

上海ディズニーよりも遠い場所

場所は前回の世界海洋デーと同じ。南汇の海沿いでゴミ拾いです。

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南汇の海沿い

満潮時はバスが止まっている写真の土手まで水位が上がるそうですが、ゴミ拾いの時間は干潮で、かなり遠浅でした。

土手に上がって、ゴミ拾い開始

たまに出現するちっさな蟹に癒されたり、カエルに驚いたりしながら、ゴミ拾い開始

前回私が参加した世界海洋デーのゴミ拾いでは、漁業に使われる大きな発泡スチロールのブイが多かったのですが、今回は漁網がたくさん。

土手のコンクリートに引っかかってなかなか取れないものもあり、今回もなかなかの汗をかきました。

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ちっちゃな蟹を横目にゴミ拾い

成果を記録!

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重さを測って記録!

今回の参加人数は43人、集まったゴミの重さは280kg!

ご家族で参加していた方や小学校のクラス、欧米ダイバーサークルなど、いろいろな方が参加されていました。

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ゴミ拾いの後は記念撮影

最後はオーガナイズしてくれている仁渡海洋のボランティアスタッフが呼んでくれている、ゴミ収集車にゴミを集めてもらい、今回の海ゴミ拾いは終わりです。

微々たる力しかお貸しできませんが、海を愛する人たちにこの活動が広がって行ったらいいなと思います。

海を愛するからこそ、海に恩返しを。

また上海でPCR検査を受けてきた

 こちらは前回の内容です。

 今回は左胸に良性の腫瘍が見つかり、ほっといて経過観察、または手術で取るの2択ということで、手術になりました。

前回は術前検査のCTスキャンで、持病の喘息が怪しまれPCR検査が必要でした。

今回は前回と同じ病院なのですが、付添いの人も手術を受ける人もPCR検査が検査が必要でした。

今は前よりも、もっとお手軽

以前は市内の指定の場所が少なく、値段も240元でしたが、今現在では病院の中にPCR検査所が設けられ120元でうけることができました。

予約もいらないし、前回よりもかなりお手軽に受けることができました。

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国际和平妇幼保健院の場合ですが、診察券を持っている場合、自動の機械でお支払いを済ませてから、院内のPCR検査所で検査します。 

検査法は前と同じで、被験者のシールを貼った試験管を渡され、検査員に試験管を渡し、喉の奥に長い綿棒を突っ込まれる方式でした。

試験管に貼られたシールには、翌日の午後3時以降に結果を調べに来いと書いてありました。

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検査所にフローチャートが貼ってありました。

これによると、自動の機械で検査結果をプリントアウトするようです。

翌日結果がでます

翌日手術だったので、午前中の早い時間に病院の機械に診察券のカードを通し、プリントアウトしてみたら、すでに結果が出ていました。午後3時以降じゃなくても行けるようです。

結果はもちろん陰性でした!

無事左胸の手術も終わり、今は1週間お風呂に入れず、サラシを巻いた生活。

早くお風呂に入りたいです。・゚・(ノД`)・゚・。

釣り人にはレンコダイと呼ばれる、キダイさん

キダイ

和名 キダイ
学名 Dentex hypselosomus
分類 スズキ目 - スズキ亜目 - タイ科 - キダイ属
分布 琉球列島をのぞく南日本。朝鮮半島南部、東シナ海、台湾。大陸棚縁辺域
生息環境 水深50~200mの沖合いの砂礫底に生息する。甲殻類、多毛類、軟体動物などを食べる。
体長 最大30.6 cm
その他 その他 産卵期は初夏と秋の2回とされ、クロダイ属魚類のように雌雄同体の両性魚であり、雄と機能した後に雌へ性転換を行う事例が知られている。しかし、本来は雌雄異体であるという説もある。
マダイと同じような食味であるが、マダイよりも安価であるため、正月でのお頭付きのタイの塩焼きとして代用されていることも多い。

和名の由来

キダイは漢字で書くと「黄鯛」で、目から鼻孔・上顎にかけてが黄色であり、体側背部に黄色斑が3つあることが由来となっています。マダイのような体側の青い小斑点はありません。

また、レンコダイは漢字で書くと「連子鯛」で、延縄で次々と連なって漁獲される様に由来しています。

性転換します

キダイは機能的な雌雄同体で、雌から雄への性転換を行うことが知られています。

しかし、性成熟に達する満3才で、約20%の雌が存在しているそうです。キダイの精巣は未熟な卵巣が精巣へと転換するそうで、機能的な雌雄同体とされるキダイにおいても、マダイやチダイのような幼時雌雄同体性が見られるということです。

臼歯がありません

マダイには臼歯があると先日の記事でお伝えしましたが、キダイ及びその近縁種の歯は全て円錐状に尖り、臼歯がないそうです!臼歯がないことで他のタイ科のお魚特別できます。

いろんな名前で呼ばれます

生鮮魚介類として流通する場合などにはレンコダイ(連子鯛)の名称も用いられ、また、単にレンコとも呼ばれます。

釣り人や漁業関係者にはレンコダイの方が通用しやすいそうです。

このほか地方名としてハナオレダイ(九州西部・東京)、コダイ(高知・九州南部)、メンコダイ(愛媛)、バジロ(中国地方)、ベンコダイ、アカメ、ハジロ、バンジロ、メッキなどと呼ばれます。

バンジロは、漢字では「飯代」。昔は米の飯は高価であり、一度にたくさん獲れるキダイをご飯の代わりにした、というのが由来であると言われています。

沖釣りで釣れます

キダイは房総半島以南から南西諸島を除く西日本に分布しています。

キダイを狙って釣る人は少数で、マダイ、アマダイ、イトヨリダイ、ヒラメなど沖合いの底ものの外道として釣れることが多いようです。

甲殻類が好きなので、餌はオキアミや冷凍エビなどを使用しましょう。

仕掛けについては下記で詳しく紹介されていますので、どうぞ。

マダイの代用品として重宝

マダイよりもサイズが小さく、価格も安い上に、産卵前の旬の味はマダイにも匹敵するということで重宝されています。

お食い初めの鯛としても利用されます。

塩焼き、刺身、潮汁、煮つけ、唐揚げなどどんな調理法でも美味しく食べられます。

詳しい調理法などは、こちらをご覧ください。

英語名はYellowback seabream

Yellowbackは背中が黄色の、seabreamはタイ科の海水魚の意味になります。

英語でも背中が黄色いところが採用されてますね。

中国語名は黄背牙鯛

中国大陸のソースでは中国語名が見つかりませんでしたが、台湾の魚類データベースで見つかりました。読み方は、黄背牙鯛(huáng bèi yá diāo)となります。

こちらも黄背は黄色い背中の、牙鯛はキダイ属のお魚になります。